まばゆいほどの陽射し。
初夏を感じさせる白昼の街にでた。
ホームセンターでバラ苗やクリスマスローズを眺めた。
クリスマスローズは盛りを過ぎた。
花弁が色褪せたような緑色になった。
今までずっと咲きつづけてきた。
疲れがでたのだろう。
また来年ね。
バラのない季節、むなしい冬の季節を楽しくすごせたのは、あなたたちのおかげよ。
と……来季までのさよならを心の中でつぶやいた。
バラ苗は羨ましかった。
日当たりがいいので見事に葉が展開していた。
もうこれでは花芽までそう時間がかからないだろう。
そんな風情だった。
川向こうの本屋まで歩こうということになった。
薄着になって家を出た。
それでも、汗ばんでしまう。
わたしは「頭が熱く、気分が悪い」と夫にうったえた。
東の台地への急な坂を上るのは無理のようだ。
坂の途中であきらめた。
いつもの河川敷へ戻る。
土手を降りる。
太陽が波を輝かせていた。
鳥たちが川面を旋回している。
川から微かに風が吹いてくる。
空気がそよいでいるくらいの風だ。
その風が体を冷やしてくれる。
バックに入っていたケイタイ用のかさを差す。
これでやっと一息ついた。
「こんどからは、水をもってきましょうね」
初夏のような暑さになれないせいか疲れた。
カメラのシャッターの音も精彩を欠く。
どうも、気分がノラナイ。
川の流れにいる白鷺を撮ったりしているのだが。
そこえ黒鷺?がスーと川面におり立った。
この川で初めて見る黒鷺、黒鷺というより茶色。
心なしかシャッター音まで生き生きとしてきた。
できるだけ側へそっと近づくが微かな音にも羽ばたいてしまう。
こんなときいつも一眼レフが欲しくなる。
デジカメを最大限にズームする。
すると視界から消えてしまい被写体を捉えるのが大変。
黒鷺を追いかけながらやっと何枚か撮ったがピンボケ。
スミレの花が素敵。
蝶の止まったようなスミレの花。
気品のある紫色の可憐で楚々としたスミレ。
ゆうきり
くれない
初夏を感じさせる白昼の街にでた。
ホームセンターでバラ苗やクリスマスローズを眺めた。
クリスマスローズは盛りを過ぎた。
花弁が色褪せたような緑色になった。
今までずっと咲きつづけてきた。
疲れがでたのだろう。
また来年ね。
バラのない季節、むなしい冬の季節を楽しくすごせたのは、あなたたちのおかげよ。
と……来季までのさよならを心の中でつぶやいた。
バラ苗は羨ましかった。
日当たりがいいので見事に葉が展開していた。
もうこれでは花芽までそう時間がかからないだろう。
そんな風情だった。
川向こうの本屋まで歩こうということになった。
薄着になって家を出た。
それでも、汗ばんでしまう。
わたしは「頭が熱く、気分が悪い」と夫にうったえた。
東の台地への急な坂を上るのは無理のようだ。
坂の途中であきらめた。
いつもの河川敷へ戻る。
土手を降りる。
太陽が波を輝かせていた。
鳥たちが川面を旋回している。
川から微かに風が吹いてくる。
空気がそよいでいるくらいの風だ。
その風が体を冷やしてくれる。
バックに入っていたケイタイ用のかさを差す。
これでやっと一息ついた。
「こんどからは、水をもってきましょうね」
初夏のような暑さになれないせいか疲れた。
カメラのシャッターの音も精彩を欠く。
どうも、気分がノラナイ。
川の流れにいる白鷺を撮ったりしているのだが。
そこえ黒鷺?がスーと川面におり立った。
この川で初めて見る黒鷺、黒鷺というより茶色。
心なしかシャッター音まで生き生きとしてきた。
できるだけ側へそっと近づくが微かな音にも羽ばたいてしまう。
こんなときいつも一眼レフが欲しくなる。
