ここ最近一年くらいの間に
兄貴とその嫁さんのSチャンが荻窪内で引っ越したというので
今回は その転居先へ初めて泊めてもらうことになっていた。
前回3年前に 泊めてもらった時は
駅まで迎えに来てもらったが
今度の家は、前回よりもはるかに駅寄りで
さらに、地図で確認するとそのマンションは
これまで上京の折には、毎度必ず世話になってる
Wクン夫妻の家と目と鼻の先で
道に迷いようが無かった
なので、迎えの必要は無いと 断った
新宿から遅い時間の電車に乗って まず荻窪の南口を出て
コンビニで缶ビールを2本買った(笑)
そのうちの一本を開け グイッとひと口
そして時折、スマホで位置を確認しながらまたふ~らふら…
千鳥足一歩手前のイイ調子で
暗い夜道をスーツケースゴロゴロしながら歩いた
立ち止まっては道を確認し、また一口飲んで
あ~~~いいあんばいだ
こんなことも普段ならできないけど
「誰にも逢わないという安堵」 と
「旅先でつい気が大きく悪い癖」も手伝って
缶ビール一本でなんだかとても幸せな気分だった(笑)
着いて笑った
やっぱりWクン夫妻ンちの近所だ
見覚えのある、以前ジョギングをした道が
すぐそこに見えていた(笑)
さてとっ
ピンポ~~~ン
「お邪魔しま~~す」
「すぐにわかった?」「うん」
兄貴の家は決して居心地が悪いわけでは無かった
だけど…
お~~~~ またここか
前回もそうだった
兄貴は私を 自分の狭い書斎に布団を敷いて寝かせてくれる(笑)
地震が来たらまず、この膨大な書籍の来襲に遭う私
一番最初に 危ない目に逢うじゃあないの~。ダメよ~ダメダメ!
さっ…着替えよっと
お風呂をもらって布団に入ると秒殺だった
すぐ朝になった(笑)
サスケのせいで 旅先でも もう6時には
自然と目が覚めるようになっていた
眠いけど 大丈夫っ二日酔いは無い
また お酒に強くなったかσ(^_^)アタシ
この部屋は明るい日差しが入って意外と気持ちがいいんだな…
どうやら地震も無かったようだ
ほっとした
兄貴より先に起きたSチャンは仕事に出た
今は、横浜の美術館でアルバイトをしているらしい
続いて 兄貴も
「鍵は、ポストに入れて出て」と言い残して出掛けていった
ひとり、リビングでコーヒーを飲みながら
ボ~~~っと部屋を眺めさせてもらった
それにしても 本が多い家だ
リビングにも 本がところ狭しと収まっている
いや 収まりきれていないのか(笑)
兄貴の部屋はこんなだ
Sチャンは 美術書が好きだ
相変わらず コンパクトな生活をしている兄貴夫婦が羨ましい
食器はこれが全て
冷蔵庫も兄貴が独り暮らしで使っていものだが
まだ作動しているという
モノ持ちのいい家だ(笑)
兄貴には 子供がおらず悠々自適な生活を送っている
育児とバタバタの家事に追われた日々を送っている私とは正反対の暮らしぶりに、いつも感嘆する
あ~落ち着く…
ほどなくして
Wクン夫妻の Aチャンから
起きてるなら遊びに来いとLINEが入った
さてと、支度して出掛けるとすっかな…
(おしまい)