猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

秋の夜バラを想う

2009-09-30 22:12:45 | Weblog
■寝床で雨音を聞きながら鉢植えのバラを思った。
ここにきて急にハダニが発生して、バラの葉が落ちてしまった。
雨にあまりあてたくはない。
夜中に起きてゴソゴソ鉢を取り込むのも近所迷惑。
なにか憂鬱な秋の長雨の季節。

■イングリッシュ・ミスが雨を含んでうなだれている。
みずみずしく滴るバラの露。

■シルキーなピンク色の花弁がやさしく、うつむきかげんに咲いているナエマ。

■アイスバーグの透明感のある白い花弁は、ひんやりとした雰囲気をまわりに漂わせている。

■幾重にも重なった花弁が、あれほど華やかかに咲き誇っていたバラが、いま凋落のときを迎えようとしている。

■つぼみたちがこぼれそうな香りを包み膨らみかけている。
枯れていくもの、これから開花するもの、
つぼみから散るまでバラはいくつもの美しさを見せてくれる。
バラのつぼみから開花、そして落花。
かわりゆく生成から枯れるまで。……をつぶさに眺められるのも園芸家の特権なのだろうが。
秋のこの季節はつい感傷的になるのをいなめない。

     イングリッシュミス
       

       

       

       

       

     ナエマ
       

       

       

       

     アイスバーグ
       

       

       

              



       お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。


母猫の優しいまなざし/リルケのバラ

2009-09-27 20:59:00 | Weblog
あのかわいそうな猫にまた出会いました。(「悲しい話」2008-11-13)
こんどはとても幸せそうなので安心しました。
写真のように、黒と黒白のブチの二匹の子猫を育てていました。
家の狭間にあるささやかな空き地。
雑草が生い茂っていい隠れがになっているようです。
草むらの中で飛び跳ねてじゃれている子猫を眺めている母猫の、なんと優しいまなざしでしょう。

       

       

       

       

       

リルケのバラ
高くのびすぎたので咲いていたのに気づかずにいた。
すっかり開ききって黄色いシベを覗かせていた。
切って食卓へ。
あたり一面香りの洪水。
なんと馨しい匂い。
 
       

         

       お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。

   

どんぐり・秋の月/アンジェラ

2009-09-25 20:46:07 | Weblog
バランスを失った。
危うく倒れそうなわたしを、いつも隣にいる夫が支えてくれた。
靴底でなにか丸いものを踏みつけた。
いつもの木島堀の散歩道でのことだった。
「どんぐりよね」
わたしは夫に話しかけながらカメラを取り出した。

       

       

       

川べりには樹木が植えられている。
先日は青いどんぐりの実が落ちていた。
気がついてみたらみごとに茶色になっていた。
つやつやとして茶色のどんぐりは深まりゆく秋を感じさせる。

プランタンで栽培したルッコラ。
新鮮な取立ての緑の恩恵にあずかった。
「家庭菜園はじめましょうか」と言ったら夫に笑われた。
「これ以上忙しくなったら大変だよ」と夫。

       

庭のバラ
     アンジェラ
       


     お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。


秋の野を歩く/庭のバラ

2009-09-22 21:32:19 | Weblog
市街からちょっと車を走らせる。自然がそのまま残っている素朴な農村地帯になる。
川底の石、泳ぐ小さな魚も透きとおって見える清流が流れている。
河原では何組かの人々がバーベキューを楽しんでいる。
……、テントを準備している人。
炭をおこすのに苦心している人。
家族連れは川遊びに余念がない。
子供たちは水の中を歩いたり、小石を川に投げたり、網で魚をとって遊んでいる。

わたしと夫は河原から聞こえてくる歓声を背中に受けて歩き出す。
まだ稲刈りのすんでいない田。光、波打つ稲穂がまぶしい。
刈り取のすんでいる田。切り株の合間に、黒い土がのぞいている。
その対比がおもしろい。
畦道のところどころに群生している真っ赤な彼岸花を眺めながら歩をすすめる。

              

稲穂に群がっていたスズメがわたしたちの気配に一斉に飛び立つ。
黄金色の田の脇に水路がある。
水音がいっそう涼感を誘う。
あたりは静まり返っている。
稲穂の波頭のさきには山々が静かに横たわっている。
厳粛な感じだ。

       

       

休耕地にコスモスを植えたのか、風にピンクや白の可憐な花々がゆれていた。

       

空には飛行機雲。

       

のどかなシルバーウィークの午後でした。

庭のばらたち。

     シャリファ・アスマ
       

     アプリコット
       

     アブレヒト・デューラーローズ
        



     お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。





バラの香り/アイスバーグetc

2009-09-21 23:03:33 | Weblog
窓をあけると秋風が吹きこんできた。
風にはバラの香りがのっていた。
仕事でつかれた頭をやさしくもみほぐしてくれた。

