ようこそ私の庭へ 

季節を忘れずに咲く花、大きくなる木、きまぐれ猫、その他もろもろ日々の綴りです。

鳥羽の火祭り

2010年02月15日 | Event

火祭り
MVI_3131


毎年2月の第2日曜日、三河鳥羽の「神明社」で行われる鳥羽の火祭りは、天下の奇祭とし
て有名であり、昭和32年に愛知県無形文化財に、その後平成16年に国の重要無形民俗文
化財に指定されました。



祭りの起源は由緒録等焼失のため不詳ですが、約1200年前と伝えられています。


神 事

この祭りのシンボルである「すずみ」は、氏子達の手によって祭りの前日から作り始められ
ます。竹や茅などで作られた2基の巨大な「すずみ」は高さ5m、重さは2トンにもおよ
び、中には「神木」と1年の12カ月を表す「一二縄」が納められています。


点 火

火打石により「すずみ」に火がつけられると、すぐに大きく立派なかがり火となり、暗い夜
空を紅く照らします。1年でも最も寒い時期に神社神殿前の広場で行われるのですが、炎の
熱で体が温まります。



境内を炎、煙、火の粉が見たし、海上が熱気に包まれる中、新主の合図で西側の「福地(ふ
くじ)」と東側の「幹地(かんじ)」のふたつの地区に別れた奉仕者達が厄男を中心にして
燃え上がる炎の中に勇敢に飛び込み、神木と一二縄を競って取り出し、神前に供えます。特
別にあつらえた布をまとって火に飛びかかる様子がネコに似ていることから、奉仕者はネコ
と呼ばれています。



この祭りは、「すずみ」の燃える具合と「福地」「乾地」の勝敗によってその年の豊凶を占
う神事です。西側の福地が勝てば山に雨と豊作がもたらされ、東側の乾地が勝つと干天が続
いたり異変がおこると伝えられているほか、燃え残ったすずみの竹で作った箸で食事をすれ
ば歯の病を防ぎ、同じ竹を養蚕に用いれば豊作になるともいわれています。





MEMOー*-
第21回冬季五輪バンクーバー大会 開幕2/12午後6時

史上最多82の国と地域から選手、役員ら約5500人が参加。17日間にわたり、7競技
86種目が競われる。

五輪の色が白であることに目が止まりました。「人種のモザイク」とも呼ばれるカナダの多
様性が伝わります。


バレンタインチョコ2/14

MEちゃん手作りの心のこもった生チョコとザッハトルテ。

コメント