ほこワングランプリ準決勝進出が決まっている進藤に対して
対戦相手であるMr.しもがそのファイトスタイルに警告を促した。
元々、この大会への出場は見送られていた進藤。
北畠社長がアメリカから連れてきたニーヨルに
大会出場権を懸けて対戦を挑むが、これに敗北。
その後、大会への出場が予定されていたシルバーシート金山が
試合中に進藤のダイビングフットスタンプを受けて負傷欠場となったことで
進藤の代理出場が決まった。
「一度は諦めたトーナメント出場が決まったことと
金山さんを負傷させてしまったという自責の念から
勝利にこだわるのもわかる。
わかるんだけどね…」
1回戦では悪童・チャック相手にお株を奪うラフファイトで勝利。
進藤にとって、これがシングルマッチでの公式戦初勝利となった。
続く2回戦では兄のように慕う橘を相手に
序盤はクリーンなファイトを展開していたものの
終盤で橘の技が審判へ誤爆したことをきっかけに
眠っていた凶暴性が爆発。
イスで橘を殴打した後、ダイビングフットスタンプを突き刺し勝利した。
「1回戦では先に凶器を持ち出したのはチャックだったけど
2回戦では自分から凶器を手に取った。
それはプロレスラー・進藤歩の心の弱さだと思う」
「(橘)誠士郎は進藤を信じてたから、イスを避けなかったんだと思う。
オレにはそこまで進藤を信じることはできない」
進藤は2回戦以降、ノーコメントを貫いており
どんな心境で準決勝に臨むのかはわからない。
しかし、良き兄貴分であった橘への非情なる攻撃によって
完全にダークサイドへ堕ちてしまったのではないかと
関係者は語っている。
「オレのこの大会でのテーマは『絆』。
これまでの対戦相手のおかげで今の自分があるし
マークは絆で結ばれていたからこそ、準決勝を託してくれた。
でも、進藤は誠士郎との絆を自ら断ってしまった。
絆親善大使として、負けるわけにはいかないでしょ」
ほこワングランプリ準決勝は、今週末公開予定だ。
to be continued...
★Mr.しもの中の人の裏話★
準決勝第2試合、Mr.しもvs進藤のテーマは「絆」です。
これまでの対戦を通して体得した技を駆使して戦うMr.しもと
兄貴分である橘との絆を断ち切ってまで勝利に固執した進藤。
非常にわかりやすい構図ができたと思います。
準決勝は明日か明後日の公開を予定しています。
どうぞお楽しみに！
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