デジカメを最大限にズームする。
すると視界から消えてしまい被写体を捉えるのが大変。
黒鷺を追いかけながらやっと何枚か撮ったがピンボケ。
スミレの花が素敵。
蝶の止まったようなスミレの花。
気品のある紫色の可憐で楚々としたスミレ。
ゆうきり
くれない
3月12日 金曜日
冬のような寒さも去り、今日は久しぶりに春の陽気で晴れていた。
暖かさが戻り、勝手口のクリスマスローズも開花した。
白い花弁に紫のスポットが入っている。
花首が見えるようにそっと花茎を横に倒した。
片手でデジカメのシャッターをおす。
やわらかい葉に包まれていた蕾がみごとな花を咲かせた。
夢中でシャッターをおしていた。
視線を感じた。
背中がむずむずする。
そっと振りかえる。
外猫のクロが足をきちんと揃えてわたしを見ていた。
わたしの姿をみても怖がらなくなった。
すぐそばまて近寄ってくるようになった。
よく馴れてきたものだとうれしくなる。
餌を食べにきたのだ。
夕日がきれいだった。
微かな雨音がしていた。
わたしを目覚めさせたのは、この雨音なのだろうか。
屋根に落ちる雨音。
でもこのしのびやかな音は春がひたひたと近寄ってくる足音のようにおもえる。
なにか期待するような気持ちで、そっとカーテンをあけてみる。
姫椿が雨滴をつけて枝垂れている。
でも雨の重みに耐えているようすはない。
むしろ、ぼってりと水分を吸収して春への期待をふくらませているようだ。
花の色もいつもの朝より鮮やかだ。
花の鉢を狭い窓枠のうえに移す。
鉢植えのプリムラはつぎつぎと新しい花を咲かせている。
ジュリアン ブライダルベル
ジュリアン キャディインブライト
ジュリアン いちごのミルフィーユ
窓を開けてみる。
雨は降っているがさほど寒くはない。
芽吹き始めた庭木やバラ、かずかずの草花を眺める。
春をよぶ慈雨がしずかに、けぶるように降っている。
うっとりと眺めていると細かい雨が庭にすいこまれていくのが感じとれる。
埃を洗いおとされた木々の葉がさらに青くもえたつようだ。
いま生まれたばかりの新緑が春のプロローグを飾っている。
啓蟄も過ぎ。
わたしのささやかな庭ではもう春を迎える準備がととのった。
あとは暖かになったり寒くなったり、小糠雨が降りつづいたり、行きつ戻りつしている天候が定まれば春はもうそこに来ている。
わたしを目覚めさせたのは、この雨音なのだろうか。
屋根に落ちる雨音。
でもこのしのびやかな音は春がひたひたと近寄ってくる足音のようにおもえる。
なにか期待するような気持ちで、そっとカーテンをあけてみる。
姫椿が雨滴をつけて枝垂れている。
でも雨の重みに耐えているようすはない。
むしろ、ぼってりと水分を吸収して春への期待をふくらませているようだ。
花の色もいつもの朝より鮮やかだ。
花の鉢を狭い窓枠のうえに移す。
鉢植えのプリムラはつぎつぎと新しい花を咲かせている。
ジュリアン ブライダルベル
ジュリアン キャディインブライト
ジュリアン いちごのミルフィーユ
窓を開けてみる。
雨は降っているがさほど寒くはない。
芽吹き始めた庭木やバラ、かずかずの草花を眺める。
春をよぶ慈雨がしずかに、けぶるように降っている。
うっとりと眺めていると細かい雨が庭にすいこまれていくのが感じとれる。
埃を洗いおとされた木々の葉がさらに青くもえたつようだ。
いま生まれたばかりの新緑が春のプロローグを飾っている。
啓蟄も過ぎ。
わたしのささやかな庭ではもう春を迎える準備がととのった。
あとは暖かになったり寒くなったり、小糠雨が降りつづいたり、行きつ戻りつしている天候が定まれば春はもうそこに来ている。
