続・リズム
中卒で苦労する真ちゃんを思って
著者 森 絵都
講談社
去年新宿のライブハウスで
真ちゃんのバンドを見たさゆき。
しかし、今年は、真ちゃんが
行方不明になった。
さゆきは、14歳。真ちゃんは19歳。
中学の用務員室の林田さんに、そのことを
話したら真ちゃんが先週の土曜日
ここに来たようだ。どうして来たの?
しかし、林田さんは、その理由を
教えてはくれなかった。
そして真ちゃんが、バンドをやめたことを、幼なじみのテツから聞いた。
夢破れた真ちゃんに動揺するさゆき。
自分も、進路を決めなければならない大事な時期にあった。
中卒で苦労する真ちゃんを思って
さゆきを遠ざけようとする真ちゃんの
父。その時のやりとりや、さゆきの
心の動きを、ぜひとも、受験前の子供達に読んでほしいと思いました。