mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

カレーを作りました!

2008-10-26 23:17:09 | Weblog
ちょっと落ち着いたので、「料理でもしょう!」と、先日買ってきた
「SBゴールデンカレー」を取り出しました。
娘達が小さな時は毎週のように作っていたものでしたが、
夫婦二人になってからは、「ホテルのカレー」と、称するレトルトパックの
お世話になっていました。

久し振りです。
あれが無い!これも無い!で、味に自身はありませんでしたが、
生姜をたっぷり入れた、「薬膳カレー」が出来上がりました。
キャベツと胡瓜、人参、ゆで卵でサラダを・・・。
これまた貴重な、味の素のマヨネーズで味付け。

フーシャンに来ていた、李さんにも食べて貰いました。
日本のカレーは初めてだと「美味しい!美味しい!」と食べてくれました。
因みに中国語で美味しいは「好吃!」(ハオ チィ!)と言います。

今度は何を作ろうかなぁ?  学食に「肉じゃが」のような物があります。
日本のお袋の味の代表「肉じゃが」をご披露しようかしら!!!



初めての病院

2008-10-24 00:04:13 | Weblog
今日、中国へ来て初めて病院に行きました。

受け持ちの老師に紹介された医師の病院です。
先日、フーシャンした時に、足の浮腫みを相談しました。
その医師は孫先生と言って、漢方を専門にしている方でした。
「薬を出すので病院にいらっしゃい」とおっしゃって下さいました。
幸いにも、大学と路を挟んで向かい側にある「大連第五病院」でしたので、今日早速行って来ました。
「授業が終わってからいきます」と、時間は約束していなかったのに、わざわざロビーに出てきて下さり、私達を連れて診察室へ、診察も受けずに処方箋を書いてくださり、またまたサッと薬局へ・・・・。
支払いは14.4元(受付1元、診察料2元、薬代11.4元)
日本円で約230円です。 何と言う安さ!!!

本当に有り難いことでした。
病気になっても、どうしたら良いか分かりませんでした。
保険は? 何処の病院が良いの?(大連にはあちこちに病院があります。)と、
いつも夫と話して居ましたので、「本当に祝福だね!」と、感謝しました。

ここで中国の不思議・・・民間の薬局でもそうだったのですが、薬局に処方箋を出すと、請求書をくれます。 それを持って会計に行き、お金を払って領収書を持って再び薬局へ、領収書を提示して薬を貰います。

日本では薬を貰ってから支払いますが、中国では薬を先に渡すとお金を払わないで帰る人が居るからかも?と夫と話しています。

中国の方に聞くと、最近農村から沢山の人が都会に出てきて、マナーが悪くなったそうです。
「中国は国土が広いし、人口が多いので、悪い人も多い!」と、言います。

本当にそうなのかなぁ!  国が情報を制限し、人々の自由を認めていないところにも原因がある様にも思えるのですが・・・・・。

中国の不思議はまだ沢山ありますので、追々お話していきましょう。


やっと試験が終わりました!

2008-10-21 14:29:08 | Weblog
試験が終わり、ホッとして気が抜けています。
そのせいか、少し体調の悪さが気になりだしました。
日本に居る時も時々足が浮腫んではいたのですが、最近は毎日足が浮腫んで小象のような足になっています。  
足つぼマッサージを仕事にしている次女に何処を押したらよいか訊いて、マッサージをしているのですが、あまり効果がありません。
気のせいか何だか疲れ易くなったみたい!
夜も10時前には眠くなってしまします。
しなければならないことが沢山あるのに~~!!!  少し焦っています。

昨日テストが返ってきて、点数が発表されました。
全くゼロからの出発にしては、良い点を頂きました。
やはりピンインが曖昧でマイナスが沢山ありました。
日頃漢字を使っている強みで、高得点者は殆どが韓国人と日本人でした。
期末は100点を目指して頑張ります!!!

スピーチも落ち着いて発表できましたので、先生に良い評価をいただきました。
諦めては何も出来ないので、老骨に鞭打って諦めずに頑張ろうと思っています。

今日、老師のお友達の医師を紹介され、フーシャンが増えました。
私はまだ聞き取れないので、会話が出来ないのです。
文字で書いて頂けば何とか返せるのですが・・・・・。

先生に夫とその方の会話を聞いて勉強しなさい!と、言われました。
またまた、頑張らねば成らぬ事が・・・・・・!!!

