麻井深雪 作
池田春香 絵
ポプラ社
水森利世は受験を控えた中学生。私立の光丘学園に行きたいけれどシングルマザーの母親に言えないでいた。せめて、憧れの光丘学園の制服を着たいと、いとこのすみれちゃんに制服を借りてお出かけした。そこで素敵な男性に出会うが、光丘学園の生徒であるように振舞ってしまう。
〇〇学校はお嬢様学校だから、そこにいる人間は〇〇だとか、〇〇くんは私に釣り合わないとか人を所属している環境で判断している利世と、人そのものだけを見ている男の子が対照的に描かれている。
制服が可愛いというだけで私立学校に進学したいと言われたら親は大変だなぁと思う。子どもの立場では、リアルな悩みかもしれないけれど‥