武侯祠の隣にある錦里にきました。
2004年10月末、四川省成都市内に蜀漢時代の町並みが再現されました。名前の由来は漢代に錦産業が発達した成都のことが錦の古里と読まれたからだそうです。現代の「錦里」は武侯祠の隣に位置し、歴史と現代を有機的に融合して、全長約350mぐらいの沿道に並んだ建物がすべて明、清時代の建築風格をそっくり真似て造られ、川劇や皮の影絵人形、飴細工など昔の蜀文化の実演や民間行事のイベントも時々行われております。料理店、旅館、茶館、店舗、舞台、迂回する廊下、立派な邸宅などに昔の衣装を着た商人が声をあげて物を売り歩く声が絶え間なく続いています。四川各地の有名な新鮮な菓子をその場で作りながら呼び売りしている姿が観客の目を引いています。夜には、絹の赤い提灯が高く掛けられ、お茶や濃いコーヒーの香りが空気に漂い、各店は人声で沸き立ち、錦里はまるで古代成都の雰囲気を醸し出しています。
ネットで成都の観光地を調べていると、必ず錦里の名前が出てきます。
中国らしい雰囲気を満喫できるらしいと期待して来ましたが、説明に在るとおり新しい中国と古い中国が融合した面白い所でした。
時間があれば一日中ゆっくり一軒一軒冷やかして歩いて見たい気がする街でした。
錦里の入り口を入ると直ぐに、セットメニューで45元と言う看板が目に入りました。
洒落た店で中を覗くと雰囲気も良さそうです。
朝食もそこそこに出かけてきましたので、早めの昼食をとることにしました。
何時もの大皿にどかっともった料理ではなく、小皿で一人分づつ運ばれてきました。
左の写真 下左;日本で言う、山くらげのような野菜、下右;豚とセロリの炒め物、上左;豚の燻製?
上右;ところてんに似たようなもの
右の写真;真ん中の蒸篭には肉万と餃子と柏餅のようなものが入っています。 小鉢は左から黒ゴマ餡の入った餅のスープ?、黒蜜のかかった餅、ピーナツのたれのかかった水餃子、右二つの坦々麺とワンタンは成都の名物らしいです。
どれも少しづつだったのですが、結構お腹が一杯になりました。
お味もまあまあで、「これが成都の代表的な食事の見本なのか」と満足しました。
私はネットで調べた名物の坦々麺を後で食べに行こうと思っていたのですが、夫が「辛い! 辛い!」と、この量を食べるのがやっとでしたので、これは無理だと諦めました。
以下は、私たちが歩いた道すがらの風景や主なお店の写真です。
興味のある方は拡大してお楽しみ下さい。 人力車もお待ちしています!
次は杜甫草堂です