わが町のJRの駅に着いた。
駅前のバス停で足がとまった。
バスを待つことにした。
いつもは駅の坂道を歩くのだが。
今日は珍しく気温が高かったので 、体に疲れを感じた。
それでバスで帰ろうということになった。
バス停のそばの常緑樹の中でさかんに鳥の鳴き声がする。
葉が生い茂って枝は見えない。
時々葉が揺れるが鳥の姿は見えない。
太陽が容赦なく照りつける。
わたしは木の下の日陰にはいる。
一瞬わたしの気配に鳥の鳴き声がやむ。
これってまるで初夏の感覚だ。
そう。ほんとうに今日は暑かった。
コートなど着ていたので脱いだ。
それでも、汗ばんだ。
夏の疑似体験をしたような一日だった。
夫は生ビールを飲んだ。
ほんとうにこれって早春の一日だったのかしら。
家にかえったらクリスマスローズが待っていてくれた。
やっと、リアルな季節にもどれる。
明日からはまた寒くなるらしい。
ノイガー(白)
駅前のバス停で足がとまった。
バスを待つことにした。
いつもは駅の坂道を歩くのだが。
今日は珍しく気温が高かったので 、体に疲れを感じた。
それでバスで帰ろうということになった。
バス停のそばの常緑樹の中でさかんに鳥の鳴き声がする。
葉が生い茂って枝は見えない。
時々葉が揺れるが鳥の姿は見えない。
太陽が容赦なく照りつける。
わたしは木の下の日陰にはいる。
一瞬わたしの気配に鳥の鳴き声がやむ。
これってまるで初夏の感覚だ。
そう。ほんとうに今日は暑かった。
コートなど着ていたので脱いだ。
それでも、汗ばんだ。
夏の疑似体験をしたような一日だった。
夫は生ビールを飲んだ。
ほんとうにこれって早春の一日だったのかしら。
家にかえったらクリスマスローズが待っていてくれた。
やっと、リアルな季節にもどれる。
明日からはまた寒くなるらしい。
ノイガー(白)
いつもの河川敷を散歩。
水ぬるむ。
川音までやさしくなったような気がする。
「心もぬるむって感じがするわ」とわたしはつぶやく。
歩いていると背中がぽかぽか暖かい。
バラの咲かない季節には、クリスマスローズを楽しんだ。
バラの好きな人はクリスマスローズ、クレマチすを育てている方が多いいようです。
ついこの間までバラはぷっんと紅の芽であったが。
今朝みると柔らかな小さな葉が展開しだした。
うれしい朝でした。
艶々した柔らかい芽、命の息吹。
赤い芽のクリスチャン・ディオール 芽のうちから真っ赤なんですね。
緑の芽のドミニク・ロワゾー 赤い縁取りが素敵。
パラーディアェ
昨年迎えたクリスマスローズ、初めてお花を見ます。
やさしい落ち着いた色合いどんなお顔で咲いてくれるのか楽しみです。
蕾をかぞえたらなんと13個もつけていました。
まだまだ楽しませてくれますね。
水ぬるむ。
川音までやさしくなったような気がする。
「心もぬるむって感じがするわ」とわたしはつぶやく。
歩いていると背中がぽかぽか暖かい。
バラの咲かない季節には、クリスマスローズを楽しんだ。
バラの好きな人はクリスマスローズ、クレマチすを育てている方が多いいようです。
ついこの間までバラはぷっんと紅の芽であったが。
今朝みると柔らかな小さな葉が展開しだした。
うれしい朝でした。
艶々した柔らかい芽、命の息吹。
赤い芽のクリスチャン・ディオール 芽のうちから真っ赤なんですね。
緑の芽のドミニク・ロワゾー 赤い縁取りが素敵。
パラーディアェ
昨年迎えたクリスマスローズ、初めてお花を見ます。
やさしい落ち着いた色合いどんなお顔で咲いてくれるのか楽しみです。
蕾をかぞえたらなんと13個もつけていました。
まだまだ楽しませてくれますね。