今日の庭のバラたち。

     アイスバーグ(FL)
       

       

       
        
     フレグラント アプリコット(FL)
       

     アルブレヒト デューラーローズ(HT)
       

     ディンティベス
       

       

       

     フレンチレース(FL)
       

       

     お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。


       

秋のバラ/シャリファ・アスマ:ディンティベス:イントゥリーグ

2009-09-19 00:52:00 | Weblog
     
      朝バラたちの様子をみながら水をあげる。
      やわらかい光がバラにさしこみ、花びらや葉が明るく透けて輝いている。
      わたしの身のまわりは静けさがただよう。
      ときおり木の葉のさざめきを風がはこんでくる。

      (F) イントゥリーグ
      16日に開花、涼しくなったのでゆっくり咲いてくれてうれしい。
      静かに輝くバラ。

          

          

          

          

          

      ディンティベス
      甘くほのかな香りのよどみのなかでわたしは身をゆだねる。

          


      (ER) シャリファ・アスマ
      可愛いカップ咲きの花は咲き進むにつれてロゼット咲きに変化する。

      ふっくらふくらんで愛らしい。

          

      内側には折り重なった無数の花びら。
      そよ風にバラは微かに花びらの縁をふるわせる。

          

          

          

          

      こんな小さな蕾が大きな花に変身

          


     お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。




外猫チビの来訪/イントゥリーグ(F)

2009-09-16 23:35:44 | Weblog
■庭で猫のかすれた鳴き声がする。あわててサンダルを履く。チビだった。
昨年9月22日のブログに載せたように、年に2,3回おとずれる外猫。
急いでキャットフードと鰹節をあげた。
食べ終わるとニャンと鳴くでもなく立ち去ってしまう。
すっかりやせほそっていた。

          

          

■チビの後を追いかけてみる。
途中ごろごろと体を道路で回転させている。
わたしに見せたくてあんなことをしているのだろうか。
何事もなかったように立ち去ってしまった。
あれほどなついていたのに……。

          

          

             

■以前は毎日のように遊びに来ていた。
わたしたちの姿を見ると駆け寄ってきて、お腹を上にして愛嬌をふりまいたものだ。
ある日姿を消してしまった。
死んでしまったものかと思っていた。
それが半年に一度ぐらいひょっこり顔をみせる。

■どうしてこんなに性格が急変したのかわからない。

■ドキッとするような色のバラが目に飛び込んできた。
イントゥリーグ(F)だった。
名前の意味は「はかりごと」
どうゆうわけかこの色に惹かれる。

                    

          

          

■夜。戸締りに庭にでる。ほの暗い枝をすかしてかすかな光の中に
イントゥリーグが開きかけた花びらを閉じていた。
そっと香りをかぐ。
スパィシーな香りがわたしをなぜか物悲しくさせる。

     お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。


秋の花/クリスチャン・ディオールetc

2009-09-15 22:56:14 | Weblog
        ■秋の色がしだいに深まってきた。
        わたしの好きな彼岸花が塀の外に一茎咲いてくれた。

             彼岸花
               

               

               

             ヤブラン
                

             シュウカイドウ
                

             ホトトギス
               

        ■バラたちは秋風の中で元気をとりもどしたようだ。
        柔らかい光が通りすぎる。
        バラの花びらがきらめく。

        ■バラが次々と咲き庭はにぎやかなたたずまい。
        赤、黄色、ピンク、白、赤紫……。

             クリスチャン・ディオール
               

               

             ソフィーズ・ローズ
               

               

            ザ・ジェネラス・ガーディナー
               

               

               

             アイスバーグ
               

               

             ゴールドバニー
               

        ■夜になってから写真を整理する。
        ブログをかきだす。
        秋の夜。
        庭では虫がバラに話しかけている。「あしたも綺麗に咲くのだろうね」

     お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。


羊雲/競いあう秋のバラ

2009-09-12 22:55:07 | Weblog
■9月11日 金曜日
バラに会いに庭にでる。
さわやかな風が通りすぎる。
やわらかなバラの花びらをかすめて。

■なにげなく空をみると空一面羊雲。
透きとおった青い空を移動する羊の群れ。

       

■小さな小さなわたしのバラ園?。
バラたちが風にそよぎか細いうなじをたれている。
光がそそぎバラたちにさまざまな表情をみせている。

     リルケのバラ
       

     リルケのバラ・イエローシンプリティ
       

       

     マチルダ
       

     紫雲
       

     ゴールドバニー
       

     アイスバーグ
       

       


9月12日 金曜日
■昨日、羊雲がでた。
羊雲のでた翌日は天気が崩れるというが今日は朝から雨。

■木々たちが雨に洗われ生き生きとした緑によみがえっていく。
耳を澄ますと葉や草に落ちる雨の足音が聞こえる。

     雨に濡れたバラもステキ
     ディンティベス
       

       

