ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

子どものことが気にならないって?

2016-06-12 23:35:36 | 家庭内対応
以前、紫微斗数で主人を占ってもらった時に言われたこと。

子どもが台風の目に入ってしまい振り回される。
子どもに一番、ストレスを感じる。

それを主人に伝えると

「それは外れてるな。別にケン太のことなんて気にならないし」

って言いました。


でもですね。

帰ってきてリビングにケン太がいないと

「ケン太は?」って必ず聞く。

リビングにケン太がいると

「お~ケン太。元気だった?」とか声をかける。


昨日はケン太がいない時

「ケン太。バイトしないのかな~」って言ってましたね。

どこが気にならないって?


ケン太が幼少の頃、かわいくてかわいくて仕方がなかった主人。

仕事から帰ってきてケン太が寝ていると
横に張りつき、頭なでなでしたり、抱きしめたりして

「ちょうかい。寝ているのかい?いい夢みるんでちゅよ」って

赤ちゃん言葉で話しかけていましたね

土日は公園に連れて行き、ケン太の相手をしてあげるというより、
自分も思い切り楽しんで一緒に遊んでいました。

中学受験の時は、一心同体。

受験関連の本を読み漁り、ケン太に張りついて、全面サポートをしていました。
ケン太が問題を解く前に自分が事前に解いておき、ケン太が解けなかったら
すぐ教えられるようにしておくという抜かりのなさ。

勉強が大好きな主人は、受験に関われることが嬉しかったようで、
自分のことのように熱が入っていました。

自分が叶えられなかった夢をケン太が叶えてくれるんじゃないかと
期待もしていたと思います。

それがある日。
思わぬ方向に向かったわけでして・・・

学校を休むようになったケン太。

朝、叩き起こそうと主人がケン太の部屋に押し入ると
ケン太はあらゆる物を投げつけ、壁に穴が開き・・・

「もう二度と俺の部屋に入るな」という言葉にうなだれ、
「わかった」と言ってしまう。

もう親が力でどうすることもできないと悟る。

なお且つ、親と子の立場の逆転も許してしまう。


主人の中でいろんなことが崩れ落ちたと思います。

親はもう何も言うまい。
もうケン太に任せるしかないと思うのに
心からはそう思えなくて

いろんな言いたいことを我慢する日々。

ケン太に言えない分、私にそのイライラをぶつけてくる。

私と考えの違いによる衝突も度々起きて
家庭の空気がドンドン重くなる。

ケン太と
私と

思うようにいかなくなり

「俺は将来、この家を出て行く」と

言い出したのはこの頃でして・・・

本人も認める「現実逃避」です。

ケン太が目に入らないところで生活したい・・・ということですね。


主人の気持ちが家庭から外に向かってからは
飲み会が増えたり、土日のどちらか競馬に行くようになりました。

家にいる時間が少なくなり、ケン太と接する時間が減ったことで、
ケン太のことが気になって仕方がない状態が少し緩和されたようでした。


言いたいことを我慢する状態は、いつまでもそこにいるのは苦しいので
気持ちの持ち方を変えてみたり、少しずつ変化がでてくるものです。

子どもが、子どもがと、子どもに求めても何も変わらないですものね。
まずは自分が変わるしかないのだと気づかされます。

主人が産業カウンセラーの勉強を始め、そこに行き着いてからは、
私にイライラをぶつけることがなくなってきました。

主人も楽になったと思います。

家庭の空気も少しずつ軽くなっていきました。

ただ、表面上が穏やかになっただけで、
問題は残ってましたけどね

「俺はどうせ出て行くんだから、あなたに任せるよ」と逃げていいわけないからね。


最近は逃げ発言は聞いていないかな。
逃げ腰しなのは感じますが・・・

逃げたくなるのは、それだけ気になって仕方がないからなんだと思います。
その気持ちの裏返し。

あれだけかわいがっていた自分の子どもです。
本当に逃げることなんかできないはず。

「現実逃避」を思い描きながら、
心は子どもにあり続けるものなんだと思います。



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