たそがれおじさんのぐうたら人生(TOGZ) 

「とかち」をこよなく愛するおじさんが自転車で巡る十勝野風景を発信(晩秋の日高山脈11/8)

浦幌博物館

2020年01月25日 | 日記

浦幌に出たときは

たいていは

浦幌博物館に行きます

 

ここには

地球の歴史や

人間が暮らした歴史など

浦幌がテーマなのですが

貴重な記録があります

 

加えて

ここの博物館の

学芸員さんがすごいお方です

(仕掛けがすごい)

(研究がすごい)

(人間性がすごい)

・・・・・すごい!

 

魅力のある所へは

誰でも行ってみたいですよね...

 

23日に浦幌に行った帰りも

博物館に寄ってきました

 

おじさんが

博物館に興味を持ったのには

ほかにもわけがあります

 

生まれ故郷の

十勝太

ここの丘陵に

縄文後期(本州は弥生時代と重なるとか)から

擦文期(本州は弥生後期から平安時代に重なるとか)まで

遺跡群があって

 

考古学の宝庫なのです

 

浦幌博物館には

これらの資料もあることから

古代へのロマンをはせる

おじさん心をくすぐるのです

 

おじさんも

この土地の歴史の1ページを過ごしたということ

なので

知らずにはいられません...

 

博物館でみたこと

ほんのわずかですが

少し整理しながら見ました

 

この施設には

博物館

図書館

教育委員会が入っています

 

博物館入り口

 

ポインセチアがお出迎え

殺伐としたこの時期

いい!

 

地球の歴史を感じる資料

K-Pg境界

(レプリカです)

このレプリカは

斜めに筋の入った地層から

6600万年前

メキシコのユカタン半島に落下した

巨大隕石(直径10㎞)

巨大隕石による衝撃の跡です

 

地球環境も大きな変化をもたらしたとか...

 

こんな歴史の一面が

今のところ世界に30数か所

東アジアでは

浦幌が唯一とか...

 

地球が吹っ飛ぶ程の衝撃の跡です

 

よくも

この環境を取り戻すことができたと

自然の回復力に

畏敬の念...

(今は人間自身が地球破滅へと進んでいるような気が)

 

浦幌は

かつて200mほども海中の中だった

という証拠の化石

 

この貝は

ミガキボラという貝の仲間ですが

かなり形態が違うので

ウラホロの称号(?)がつきました

 

おじさんも

かつて化石が採れた地域に住んでいたこともあり

化石を含んだが岩石を持っています

 

いよいよ

おじさんの故郷

十勝太のことです

 

これです

十勝太遺跡群から出土した

土器類です

 

いつもは

博物館でみるだけでしたが

今回は

googleマップを活用して

土器類が出だ

エリアを鳥瞰してみました

北から南側を鳥瞰した

遺跡群のエリアです

(まだありますがここでは省きました)

 

すべてが

丘陵になっています

(河岸段丘なのかな)

 

黒丸 十勝太遺跡群(正確な呼び名は調べていません)

赤丸 若月遺跡

青丸 十勝太遺跡展望台

黄色 おじさんが一度転居した丘です

   (竪穴がありました)

 

それぞれをもう少し大きくしてみます

 

十勝太遺跡群

竪穴の跡がはっきりと確認できます

かなりの竪穴が見れます

 

若月遺跡群です

ここも南斜面に竪穴や

お墓跡

農耕したという証など

貴重な埋蔵物が出ました

 

十勝太遺跡展望台

ここにも竪穴群が見えますね

右下方から道路を挟んで

チャシ(一般には砦と言ってます)跡も見えます

 

1000年位前の

擦文期といわれています

 

おじさんが子供のころいた

黄色は後述します

 

博物館に戻ります

 

若月遺跡から出土

 

模様については

独特なもの(オリジナル)だそうです

 

続縄文期の土器だそうです

 

古代人が造ったのです

 

縄文後期の土器のようです

 

竪穴や近辺から

採掘し

つなぎながらも

見事によみがえっていますね

 

時代に生きた人々が

目の前にいるような感覚です!

 

若月遺跡から出た

穀類や装飾品です

 

 

農耕を行っていたのではとの...

 

北海道に暮らした

先人たちは誰なのか

明確な答えは...?

 

最後になります

 

鳥瞰地図の

黄色のところ

 

ここは

現在地から移転した場所の丘陵です

 

拡大してみます

前には浦幌川

右側には静内川(よくカラス貝をとりました)

 

今も木が少ないですが

ここを開拓して畑にしていました

この畑の

道路に近い丘の斜面に

大きな竪穴があります

 

畑作業で父親が

錆びた刀を見つけたことを

鮮明に覚えています

 

子ども心に

刀はお侍さんをイメージし

 

遊びの一つ

チャンバラごっこには

必需品でしたので

錆びてボロボロとはいえ

ぞくぞくしてみていました

 

そんなことを思い出してくれたのは

博物館のコーナーに

アイヌの人々の遺骨が

故郷に帰ってきたということで

埋葬された遺骨以外の

副葬品が展示されていました

 

その中に

 

子どものころ見たと同じ

刀を見たことで

思い出したということです

 

十勝に住んでいる人は

報道などで知っていると思いますが

以下のコラムは

博物館の学芸員さんが投稿したものをお借りしました

関心のある方は読んでみてください

学芸員コラムリレー

 

で、そのコーナーには

おじさんが昔見たと同じ刀だったもので...

 

何とも言えない

心地になったりしました

 

この日の

博物館訪問は

これまでにない

いろいろな意味合いを持つ

充実したものとなりました


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