ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

親戚が集まる時・・・親が試される時

2018-08-11 23:43:50 | 家庭生活
今日からお休みの方が多いと思います。

近所の家の前では見慣れない車が停まっています。
お子さん達が里帰りしているんでしょうね。

お店に行くと、お供え物が並んでいたり・・・

お盆らしい雰囲気になってきました。

我が家では、主人が13日、14日とお休みをとってくれました。
ケン太もお休みなので、久しぶりに3人でお墓参りに行く予定です。

主人は、お盆や正月に帰省する人に対し、
「帰省ってしなきゃいけないものなの?何で、皆、帰省するの?わかんねぇな~」とよく首をかしげていました。
「親が待っているだろうし、行けば喜ぶだろうし、地元の友達にも会えるだろうし・・・」
って言っても、理解できないようでした。

苦い思い出があるとか、帰りたくない理由があるならともかく
「わかんない人がいるんだ」って私の方こそ驚きでしたね。

お盆になるとそのことを思い出します。

人間ってほんといろんな価値観をもった人がいるものですね。
主人と出会って、そのことを学べたのはよかったことかもしれません。


我が家はお盆といえば、家族でお墓参りに行くぐらいです。
近くに行き来するような親戚もいないので、
特に生活の変化は起きませんが、

ご実家に帰ったり、兄弟家族で集まったり、
親戚付き合いがあるご家庭は多いと思います。

学校に行けないお子さんは、罪悪感から
「自分は行かない」と言ったり、家にきた親戚に顔を出さなかったり、
そんなこともあるかもしれませんね


我が家はお盆ではなかったですが、叔母が久しぶりに遊びに来てくれた時に、
菓子折りを持ってきてくれて、
ケン太に「これ仏さんにあげてくれる?」と言いました。

ケン太は不登校になったばかり。
まだ暴力もたまに出ることがあり、安定にはまだまだな時期でした。
それを心配して来てくれたのです。

いつものケン太とは顔つきがまったく違っているのを叔母はすぐ気がついたと思います。
でも、叔母はそれに気づかない振りをして、いつものように話かけたのです。

いつもだったら「わかった~」と受け取っただろう菓子折り。
ケン太は無視してまったく動こうとしませんでした。

私も内心「無理だよ~やっぱり・・・」と思いました。
その時のケン太にそんなことを求めるのも難しかったのです。

でも「今、ケン太はちょっと・・・」と
ケン太の前で言うわけにもいきません。

叔母さんの手前「ケン太。仏さんにあげてきて」ケン太に促すと
不機嫌そうに受け取り、仏壇に置きに行きました。

しかし、私が台所に入った瞬間、ケン太が追うように入ってきて
何度も私に蹴りを入れたのでした。


一時期、自分を操作する全ての言葉に反応していたケン太。
この時、その時よりは少し落ち着きを取り戻していたと思います。

でも、それは親が言葉に気を付けていたからです。
親戚の手前・・・それが崩れてしまったんです。

でも、ここで何も言わないのは・・いたたまれないですよね。
「親は何も言わないの?」と思わるような気がしてしまう。
つい、親も自分を守っちゃうんです。

子どももそれを感じとる。

だから厄介なことになります。


親戚が心配して声かけをしてくれる時もあるでしょう。

その言葉に対しての親の反応にも子どもは敏感です。
場合によっては、親子関係が悪化してしまう場合も。

これも、親戚の手前・・・で起きてしまう?


親は試されますね
気を付けなければならないです。


でも、本当は親を試す必要なんてないはずです。
安定していればね。

それほど不安定だったんだなと思います。


渦中の方、どうか今を嘆かないでくださいね

人間は変われるはずです。
不安定からも抜け出せるはずです。

ケン太はもうあの時のケン太ではないですから。




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