首相が「SATOYAMA(里山)イニシアティブ」を世界に提案予定

昨日の報道によると、安倍晋三首相の指示による「21世紀環境立国戦略」の策定に向けた中央環境審議会の報告書原案が明らかになり、伝統的な自然共生の社会を現代にふさわしい形で発展させる「SATOYAMA(里山)イニシアティブ」を世界に提案するようです。(毎日新聞記事)

環境立国:「里山で自然共生」サミットで提案 審議会原案(毎日新聞記事:MSN)


この「里山」は、環境省が発表した「今後1、2年で着手すべき重点的な環境政策の方向に関する主な意見の概要」でも、日本型自然共生システムとして位置付けられています。

↓詳しくはコチラに(環境省)
今後1、2年で着手すべき重点的な環境政策の方向に関する主な意見の概要(環境省 PDFファイル)


これはとても良いことだと思います。
ただ、少し引っかかるのは、世界に発信する前に、わが日本が、里山を保全していくための具体的な政策を持ち、現代風にアレンジしていこうとする努力が十分になされているかどうかと言うことです。

里山は昔からの伝統であり、知恵であり、生活そのものですが、それは一部地域の人が支え、受け継いできた大切な財産です。

国際社会に向けたPRだけでなく、経済活動の上に立った文化として保全・・いや継続して営まれていくよう、日本の内側に向けても具体策が前向きに検討されていくと良いと思います。

今週末、日曜は武蔵小金井で樹木葬説明会です。
頑張ります。



 神崎洋治
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