まろちゃ日記

ねこ、料理、バンド、友、ビーズなど

駅鈴(はゆまのすず)

2018-05-28 17:58:58 | 家事
天平11年(739年)、近江国。東山道という
駅路(はゆまじ)に篠原駅家(しのはらうまや)
があった。
京から諸国へ(その逆も)使いを送るために
最短で行ける道を、駅路と言い、
30里(約16キロ)ごとに、馬と案内人を
取り替える駅家(うまや)を置いた。
その駅家を営む長(おさ)の孫娘、
小里(こざと)が主人公。
駅家の仕事をするのは、駅子(は
ゆまのこ)といい、男たちだけだ。
しかし、小里は、駅子になりたくて、
その仕事に首を突っ込んで叱られて
いた。

駅家を利用する人達と、小里との関わりを
通して、平安時代の伝達の様子や
遷都に巻き込まれる人々の
くらしを垣間見ることができる。
皇太子や、取り巻きの人達、大伴家持ら
と歌との関わりの場面も面白い。
コメント
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