著者 指田和
ポプラ社
著者の指田和さんは、2016年広島平和記念資料館である家族の写真に出会いました。スクリーンに映し出されたのは古い白黒写真で女の子のひょうきんな表情や犬をかかえた男の子にクスっと笑ってしまいました。そして、最後に映し出された「この家族は原爆で一家全滅しました」この言葉に胸を打たれました。そして指田さんは行動を始めたのです。この子たちの絵本を作ろうと。この家族のアルバムは13冊ありました。勇気を出してアルバムと向きあい、写真を選びました。また、どこで、どんなふうに一人一人の命が終わっていったのかを調べ始めました。その行動が色々な人との出会いも生みました。絵本「ヒロシマ消えたかぞく」は2020年青少年読書感想文全国コンクールの課題図書となりました。