まろちゃ日記

ねこ、料理、バンド、友、ビーズなど

君たちはどう生きるか 吉野源三郎

2018-09-17 19:29:54 | 読書・マンガ

コペル君は、中学一年生。
もちろんコペルというのは、
あだ名です。お父さんは、亡くなって
いませんでしたが、叔父さんが、
よくコペル君に、コペルニクスの話や
人として大切なことを、話して
くれました。コペル君は恵まれた境遇で
暮らしていましたが、家の仕事を手伝って
学校になかなか来られない友達もいました。
そんな時、叔父さんは、
人間同士は、「網目の法則」でむすび
ついている。お互いに何らかを生産し
つながりあっている。しかし、案外、
すばらしい邸(やしき)に住んでいる
人々の中に、まるでねうちのない
人間の多いことがわかるにちがいない。
逆の立場の人の中に、頭を下げなければ
ならない人の多いことも、気づいてくる
にちがいない。その友達は、もう立派に
物を生み出す人の側に立っている。尊敬を
もつべきだと教えてくれました。
そして、ある時、友達のお姉さんの
話しからナポレオンのことを聞きました。
叔父さんからも、詳しく話を聞きまし
た(手紙で)。ナポレオンは、人類の進歩に
尽くし、勇気と決断力、硬い意志を持った
人だったと。
ナポレオンの勇気や硬い意志を学んだ
コペル君だったが・・。


学ぶことの意味、今解明されている
物事が、先人の努力であり、私たちも
それを発展させたり、伝えたりする
責務があるのではないかと感じました。
そして、学校で人との関わりを
重ねることが貴重な体験であること。
失敗したり、無駄な時間を過ごして
しまったり、成功したことなどすべて、
自分の人生の糧になっているのだと
思いました。学校に行きたくないなと
思っている人に、学ぶことをつづける
ためのヒントになったらいいですね。


コメント
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