烏骨鶏の卵、ついにその日がきました。
温め始めてからもう既に21日は経過しています。
結果から言うと多分孵化していません。
しかし、コタツ熱で保温されて21日たった卵の中身がどうなっているのか、
非常に気になります。
割った途端に異臭とともに腐った中身が流れ出るか?
はたまた、ゆで卵のように個体化しているのか?
実は10日程前、ちょっと卵を振ったところ、何やらゴトゴトと手に妙な感覚が
伝わってきて、ゆで卵疑惑が…。その後、hiiroさんがライトで確認。
3個のうち2個の卵に、変な分離線が見えるということで、再度私も立ち会って
ライトで確認しました。
確かに2個の卵には弧を描いてうっすらと線が見えました。
しかし3個とも孵化の兆候である黒い影とか、またそれらしい変化は認められ
ませんでした。
この時、hiiroさんと私の間で『卵、無精卵疑惑』が浮上。
と言うのも以前、今回のように実家からの荷物に烏骨鶏卵が一緒に送られて来た
ことがあったのですが、この時の卵が実家の卵だけでなく養鶏場から買ってきた
卵も含まれていました。
たまたま家で食べてしまって数が少なかったので買い足したとのことでした。
今回ももしかしたらそういうオチ?なんて思い、後日電話で確認することにしました。
そんなこんなで数日前電話した結果、卵は全て家の烏骨鶏とチャボのものであると
確認。
同時に母に事の成り行きを話し色々と聞くことが出来ました。
大いに笑われましたが、母曰く、冷蔵庫に入れると駄目なんだそうです。
そして、産んですぐの卵でなければいけないわけじゃないらしいが、普通に鶏に
抱かせた卵でも全てが孵化するわけではないそうです。
つまり、雄鶏と一緒に飼っていても、全てが有精卵とは限らないということですね。
そういう話を参考にして再度挑戦するとういことで、又送ってもらうことになりました。
今度は割れないように梱包して貰い、冷蔵保存せずに(つまりクール便じゃないやつで)
送ってくれるとのことでした。
私は田舎育ちなのでともかく、hiiroさんはこういう自然に触れることが皆無に近い
生活をしているので、そんな事情を理解してか、母はこんな馬鹿さ加減にも快く
了解してくれました。
「しかし、生まれてもそんな所で鶏飼うのは、近所迷惑でしょ?(鳴き声が)」
「大丈夫、生まれたらhiiroさんが誰か山の方に住んでいる友達に貰ってもらうってさ」
母、相当大爆笑してました。
で、随分話が脱線してしまいましたが、卵の中身はどうだったか…。
発泡スチロールパックの上で(皿の上とかで割って、腐ってたら嫌じゃん)、
先ず1個、恐る恐る果物ナイフでたまごをコンコン…。
だら~っと流れ出た中身は、まるでコーンポタージュ。
卵黄卵白の区別がつかない、ただ黄色い液体でした。
恐々臭いを嗅いでみたら何のことはない、普通の生卵の臭い。
2個目も同じ状態。
3個目は後から温めた傷のついた烏骨鶏卵。
ナイフでコンコン…あれ?出てこない…嫌~な気持ちで殻を開く。
例の黄色いどろどろが固形化して、殻にこびり付いていました。
以上、突然始まった卵孵化(たまごふか)計画は実行され、こうして幕を閉じたのでありました。
おしまい。
そしてまた、持ち上がった第2次卵孵化(たまごふか)計画。
今度はちゃんと箱を作って、温度湿度もできる限り調整して頑張って回そう。