みらい園 夏の法要のご報告

7月23日 みらい園にて夏の法要を行いました。
ご報告が遅れてしまい本当に申し訳ございません。
夏の法要をみらい園で行うのも2019年以来4年ぶりとなりました。

沢山の皆様からご回向・お塔婆のご依頼をいただき
みらい園礼拝堂にてお経を手向け、みらい園の諸天善神、そして故人様に皆様の思いをお届け致しました。



お盆とはもともとサンスクリット語のウランボン(盂蘭盆)からきており
その意味は「逆さ吊りされるほどの苦しみ」という意味があります。

その昔、お釈迦様のお弟子目連尊者がその神通力を以て亡くなったお母様の姿を見てみると
なんと見る影もなくやせ衰え、食べるものがすべて火にかわってしまう餓鬼界へと堕ちていました。
あんなに優しく自分のことを大事に育ててくれた母が何故?とお釈迦様に尋ねられると
お釈迦さまは「そなたの母親は我が子がかわいいあまりに他を思いやる気持ちに欠けていた。そのために餓鬼界へと堕ちている」と教えてくださいました。

目連尊者はお釈迦様の教えの通り、7月15日に修行を終える僧侶(修行僧)たちへ場を設けお盆に一杯のご飯や食事を施しました。そして僧侶たちは修行によって得た智慧の教え(法話)を民に伝え、この布施の功徳により、僧侶に施した食事を通して、餓鬼地獄に落ちたものたちに食事が行き渡り、目連尊者のお母様は餓鬼界より天上へと生まれ変わることができました。

この目連尊者のお話とご先祖様が死後の世界から帰ってくるとされる日本の祖先信仰が結びつき、
日本のお盆の風習となっています。

夏休みとも重なるお盆の時期に
故人に手を合わせ、またご家族やご親戚と一緒に故人様のことを偲ぶ大切な機会であると思います。
大事にしたい風習ですね。


秋の法要は東京都湖畔の妙立寺御本堂にて行います。


千の風みらい園
現地スタッフ

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