天平11年(739年)、近江国。東山道という
駅路(はゆまじ)に篠原駅家(しのはらうまや)
があった。
京から諸国へ(その逆も)使いを送るために
最短で行ける道を、駅路と言い、
30里(約16キロ)ごとに、馬と案内人を
取り替える駅家(うまや)を置いた。
その駅家を営む長(おさ)の孫娘、
小里(こざと)が主人公。
駅家の仕事をするのは、駅子(は
ゆまのこ)といい、男たちだけだ。
しかし、小里は、駅子になりたくて、
その仕事に首を突っ込んで叱られて
いた。

駅家を利用する人達と、小里との関わりを
通して、平安時代の伝達の様子や
遷都に巻き込まれる人々の
くらしを垣間見ることができる。
皇太子や、取り巻きの人達、大伴家持ら
と歌との関わりの場面も面白い。
駅路(はゆまじ)に篠原駅家(しのはらうまや)
があった。
京から諸国へ(その逆も)使いを送るために
最短で行ける道を、駅路と言い、
30里(約16キロ)ごとに、馬と案内人を
取り替える駅家(うまや)を置いた。
その駅家を営む長(おさ)の孫娘、
小里(こざと)が主人公。
駅家の仕事をするのは、駅子(は
ゆまのこ)といい、男たちだけだ。
しかし、小里は、駅子になりたくて、
その仕事に首を突っ込んで叱られて
いた。

駅家を利用する人達と、小里との関わりを
通して、平安時代の伝達の様子や
遷都に巻き込まれる人々の
くらしを垣間見ることができる。
皇太子や、取り巻きの人達、大伴家持ら
と歌との関わりの場面も面白い。