宮尾和孝 絵
文研ブックランド
優斗はサッカーの練習中に足首をひねって痛めてしまう。最近転校してきた。大地に心配されたが、面白くない。大地は背が高く、足が速いから今度の運動会でリレー選手になるだろう。自分も毎年リレー選手に選ばれているのにけがをするなんて運がわるい。
流星はメタボなお父さんに誘われ川沿いを走ってみた。いつもは公園でゲームばかりしていたが、走ってみると頭も体もすごくすっきりした。そしてちょっと欲も出てきたリレー選手になりたいと。
運動会のリレー選手の選考会が行われた。優斗は、選考会を欠場した。けがをしたことで自信を失っていたからだ。
しかし優斗の友達の春樹はなんとか優斗をリレーに出そうとして‥
リレーを通して自分さえ良ければと思っていた優斗の心が変化していく。