帯状疱疹の痛みから開放され、
絵筆をとる気力がもどった。
パレットにしぼり出した絵具を
ペンチングオイルで溶こうとしたら、
オイルの容器のフタがきちんと締まっておらず、
揮発性の中身がゼリー状態・・・
あら〜
やむなく繁華街に出かけて、
オイルだけ買って急ぎ帰宅したけれど、
やはり街なかは閑散としていて、
歩いている人も、
「ごめん」「用事があって・・・」といった
後ろめたそうな表情。
なにより目に光りがない。
阪神淡路大震災後、
倒壊した繁華街を歩く人たちの、
どこか呆然とした表情とは異なるけれど、
これはやはり異常事態・・・
こんな異常な体験を、
人生で二度もするなんて。
いや、
南海大地震なども予測されていることだし、
二度ですめば良しとしなければ、と。
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