塩野米松作
矢吹申彦絵
福音館書店
正吉の母さんは工場に働きに行っていていない。帰ってくるのは一か月に一回だけだ。父さんはセンソウに行っている。兄さんもセンソウを手伝いに行っているらしい。
遊び相手がいない正吉のところに、おじいがヤギをだいて帰ってきた。
それから、正吉とヤギの生活が始まった。正吉は、ヤギに綱をつけ、草を食べに連れて行く。おじいは、ヤギの小屋を作り始めた。
いつか食べる時がくるヤギには名前はつけない。
しかし正吉はヤギを兄弟のように可愛がって‥
ゲームやネットが蔓延している今、正吉とヤギの自然の中での暮らしがとてものびのびした貴重な時間に感じました。