少し弱音を吐いてしまいましたが、新たな気持ちで出直します。
どなたか浮腫みを取る良い方法がありましたら教えて下さい。

フーシャン友達

2008-10-16 01:08:20 | Weblog
先日、三組目のフーシャンの学生が我家にやってきました。 遼師大の日本語学科の三年生の三人組です。
間さん、聞さん、袁さんと言って、一見日本の何処にでも居そうな清楚な女性たちです。  
しかし、話し出すと直ぐに日本人ではない事が分かります。

中国では四声があって話し方に抑揚が在るので、抑揚の無い日本語を話すのはとても難しいらしいのです。
ですから、他のフーシャンの学生にも言ったのですが「日本語は殆ど4声で話しているので、あなた達も4声で話してみれば日本語っぽくなるでしょう」と、提案してみました。

もう一つの難点は「巻き舌」です。
ピンインに[zh][ch][sh]と言うのがあるのですが、[r]と加えて中国人に言わせれば、半分以上が巻き舌で発音します。

この癖が出て日本語を話すのが難しいのです。
私達には逆にこれが本当に難しいのです。  加えて[hハ]は喉の奥をこさぐようにして発音しなければなりません。
中国へ来て改めて発音の難しさに悩まされています。
他にも[jジ][qチ][xシ][zズ][cツ][sス]など英語と違ってとても難しい発音もあります。
まぁ何とか発音出来たとしても、中国人の話す中国語では違いが分からず聞き取れません。

フーシャン仲間で「マンマン、シュエ!」(ゆっくり学びましょう!)と言うのが合言葉です。
焦ってしまうと、学ぶのが楽しくありませんからね!
「ゆっくりで良いので、続けていればいずれ何とかなるでしょう!」と、お互いを労わりながら励まし合って学んでいるのです。

しかし、彼女達には大きな目標がありました。
来年の5月にキャノンの主催の「日本語で話すコンテスト」があるのです。
その賞金が何と1万元。 日本円にして16万円くらいの金額ですが、最近就職難で給料が3,4千元の中国では大金です。
副賞は日本旅行だそうです!!  彼女達は憧れの日本には是非1度行って見たいのでしょう。
でも、優勝者だけだそうで、「確立は低いけれどチャレンジしてみたい」と言っています。

此処へ来て本当に感心するのは、中国の学生達がとてもよく勉強する事です。
遊んでいるのは留学生だけ!?
給料の安い親が一人っ子に自分達の将来を託して大学に入れ、節約をして仕送りをしてくれているのに応えているのでしょう。

以前に紹介した李さんは「両親の為に高い給料の貰える日本企業に就職をしたい」とはっきり言っています。
日本も昔はそうだったように思います。  
「親の為にしっかり勉強して、立身出世を望んで居た人」が沢山居ました。
最近では、お笑いの男性が「漫画で『野口英世』を読んで、自分が有名になれば、大好きだった亡くなったお母さんが褒められると思って、頑張った!」とテレビで話しているのを聞き、「成功する人はやはり自分の為ではなく、誰かの為に頑張っているのだ!!!」と、とても嬉しかったのを覚えています。

12月には「日本語検定」があります。
三人組みは1級、李さんは2級、曹さんは1級を受験します。

曹さんの事を話していませんでした。
彼女はこの大学の学生ではありませんが、担任の老師の依頼でフーシャンすることになりました。
彼女は中学生の途中から瀋陽に在るダンスの学校に入り、5年間学んだ後3年間ダンサーをしていました。
しかし、女優になりたいと思い、ダンサーを止め、日本語学校に通い始めたそうです。
細かい事は聞いていませんが、日本のタレントになりたいのかなぁ!!

李さんは卒業後、日本に留学したいと言っています。
彼女達のそれぞれの望みが叶うように、出来るだけ協力をしていきたいと思っています。

わたし達も彼女達を助けながら沢山の事を学ばせて頂いています。感謝!!!
  

ご無沙汰してしまいました!

2008-10-12 19:58:51 | Weblog
今日は! 私は先週の日曜日に激しい頭痛に襲われ、寝込んでしまいました。
吐き気をもよおし、果ては何回もトイレに駆け込む始末・・・・・。
原因も分からず、「1ヶ月の疲れが出たのだろう」と、慰める夫に月曜日の授業を休みたくないので鎮痛剤を買ってきてもらい飲みましたが、漢方薬なので直ぐには効かず、本調子に成るまで2,3日かかってしまいました。

さてと思っていると、インターネットトラブルで全く繋がりません。
あちこちに問い合わせたり、遠くのショップにPCを持ち込み調べたりしましたが、全く分かりません。  
結局は引越しの為パスワードが使えなくなっていたのでした。
こんな事でも勝手が分からず、右往左往してしまう私達です。
昨日やっとインターネットが繋がり、ホッとした所です。

さて、休暇明けに、念願の二胡を手にしました。
二胡には弦が2本しか無いのは知っていましたが、手にして初めて分かった事がありました。
弓の弦が2本の弦の間に挟まっているのです。
それで弓の弦の手前で1の弦を、外側で2の弦を弾くのです。詳しく言えばまだ他にもあるのですが・・・・・説明しずらいので、又の機会に・・・・。

弓の握り方もバイオリンと同じかと思っていましたが、これまた独特な握り方です。
先生から「手首の力を抜いて、柔らかく! 肩を張って、力を抜いて!」と手首や肩を叩かれ、必死で押したり引いたり。

先ずは音が出るかどうか?  弓を引いたり押したり、出ました!!!
でも、何とも言えぬ音です。  暫くは皆でギィ~、ギィ~。
結局はメンバーは6名(日本人3、ロシア人2、韓国人1)です。
この6名が皆ぎぃ~、ぎぃ~やるのですから周りの人は驚いたのではないでしょうか?!

