「いいたいことがあります!」
魚住直子 西村ツチカ 絵
偕成社
小学六年生の陽菜子は、四年生から進学塾に
通っていて、塾の宿題もあり、毎日忙しい。
うっかり寝てしまった陽菜子に、お母さんは
「やることはやったんでしょうね。」ときいて
きた。その上、洗濯物をかたづけていないことを
責めた。しかし、お母さんは兄には家事を頼まない。
そんなお母さんに、陽菜子は不満を感じていた、
ある日、友達から携帯にメッセージがきた。
珍しく遊びのお誘いだった。陽菜子は、
親のふりをして塾に遅刻の電話をしようかと
考えた。すると、目の前に見知らぬ女の子が
立っていた。大人のふりをして電話をするのは
簡単だという。そして、本当に大人のふりをして
塾に遅刻の電話をして、友達のところへ遊びに
行った。久しぶりに楽しい時間を過ごし、結局
塾はさぼってしまった。家で言い訳を考えている
と、畳に手帳が落ちているのを見つけた。その
手帳にはある文章がびっしりと書かれていた。
それは、「わるい親は、子どもを見ていない。
見ていても、外がわだけだ。心は見ていない…」
と続く衝撃的なものだった。
親からすれば、当たり前のことをさせている
つもりでも、子どもは苦しんでいるかも
しれない。そんなことを立ち止まって
考えるきっかけになる一冊です。
魚住直子 西村ツチカ 絵
偕成社
小学六年生の陽菜子は、四年生から進学塾に
通っていて、塾の宿題もあり、毎日忙しい。
うっかり寝てしまった陽菜子に、お母さんは
「やることはやったんでしょうね。」ときいて
きた。その上、洗濯物をかたづけていないことを
責めた。しかし、お母さんは兄には家事を頼まない。
そんなお母さんに、陽菜子は不満を感じていた、
ある日、友達から携帯にメッセージがきた。
珍しく遊びのお誘いだった。陽菜子は、
親のふりをして塾に遅刻の電話をしようかと
考えた。すると、目の前に見知らぬ女の子が
立っていた。大人のふりをして電話をするのは
簡単だという。そして、本当に大人のふりをして
塾に遅刻の電話をして、友達のところへ遊びに
行った。久しぶりに楽しい時間を過ごし、結局
塾はさぼってしまった。家で言い訳を考えている
と、畳に手帳が落ちているのを見つけた。その
手帳にはある文章がびっしりと書かれていた。
それは、「わるい親は、子どもを見ていない。
見ていても、外がわだけだ。心は見ていない…」
と続く衝撃的なものだった。
親からすれば、当たり前のことをさせている
つもりでも、子どもは苦しんでいるかも
しれない。そんなことを立ち止まって
考えるきっかけになる一冊です。