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海を渡った古伊万里

2021年05月09日 | つれづれに

海を渡った古伊万里

伊万里焼(いまりやき)は、有田(佐賀県の有田)を中心として生産された磁器の総称で、

製品の主な積み出し港が伊万里であったことから、消費地では「伊万里焼」と呼ばれた。

佐賀藩(鍋島藩)が豊臣秀吉の朝鮮出兵(1592年-1598年)に参加したことをきっかけに、朝鮮から

多くの陶工が佐賀へ渡った。これらの陶工によって有田における磁器製造が開始された。

 

左:破壊された古伊万里  右:日本の技術により破片を修復した作品

 

 

*海を渡った古伊万里の悲しい歴史: オーストリア、ウイーン郊外の古城には、日本の古伊万里を中心とした

陶磁器が多く所蔵され、城内を飾っていましたが、第二次世界大戦終結の混乱期に、ロシア兵によって破壊された。

 

城主ピアッテイ家は残された大量の破片を廃棄しないで、現在まで保管し、一般公開してきた(Wikipedia)

    

学芸員さんの分かりやすい説明に、複雑な歴史の波を乗り越えて現存する古伊万里の価値を実感しました。

 

美しい古伊万里焼を見ることができる情報を得て、瀬戸市愛知県陶磁美術館へ行って来ました。

愛知万博記念公園の前を通り過ぎてしばらく行くと自然豊かな地、山地を切り開いた場所の美術館にたどり着きました。

 

愛知県陶磁美術館

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