統計学科だけど,海外の大学では昔からコノ学科って存在しているの.で,データ・サイエンスの専門ってココで学べて,別に新しいものじゃない,ということでしょうよ.個人的には,在外研究でアメリカの大学でコノ学科にはお世話になった,という具合.学部で言えば,リベラル・アーツの中にある,というのが多いかと.実は,ビジネス・スクールの中にあることも.
で,最近の流行ってビジネス・アナリティクスなの.アッチコッチで立ち上がっていて・・・.こっちの方は,ビジネス・スクールの中にある,ということ.要は,ビッグ・データ絡みで期待されている,そんなこと.
プリンストン大学はかなり前に統計学科を潰してORとファイナンスの学科に・・・.カルテックやMITは機械学習といったAIを基盤にしたデータ・サイエンスの学科を設置.そもそもカルテックとMITって統計学科が無かったのだけど,最近は変化している感じなの.カーネギーメロン大学は昔から統計学科があって,特にベイズではもともと有名で,統計学科とは別にAI絡みは計算科学の学科でも扱っている,という具合みたいで.要は,工学および理学で強い大学の状況ってこんなんだけど.
そう言えば,日本の大学で話題となっているデータ関連の学部や学科だけど,海外の大学で言えばどういった位置付けなんだろう? 統計学科それともビジネス・アナリティクスのどちらか? あるいはビジネス・スクールの中の統計学科? それとも機械学習やAIといった工学として?
色々あるけど,でも,ハチャメチャな構図ってどうしても体系が世界標準と乖離している,ということでもあるでしょうよ.統計学科が日本には根付かなかったので,急にデータ流行で,これに追随するために妙な体系の学部や学科ができる,そんなことも考えられて・・・.独自なやり方を否定する必要はないけど,でも,基礎が曖昧だと厄介なことに.
個人的には・・・・.
頑張りましょう.