まろちゃ日記

ねこ、料理、バンド、友、ビーズなど

次郎物語

2016-02-28 20:50:41 | 読書・マンガ
次郎物語

幼い頃乳母に預けられた次郎は、
実母のいる家に戻ってから他人の家にいるような
居心地の悪さを感じていた。
士族の出だという広い家だが、その家に住んでいる
祖母や母は、次郎には冷たくあたった。

意地っ張りな次郎は、わざと食卓につかず
誰もいない時におひつに手をつっこんでご飯を
むさぼり食べた。

兄の学用品を捨てたり、隠れたり、
喧嘩をしたり、次郎の行動は
祖母や母との距離を広げて行った。

そんな中、母方の
祖父の家で生活することになる次郎。

自分を守ってくれるもの、そうでないもの達の
間で、様々なことを考え、大人には理解しがたい
行動をしてしまう子供の姿が描かれていました。
血のつながった家族の中でも孤独であった
少年の哀しさが伝わってきます。



コメント
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