言葉は世につれ変わっていくもの・・・
変化を否定はしないけれど、
どうしても納得できないものもある。
その筆頭が
「半端ない」という言い方。
「半端ではない」の省略形のようだが、
たとえば
「適切ではない」を「適切ない」とは言わないように、
文法的に無理があり、
丁寧さが失われていて、
言葉として雑に感じる。
もうひとつ
読むとゾクッと気もち悪くなるのが、
「ご遠慮いただけますようお願いいたします」とか
「お送りいただけますようお願いいたします」という文章。
正しくは
「ご遠慮いただきますようお願いいたします」であり、
「お送りいただきますようお願いいたします」で、
たった一文字異なるだけなのだけれど、
困ったなぁと複雑な心境になる。
より丁寧に言っているつもりなのだろうけれど、
文法的には間違っている。
最近は、
教育機関や出版社とのやりとりでも
見かけることが増えていて、
こちらも容認派が増えていくのだろうか・・・
わたし自身にも
間違っている言葉づかいがあるだろうことは認めたうえで、
感覚が古いといわれようと、
時代遅れといわれようと、
自分が思う正しい言葉、
美しい言葉で
文章を紡いでいきたいと思う。
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