猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

桜にうもれて

2018-03-31 22:31:12 | 身辺雑記
2018/03/30 Fri.
朝から風が強い。
木香バラの枝が風に揺れて上下している。
バラに水をやるため二階に上がった。
夫の書斎から遠方を見ると桜色に山が染まっていた。
つい四、五日前は微かに色づいた蕾だったのに。
ここ数日高温が続いたので一気に桜が開花したのだ。
夕方夫に誘われて桜を見にでかけた。
いつも行く野球場がある公園に。
相変わらず人影はなかった。
静寂のなかですぐ触れられる目の前の桜を慈しむ。
ときおり風が桜の枝をゆさぶる。
桜色の波がわたしに向かっておしよせてくる。
桜と戯れているようだった。
優しい桜色の中にうもれた至福の時だった。
ふと、わたしも西行が詠ったように「願わくば桜の下にて春死なん……」と思った。

   

   

   

   

   

   

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恩師の話しから小学生のわたしがこぼれでた

2018-03-18 19:33:41 | 身辺雑記
2018/03/17 Sat.
桜の枝も新芽が少しずつふくらんで、ほのかな色が感じられるようになった。
小学校のとき受け持ちだった先生のお宅にお邪魔した。
玄関を入るとよく手入れされた鉢植えのお花たちとかわいい雛人形が目に入った。
優しいお顔の眼鏡をかけたおばあさんの人形も正座していた。
「このメガネわたしが作ったのよ」
「え、この人形も先生がつくられたのですか」
「人形あげましょうか」
「え」
「さあ上がって」
「とつぜんお訪ねしたので、すぐおいとまするつもりだったのですが」
お言葉に甘えて奥の部屋へ行くと先生が作られた沢山の人形が飾られていた。
「これがいいかしら」と一体の人形をくださった。
先生が一生懸命作られた人形大事にしなくては。
ときどき街でお会いして立ち話をしていたがお宅を訪ねたのは初めてだった。
九十歳に近いお年でしゃきっとして、まだまだいろんなことに挑戦している姿を拝見してわたしも頑張らなくてはと思う。
恩師はわたしの過去を映した鏡、あるいはフイルム。
お話しをお聞きしていると、小学生のわたしが、先生の話しのなかではしゃいで動き回っている。
一年生の教室にオルガンがあった。先生が日直の日オルガンを弾かせてくれたことが、ありありとよみがえってきた。
数々の幼い日のことを思いだしたひと時だった。

   いただいた木目込み人形
    


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春は沈丁花の香りにのって/トラちゅんと遊ぶ

2018-03-15 18:24:03 | 身辺雑記
春風が沈丁花の香りをはこんできた。
久しぶりに庭の手入れをした。
紫陽花の枯れた枝を取りのぞいていると、微かな 香りが風にはこばれてきた。
沈丁花を見るとわずかに花が開花していた。
香りに酔いしれているとご近所のトラちゃんが遊びにやってきた。
しばらくトラちゃんと遊んで楽しかった。
暖かい春の日ざしに猫ちゃん達も嬉しそう。

    

    

    

    

    

    

    

    

    

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