Mr.しもは
苛立っていた。
テリー・ボガードとの
対戦は叶わず
見ず知らずのレスラーと
対戦することとなった挙句、
タイムアップによる
ドロー裁定となるはずが
なぜか自身の敗北を
宣言されたからだ。
「ちょ・・・、
何なんだよ!?
あの背景キャラと
世界観は・・・。
とんだとばっちりだよ。
マジムカつくわー!」
納得のいかないまま
Mr.しもは
道場へと戻っていった。
フラストレーションが
溜まる一方のMr.しもは
目に映るものすべてに
当り散らす。
「オイッ!
この缶コーヒー、
週プロ缶じゃないじゃん!
ファミマで買い直して来い
オラエーッ!!」
「オイッ!
トイレの水流が弱過ぎて
詰まっちゃったじゃん!
クラシアン呼んで来い
オラエーッ!!」
「オイッ!
某有名人の
焼肉店の値段設定、
強気過ぎんだろ!
最初のコンセプト
どこ行った?オラエーッ!!」
Mr.しもの
怒りMAX状態が
止まらない。
そんなMr.しもの目に
緑色の髪をした
少年の姿が留まる。
「オイッ!
そこのガキンチョ!
一流プロレスラー様の
お通りだぞ!
退かないとケガすんぞ、
オラエーッ!!」
肩で風を切って歩く
Mr.しもに少年が答える。
「I'm not boy.
ガキじゃない、
シュンエイだ」
少年の不遜な物言いが
Mr.しもを更に
ヒートアップさせた。
「上等だコノヤロウ!
リングに上がれ
このヘッドホン
ジャージマント!
痛い中二病のガキンチョに
オトナの怖さ、
思い知らせてやんよ!!」
本当にイタイのは
素人をリングに上げて
憂さ晴らししようとする
自称・一流
プロレスラーであることは
説明するまでもない。
・・・だが、
Mr.しもは知らなかった。
この少年が
KING OF FIGHTERSの
出場者であることを・・・。
to be continued・・・
★Mr.しもの中の人の裏話★
素人にケンカ売ったら
逮捕されちゃうレベルだと
思うんですけどね。
人間としてダメですね、
ピンクのおじさんは・・・。
さて、
このストーリーですが
テリー・ロジャース戦の
おまけみたいなものですので
期待されたりなんかすると
困ってしまったりします。
そもそもその
テリー・ロジャース戦が
『KOFXV』の
発売を記念して作った
おまけみたいな
試合なわけですしね。
おまけのおまけです、ええ。
本当は
テリー・ボガードと
戦わせるつもり
だったんですけど
『KOF』最新作にちなんで
主人公であるシュンエイと
戦わせることにしました。
話の都合上、
テキトーに作った
ストーリーではありますが
「I'm not boy」という
ワードを使うことができて
大満足です!
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