どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

鉄鉱山 Cu

2017-09-10 16:02:00 | 鉱物採集 岡山
鉄旧坑は明治42年頃に少量掘られていた鉱山。
古都鉱山と同じ鉱床であったのではないか、との事で行ってまいりました。
古都鉱山と言えば、地主様によってズリは完全に整地されており現状ズリは無いに近い。
地主様と仲良くなり、まだ土地の中に残っていた品位の高い鉱石を頂いたのはいい思い出です。
鉄旧坑の場所については地質調査報告書に書いてあるのでそちらで確認を。

鉱山の場所は分かりやすいのですが、現地は凄まじい藪と藪と藪。
山には竹林もあり探索には行きたくないパターンNo1だ。
しかも道が細く辺りはブドウ園ばかりで何処にでも車を止める訳に行かないというサプライズ付き。
邪魔にならぬ場所に車を駐車し早速突入。
と言っても山は標高100Mというザコっぷりですので藪だけが問題です。
位置は情報でているので入って数分で場所確認。


下部から露頭で掘ったみたいです。


堀跡追いかけて山を登っていくと藪があったので時間が掛かったが距離的にはすぐにズリ広場に到着。


坑口は閉塞。

と言うか報告書に書いてある時期で既に坑内には入れない?入りたくなかったのだろう。
坑口の上に大きな土管で水路が作られているのでこれは休山後だろう。
縦に真っ直ぐ脈を採掘した感じで最後に穴掘ったのかな?
ズリ山ですがズリはたくさんあるがほとんどが土に帰っている状態で採取はやめました。
つーか蚊の量が半端なくて、体が動いてないと殺される勢いでまぶりついてきた為w
パッと見た感じ鉱物付きのズリはないに近いと思われる。
古い鉱山で鉱量は少なくしかも手選鉱なのでそこそこ気合入れて探さないと鉱石はないかも。
でも記載にあるように捨石は古都とソックリだったので同じもので間違いないでしょう。