民宿本間のブログ

世界自然遺産知床羅臼から情報発信 

何処も此処も・・・

2008-03-05 23:01:56 | Weblog
昨日の夕方には真っ白な流氷が辺り一面埋め尽くし、水路が全然無い・・・明日は若しかしたら漁は休みかなと思っていた所、今朝起きてみると水路はまったく無い状態で、流氷で海面全体が覆われてしまいこんな流氷を見たのは暫く振りで有る。
張り出しの強い時だと海の上にピラミッドが出来た様に、分厚い氷が幾重にも重なり合い、氷の建物が自然の力で出来上がってしまう。
岸に寄ればギュッ~ギイッ~~~と音をたて流氷が鳴くいた物である。
厳冬の羅臼の風物詩の一つであり、凍結した道を歩けばキュッキュッと靴も泣き、オオワシ、オジロワシの鳴き声と共に、岸の直ぐ側にはトドの鳴く声が聞こえ、海の豊かさの象徴であった。

先日NHKの番組取材があったが、地球規模の温暖化が進むと後50年すると海水温が5℃上昇し、水面が高くなり温暖が進むと災害の規模が大きくなり、壊滅状態の突風、竜巻、豪雨、高潮など計り知れない災害が起きると予測され、海水を流氷で覆い熱の放出を抑えて地球のバランスを保っている流氷がなくなると、ありとあらゆる物に影響が出てバランスを保たれなくなり、大変な時代が来る事が予測されるシベリアの永久凍土が溶けて、今後大きな社会問題に成りつつあるが、後世に残していく地球が病まない事を願いたい、私達の手で出来る事を始めましょう・・・後で後悔しない為にも~~~~・・・

遭いに行く曇り空なので流氷と対比する物がないが、何処までも白一色の世界