京都の北部、丹後半島の町で、
「伊根の舟屋」で有名な伊根町。
私(わたくし)は釣りバカ日誌の舞台になったことが
テレビで紹介されてるのを見て知ったんですけど。
そこの花火大会に行ってみました。
伊根湾岸沿いに舟屋が建ち並んでいます。
舟屋は1階部分が船のガレージや作業場などで、
2階が居室や民宿になってるという。
だがしかし、船の大型化で、今では船は屋外に
係留されてることが多いんだとか。
この舟屋が観光スポットになっていて、
伊根湾を巡る観光船も出ているようです。
クレーンに吊るされた大きなスクリーン。
花火の前に映画が上映されます。
場所取りの多くの人は花火の打ち上げ方向ではなく、
まずはスクリーンの方に向かって座ります。
地元の人たちによる模擬店。
この模擬店のみで、露店は全く来てませんでした。
しかし、売ってる食べ物はイカ焼きやサザエのつぼ焼き、
へしこを使ったいくつかの食べ物、カキ氷、
から揚げや焼きそば、ポテト、ウインナー、おにぎり、
うどん、まんじゅう、ゆで卵等等、かなり充実してました。
日が落ちて、映画シュレックの上映開始。
私(わたくし)は久々に星空を見ていました。
ここは街の光がきわめて少なく、星がよく見えました。
流星の一つくらいは見られるかと期待してたんですが
残念ながら流れませんでした。
スクリーンの後ろに光の粒でできたラインがあるんですが、
これは舟屋につるされた提灯の灯です。
シュレック終了後、花火開始。
伊根湾上空に打ち上げられ、破裂音が
湾を囲む山々に反射して、ド迫力です。
ここの花火はシンプルで、近年増えてきた
音楽などによる演出等はありません。
純粋な花火。
音楽に合わせた花火ももちろんいいですが、
そればかりになると、やはりこういう
そのままの花火もあってほしいと思います。
この伊根花火の良さは他にも、
周りに街の灯がほとんどなく
花火がきれいにみえるし、
露店が出てないから発動機などの雑音もなく、
見物に来た人もおそらく数千人レベル。
かなり落ち着いた雰囲気の中で観賞できます。
花火大会を選ぶ時って、発数とか規模を
目安に選んだりしてましたが、
今回の花火で、ちょっと見方が変わりそうです。
伊根花火、非常に素晴らしかったです。