クリスマスイブに青島では初雪が舞い、ホワイトクリスマスを予感させましたが、寒さだけを残して雪は消えていきました。
我が家は私の補導老師のLさんの案内でクリスマスディナーに出かけました。
場所は山東料理で評判の、「老轉村」です。
山東料理(さんとうりょうり)は中国の山東省に発祥した料理のことで、中国八大料理(八大菜系)のひとつ。北京料理の原型であり『魯菜』と呼ばれる。その歴史は北宋の頃まで遡ることができ、明・清のころには宮廷料理として北京の宮廷で食された。(PC資料)
山東料理の特徴は、味は香りがよくて塩辛く、歯ごたえはやわらかく、彩りが鮮やかでつくりは繊細なことである。
透明なコンソメスープ(清湯)と白く芳醇な牛乳スープ(奶湯)がよく使われ、ねぎなどを香味料に使う。
また海が近いことから海鮮を使った料理が多いのも特徴となっている。
時間が早かった所為か、店内はまだお客は見られません。
本日のメニューはこちらの「クリスマス用単菜」です。(薄い紙切れ1枚)
初めは、「涼菜」; 左から、「筍の若穂の酢漬け」、「大根の中華風味噌和え」
右端の4品は、山東料理の特色菜で、“豚の皮のゼラチン寄せ?”みたいなものです。
「小鮑のスープ煮」; 小さいながら柔らかくてとても美味でした。
「豚角肉と小烏賊の煮物」; 濃い味付けでしたが、烏賊に眞子が詰まっていてとても美味しい!
汤タン1(スープ);有名な「酸拉汤」ですが、夫は少々苦手、私も1杯頂けば十分なので殆ど残りました。
中国の何処の地域に行ってもこのような食べ方をする料理があります。
一番有名なのが“春餅”ですが、これは春餅とは違うようです。 竹籠の中は肉と玉葱のフライです。
春餅と同じようにクレープ状の餅に具をまいて食べます。
ご覧の通り「白菜と栗の煮物」; 私には少々薄味でしたが、美味しく頂きました。
これは何と言うのでしょうか? 説明では「豚の内臓を野菜と少し辛目に炒めてあるもの」だそうで、嫌なら別の物と取り換えても構わないと、言われたのですが「怖い物食べたさ」で、そのまま頂きました。
案の定とても辛かったので、夫は少しも手を付けず、私は美味しいと思いましたがたくさん残り“打包”です。
大きな魚の煮物;大連ではお魚と言うと川魚でしたので、海水魚は久しぶりです!
中華の調味料で味が付いていますので、少し感じは違いますが美味しい煮魚でした。
主食はやはり水餃子; 夫は少しでもご飯を食べたいようでしたが・・・。
この頃には皆満腹状態で、Lさんが“打包”です。
デザートは「西瓜、林檎、オレンジの盛り合わせ」でしたが、食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。
7:30頃には店内も満席になりました。
従業員はサンタ帽を被り応対をし,サンタクロースが各テーブルを回りプレゼントを配り始めました。
Lさんもサンタさんにプレゼントをもらって大喜びです。
最後はLさんからのプレゼント; 授業中に「大連ではクリスマスに林檎をプレゼントする習慣があったけど青島には無いのですか?」と質問してみましたが、老師はご存知ないようでした。
Lさんも知らないと、プレゼントもオレンジでした。
何故かな? 新しいお祭り?なので青島ではまだ流行していないのでしょうか?
林檎は「苹果 ピングォ23」だから、「平安ピンアン21」に繋がって縁起がいいのですよ!
縁起担ぎの好きな中国人にしてはおかしいですね!
私が青島に居る間に流行せましょうか!?