ボヤキまSHOW

I talk to the window ~窓に語りて~

子供の頃に切なくなった絵本。

2011-12-14 21:43:29 | じゃっく。

この間の休日、本屋さんで、絵本「泣いた赤鬼」が
置いてあるのを見つけました。

私(わたくし)がまだ小さい頃、母がこの絵本を
読んでくれました。なつかしい。

このお話、最後がとても悲しくて、読んでもらって
とても切ない気持ちになり、
それで印象に残っている作品です。

心優しい赤鬼が、人間と仲良くなりたくて
家の前に立て札を立てます。

立て札にはおいしいお菓子やお茶を用意してるから
遊びに来てください、みたいな事を書いたんですが、
村人達は悪い想像ばかりして遊びに来てくれません。

そこに親友の青鬼がやってきて、赤鬼のために
ある作戦をたてます。

青鬼が村人の前で暴れて、そこに赤鬼が現れて
青鬼をやっつける、そうすれば村人は赤鬼にことを
イイ奴だと思ってくれるというもの。

赤鬼は、それでは青鬼が気の毒だと思うんですが
青鬼は実行に移します。

作戦は成功し、村人は赤鬼のところに遊びに来るように
なったんですが、その後の青鬼が心配で
青鬼の家に行ってみると・・・。

赤鬼に宛てた手紙が貼ってあったんですね。

要するに、自分(青鬼)が赤鬼と親しくしてるところを
村人に見られたら、また悪い奴だと思われてしまうから
旅に出ます、と。

赤鬼は泣きます。

青鬼の優しさが、何か切ない気持ちに
させられるといいますか何といいますか。

だがしかし。

今、思ったんですが。

青鬼は、自分という親友がいながら人間と仲良く
なりたいと思った赤鬼に対して
さみしい気持ちになったということなのかなあ、と。

まあ、いづれにせよ悲しくて切ない話です。