猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

黄モッコウバラのつぼみ/雲南黄梅

2011-04-24 23:17:06 | わが家で咲くバラたち
     楽しいけれど色々気のもめる季節がやってきた。
     イントゥリーグがところどころ葉が黄ばんで元気がない。
     二階から管理しやすい階下に鉢を下ろした。

     黄モッコウバラの小さな可愛いつぼみがたわわについた。
     今年は玄関の軒下に黄色と白のモッコウバラを誘引した。
     緑の簾のように葉をたくさん茂らせた。
     花が開花したら……想像するとわくわくする。

      

      

      

     白モッコウバラは仰ぎみる椿の大木の梢に絡んでいる。
     自由自在に葉を絡ませて楽しんでいる。
     かつて花を咲かせたことがない。
     でも今年は花を咲かせてくれる予感がする。

     雲南黄梅が可愛い花を咲かせた。
     バラの開花まで黄色い花がわたしに元気をくれる。

      

      



右近桜

2011-04-18 17:24:32 | 身辺雑記
     4月15日 金曜日
     所用で上京。
     7時20分の特急に乗る予定で家を出た。
     7時発の列車がホームに止まっていた。
     特急券を購入しようと窓口に。
     7時20分の列車は運休だという。
     早めに家を出てよかった。
     夫はたいてい30分前には予定地に着くようにわたしを急がせる。
     今回は本当によかった。
     いつまでこの状態が続くのだろうか。

     東京は桜も散ってほとんどが葉桜。
     桜も、花、葉桜、しべ桜とそれぞれ観賞できて楽しい。
     薄くれない色の花色も、しべの色があってこそ引き立って美しいのかも。
     初夏の若葉の緑も美しい、心が洗われる。

       

       

     珍しい桜を発見。(新宿にて)
     右近桜だろうか?

       

     娘が合流。
     久しぶりに浅草の観音様に。
     ここも震災の前のような賑わいはない。
     外国の人たちの姿も余り見かけなかった。

       

       

       

     裏庭の椿

       

       




桜色

2011-04-14 09:44:39 | 身辺雑記
     お寺さんから地震で墓石が崩れたのが多数あるので確認してください。
     という手紙が届いていた。
     今日は風もなくおだやかなので、散歩をかねてお寺を訪ねることになった。
     わがやの墓石は無事だった。

     静かな境内では桜が満開だった。
     花は、しべが美しく優しい。
     集まった花々の姿は爛漫として、艶やかである。
     線香の香りがただよっていた。
     咲き誇る花は桜色。
     幹はごつごつと黒。
     その、コントラストが幽玄の世界にわたしをいざなう。

       

       

       

       

     この薄くれない花びらの色が子供のころからすきだった。
     小学5年生の頃だった。
     桜色のセーターがだいすきだった。
     桜の木の下でその桜色のセーター姿で……はにかんで佇んでいた。
     あのときの情景と情緒が桜をみるたびに、おもいおこされる。
     懐かしい。

        さまざまなこと思ひ出す桜かな   芭蕉

     小川の中に菜の花が咲き乱れていた。
     花の黄色も葉の黄緑色も春の色。
     水ぬるむせせらぎの音を聞き、
     この水が未曾有の被害を起こし被災地の人たちを苦しめていると思うと。
     水の恵みと水害、複雑な思いだった。

       

       

        野辺の白いタンポポ

       






水玉の宝石/オダマキ

2011-04-11 00:26:35 | 身辺雑記
     4月9日 土曜日
     朝から雨。
     小止みになったところでバラの様子をみに庭にでる。
     この玄関をでるときのわくわく感が好き。
     オダマキの花芯に雨滴がたまっていた。
     水玉の宝石のようだった。
     小さな水の玉の中にいろいろなものが映っていた。
     まるで小宇宙のようだった。
     ふとしたところに美しいものが潜んでいる。

       

       

       

       


春の訪れ / 沈丁花 ・ バラの小葉

2011-04-03 20:32:28 | その他のお花たち
     4月。
     悲惨な災害に呆然として、何も手につかない日々をすごしてしまった。
     気持ちを切り替えて途切れかかった日常を取り戻そう。
     被災地の記事を目にするたびに、心は砕ける。
     それでも一日、一日少しでもみんなに笑顔が増えていくことを信じてがんばろう。

     今朝、玄関をでると良い匂いがしてきた。
     沈丁花の馥郁とした芳香だった。

       

     バラの芽もいっせいにふきだしていた。

       アンジェラ
       

       アルブレヒト・デューラローズ
       

       安曇野バラ
       

       ディンティベス
       

       ナエマ
       

     春はこのような非常時にもまちがいなくやってきていた。
     いや、このような災害後のストレスじょうたいにあるときだからこそ、
     春の訪れにあらためて感動した。
     狭い庭をひとまわりした。
     すがすがしい気持ちになった。

       ゆうきすみれ