どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

生野鉱山 青草鉱床

2018-04-03 10:20:41 | 鉱物採集 兵庫
生野鉱山はまだ手をつけていなかったので、今回簾野に行った帰りに探索しました。
まずは金屋抗から。

1抗は100mないくらいで縦掘りしてたくらい。


2坑 中はショボイが入り口はでかい。


3抗は長くシュリンケージ採掘をしていた。


天板抜けてました。


上に登って天板抜いた採掘跡をみた感じ。
ここが一番脈があった可能性が高い感じがしたが、脈幅は薄くズリの石英も不毛な石英でまったく見る気もしない。


4抗ここもすぐに行き止まり。
全体を通して金屋はクソズリで全く見るべき鉱石もない。
ほとんどがクソ石英で結晶化などもほぼしておらず、鉱染されたクソのクソであった。


金屋はダメということで撤退し、桜抗を見に行ったがシュリンケージ採掘跡から土砂が流れ込み坑内は土砂だらけで進めなかった。
しかも入り口にはコンプレッサー配管と鉄レールまで敷いてあった為、坑道は期待ができただけあって悔しいの一言。
シュリンケージ跡から入れる可能性があったが、採掘跡がほとんど土砂で埋まっていて狸彫りレベルの穴を這いずりまわっていけば、って内容なのでここは断念。

桜抗を後にし、瓢箪抗を見に行った。

斜坑で南東に採掘していたみたいだが、入り口が谷の真ん中だったためか、土砂が上流から流れてきて完全に塞がっていた。
ズリは不毛な石英が多いが、鉱脈物として少量の閃亜鉛鉱と孔雀、黄鉄鉱、方鉛鉱、黄銅鉱、石榴があった。
一部輝銀鉱のような物をあったが貧弱だった。
帰宅後に調べたところ、瓢箪抗は褐錫鉱も出るようだったので、機会があれば再訪したい。


ズリはそこそこ長かった。
瓢箪は計2箇所あったみたいだが、倒木と荒れた斜面で近づけないくらい域に達していたのでもう一箇所は探索は断した。


簾野鉱山 再訪

2018-04-02 20:52:42 | 鉱物採集 兵庫
アミーゴの探索希望鉱山として訪れました。

私が最初に簾野訪れたのは6年前だったようです。
産出物が蛍石ですので荒れていないか心配でしたが、ほとんど荒れておらず安心しました。
以前と同じように、まずはご主人に断りをいれ駐車場をお借りし、お昼ご飯を食べさせて貰えるか確認後に出発。

おー相変わらずだなぁ。

ズリは適当に見て坑内探索に切り替え。
かなり奥に進んだところで…


久しぶりにこれすげー って言葉でました。
脈幅は20cmないけど、長さは5Mなんてレベルじゃなかった。
しかし惜しい事に殆どが岩盤についた状態で叩けるレベルではなく、念入りに採集できる場所がないかチェックする。
一部浮いてる岩盤があり、タガネと採集用ハンマー2丁ぶち込んで慎重に壁を剥いでいく。
まだ剥げそうな部分があったが、いくらなんでも深追いはリスクが高すぎるので潔く引き下がる。

小さい坑道なら兎も角、この採掘規模のシュリンケージ内部でうん百トンLVの落盤の可能性がある岩盤を剥ぐなんて頭イってます。
勿論真似して下さって結構ですが、完全な自己責任と理解の上死んでください。

とりあえず今回の目玉を確保したので採集は終了し、探索開始。


採掘方法はシュリンケージで天井までの途中にシュリンケージとなった元の坑道があるし、天井は腐ってそうな丸太で組まれた足場が隙間無く組まれているので、あの天井の上もズリがあるんだろうなぁ、ゴクリ・・・・


坑道が有ったので進んでいくとホッパーが出てきた、ホッパーの中には採掘当時のズリがそのまま残っていた。
ホッパーは先ほどあった上部坑道と繋がっているようだ。


ホッパーの奥にも坑道はまだまだ続いていたが、支保の三つわくがいくつも途中でへし折れている+三つわくの上にはずっしりと鉱石が乗っており危険な為、進行は断念。
三つわく奥の坑道は広かったので見てみたかった。


中段坑道に進める梯子だが、折れて登るのは難しいだろう。
いや、ムリか。


蛍石の鉱脈から掘り出した蛍石、大変大きな状態で採集できたので満足できる結果だった。