たそがれおじさんのぐうたら人生(TOGZ) 

「とかち」をこよなく愛するおじさんが自転車で巡る十勝野風景を発信(晩秋の日高山脈11/8)

サロベツ原野からのお客さん

2024年12月24日 | 野鳥

あちらこちらで大雪の報。

十勝は朝から穏やかに過ぎる一日でした。

 

午前散歩は、タンチョウ観察を兼ねて

10時過ぎに出発。

10:30現在の気温は-2℃でした。

風もほとんどなく、

直射日光が勝り、

ポカポカ陽気。

 

どうかな会えるかな?

小麦畑にはハクチョウは見えるけど...。

ウム、右の林の近くにタンチョウらしき姿。

居るいる...。

 

6羽確認できました。

近づくために幹線の歩道にやって来ました。

今日も東大雪はウペペサンケも見えます。

 

タンチョウを見てみましょう。

エッ 右から2羽目に足環が光る!

足環193♀が来ているのかな?

 

思いっきりズームして確認!

足環448?

これって、サロベツ原野で夏場を過ごすつがいです!

そうかい今年もここに越冬でやってきたんだ。

今年もこうしてここらあたりで越冬地として訪れたようです。

ありがとう!本当にありがとう!

 

予想では多分、十勝川をねぐらにしているタンチョウたちと一緒では?

(足環193♀も同じあたりをねぐらにしているのでは?)

 

6羽いましたが、

こちらの越冬地のねぐらで出合った仲間でしょう。

 

夢中で観察・撮影をしていました。

ふと歩道を見たら、

大きなズームレンズをつけてタンチョウを撮っているお方。

容姿で直感的に分かりました。

 

札幌のタンチョウ研究所代表のMさんです。

(Mさんのお父さんはタンチョウ研究者として著名なお方です)

釧路で用を済ませ、

移動中だそうです。

タイミングのいいときに訪問出来たようですね。

ここの場所で2度目の出逢いです。

専門家の情報が聞きたくて訊きたくて...。

お話させていただいていいですか?

いいですよと応じてくださいました。

ほぼ1時間、

タンチョウの分布現状、

これからの生息拡大、

あれやこれやと伺いました。

 

専門的なことは十分理解できていないこともあるので、

省略。

その他印象に残ったことで...。

■タンチョウはほぼ全道的に生息域を広げていること。

■ほとんど確認されていないのは、道南地区らしい。

 

話を聞く間にタンチョウが飛び立ちました。

4羽は南方面へ、

2羽は東方面へ移動。

 

■道南では営巣する環境(湿原など)が今のところ確認できていない。

■道南でタンチョウが営巣し生息するようになったら、

 本州方面へ飛来する足掛かりになるのでは?とか。

■タンチョウのつがいで、♂♀判断の一方法は?

 ・♂が先に鳴く(クワ―ッと1回)

 ・続いて♀が鳴く(クワ―ッ、クワーッと2回)

 ※♀が先に鳴くこともあるが、2回鳴く

 

1時間、いろいろお話ありがとうございました。

Mさんありがとうございました!

 

今日はテリトリーをショートカットで、

9号の農道を歩きました。

乾いた大地と東大雪。

白く見えるのはウペペサンケ。

 

農道わきには2羽のタンチョウがいました。

さっき東方面に飛び立ったタンチョウがここに来ていたようです。

 

さらに道路を挟んで東に2羽のタンチョウ。

今日はタンチョウ8羽が近くに来ていました。

 

久しぶりのシジュウカラ

身体ポカポカでタンチョウ観察散歩、

終了。

 

帰ってきて、

サロベツ湿原センターに電話しました。

こちらで見かけた報告をし、

足環448に関する情報などをいただきました。

 

足環193♀に続いて、

足環448♀(血液検査をしたら♀だったということでした)

以後も午前の観察に心しようとの思いです。