       

     ゴールドバニー
       

     軒下に取り込んでおいたマチルダ
       
       


     お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。

         

夜のバラ

2009-09-10 23:47:28 | Weblog
■日中忙しかった。日が暮れてから、秋の夜空に誘われて、スーパーに買い物に出た。夜風が心地よい。

■空を仰ぐと星が輝いてきれいだった。
秋の星座のことが話題になった。
ロマンチックなルンルン気分で買い物をしたので財布の紐はゆるみつぱなし。少し買いすぎた。夫が例のおおきなリュックをかつぐ。

■帰りも星の話。そしてギリシャ神話となり……わが家についた。
庭ではバラたちがほほえみながらわたしたちをむかえてくれた。

     マチルダ
       

       

       

     ディンティベス
        

       

     お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。

                


感傷の秋/アプリコット

2009-09-08 17:39:21 | Weblog
■太陽が低くなり、
陽の光が柔らかくなり、
空気が透きとおって、
西の窓から差し込むひかりが小さな陽だまりを床に描いている。
感傷の秋に。
わたしの胸はジンとする。

       

       

■風は秋を感じるが…それでも昼はまだまだ夏の名残がある。
ミンミン蝉、ツクツクボウシが競って声高に鳴いている。
夜のわが家は虫の声で埋まってしまう。
四方から鳴きせめぎあう虫の声をきいている。
夜が深まり窓を開けると一層虫の声がたかなる。
信じられないような涼しい夜風がカーテンをゆらして部屋にながれこむ。

■庭ではアプリコットが咲いている。
早い秋の到来でバラたちがいっせいに蕾を膨らませた。

     フレグラントアプリコット(FL)
       

       

       

お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。


地上のバラ園はどこに消えたの

2009-09-06 22:21:09 | Weblog
■昼には新宿での所用が済んだ。
渋谷まで出て、井の頭線、駒場東大前で降りる。
東大の敷地ないにある駒場ファカルティハウス内の橄欖(かんらん)で昼食をとって、目的の駒場バラ園に行く予定だった。

     駒場東大の時計台
       

     駒場東大の構内にて
       

■しかし満席。最初の目的地、駒場バラ園にいくことに。
駅で場所を聞く。
駅員さんがバラ園はやめたと聞いているとのこと。
折角きたのだから行ってみようと歩き出す。
途中で場所を尋ねるとやめてもう何もないというので引き返す。

■恵比寿まで戻り、恵比寿ガーデンプレイスタワー店の東天紅で昼食。
39階の見晴らしのいい窓辺でエビスビールを夫とぐぃっと飲み干す。
残暑の街を歩きつかれて渇いた喉にひんやりとした快感がしみわたる。
喉ごしの一杯とはよくいったものだ。

     恵比寿ガーデンプレイス
       

            

■窓の外に目を転じるとココは39階。
神の展望が開けていた。
眺望の素晴らしさはまさに天界から地上を見下ろしている感じだ.。
人々の影は見当たらない。
道路にはミニカー並みの小さな車がはしっている。
天国のバラ園の園丁になったきぶんだ。
そういえば、今朝はバラに水をあげるのがいそがしかった。
どこにいってもバラのことから離れられない。

■駒場バラ園はみたかったな。
夫と二人でバラ園を散策したかったのにほんとうに残念だった。
いつ廃園になったのかしら。
あとを継ぐ人がいなかったのかしら。
などと夫と話しながら食事にとりかかる。

■それにしても、品川方面のビルの高層化はすごいものだ。
このまえきたときからでは、ずいぶんと変わったものだ。
全然人気のない都会の風景を鳥瞰するのは平凡な日常生活から離脱す浮遊感がある。
すばらしい。

       

       

       

     人口の流れに円形の花壇が浮いていた。
     インパチェンス
        

■庭のバラ

     ソフィーズ・ローズ
       

             

お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。


秋の装い/烏瓜・マチルダ…

2009-09-04 20:50:09 | Weblog
■カウチに横になっていた。
夏の疲れがでたのだろうか。
それでもときどきカメラを手にして庭にでた。

■夏がいった。
庭も秋の装いを感じる。
箱根ウツギに烏瓜が三個みっかった。
これから秋が深まるにつれて赤くなる。
それが楽しみだ。

       

       

■バラが元気になった。
生き生きとして大きく咲くようになった。

  マチルダ
  可憐な少女のような姿から華やかなレディに成長していた。

       

       

       

       

       
  
  アイスバーグ
  相変わらず清純、気品に満ちている。

       

       

       

お力添えをいただけると、とてもうれしいです。
           ↓クリックよろしく。
     にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
     応援ありがとうございます。