まだ子どもが小さな頃に住んでいた向いの家から、或る日或る時、突然何とも知れぬ音が響いてきました。  よく聞いてみると、お向いのお嬢さんがバイオリンを習い始めたのでした。
皆で「暫くは我慢していましょう! 直ぐに上手に成るでしょうから」と、楽しいみにしていましたのに、暫くすると聴こえなくなってしまいました。
ご近所から苦情でも出たのでしょうか?

その点、中国では苦情の出る心配はありません。
良い意味でとても大らかなお国柄で、人のこと等気にしてはいられないと言った風情です。
逆に「あら! まあ!」と言った事も、多々ありますが、慣れてしまえばとても楽です。

その後、先生に音階の出し方を教えて頂き、皆でド~、レ~、ミ~・・・・。
家でも毎日ド~、レ~、ミ~・・・・・。
自分でも苦笑してしまうほどです。   横で夫が暢気に「直ぐに上手になるよ!」と、励まして?くれています。
この時は「この夫で良かった!」と、思いました。
暫くは夫に耳栓でもしてもらって頑張ります。  乞う!ご期待!

明日から中間考査に入ります。  ペーパーテストはまだ良いとしても、ヒヤリングとスピーチがあるのです。
まだ1ヶ月そこら学んで、何を喋れば良いのでしょうか?????
今日フーシャンの中国人に書いた原稿をテープに吹き込んで貰いました。

どんな結果がでるにせよ、懸命に頑張らなくてはね!!!
単語を覚えたり、構文を暗記したり、学生時代でもこんなに勉強しなかった!!!

でも、そんな私を楽しんでいます。  また、ご報告します。

瀋陽旅行

2008-10-05 00:40:00 | Weblog
先週末から学校は「国慶節」に合わせてお休み中です。
それで私たちは中国人の朋友の帰省に伴って、2泊3日の旅をして来ました。
「瀋陽」は遼寧省の省都で、古くは清王朝の都であった歴史のある町です。
また、日中戦争の発端となった事件のあった町でもあり、日本人にとっても縁のある町なのです。
1日目はお昼に到着したので、朋友(これからは李さんと呼ぶ)のご両親の招待で瀋陽一美味しいと言うお店で食事をし、午後から「昭陵」=清を建設したホンタイジの墓を訪れる。  ただただ広~い。

2日目は「九・一八事変博物館」=日中戦争勃発の地を見学。 中国人の日本に対する恨みが伝わってきました。此処で一人のろうあ者に出会いました。彼は係りの女性に何か話しかけていたのですが、その女性は迷惑そうな顔をして相手にしません。 テレビでは手話通訳が付いた番組を目にしたことはあるのですが、福祉に関してはまだまだの国のようです。

次に「瀋陽故宮博物院」=清朝初期の皇宮。中国には電柱がなく、電線等の現代を思わせる物が無い為、昔の建物が立ち並ぶ広い庭を歩いていると、昔の時代にワープしたみたいでした。
ここで、夫と李さんと貸衣装を着て記念撮影。 そこへ日本からのツアー客と思しき団体を見かけたので、「何処からいらっしゃいましか?」と尋ねると、「貴女、日本語お上手ですね!」と褒められました。中国人と間違えられみたいです。  もっと笑えたのは、貸衣装屋の女性が夫に向って「貴方はイタリア人か?」と言ったのです。  思わず大笑い!「貴女、イタリア人を見たことあるの?」夫は日本人にしては少々鼻が高いかも!それでもイタリア人はないでしょう!!

次は「張学良旧居陳列館」=「ろ溝橋事件」や張作霖を爆死させた「奉天事件」等、悲しい戦争の状況を突き付けられ、やはり「戦争は」どのような理由があろうとも起こしてはならないものだと改めて思いました。

3日目は午後からの汽車で帰る予定だったので、瀋陽で一番の繁華街を案内してもらいました。
ここでも人人人・・・・人ごみの苦手な私は人に酔ってしまいそうで・・・。
昼食をガイドブックにも載っている「老辺餃子館」と言う名店で食べられたのだけが、救いでした。

大連でも「こんな乱暴な交通状態でよく交通事故が起こらないものだ!」と、夫といつも話ていたのですが、繁華街から駅に戻る為に乗った私達のバスと乗用車が接触事故を起こしました。
暫くスッタモンダしていましたが、お巡りさんが来て、何やら話して直ぐに出発しました。  名前を控えていた様子もないし、その後どうなるのでしょうか?
此処では『当てられ損、轢かれ損』と言われていますが、本当の様です。

此処にきて初めて中国の洗礼を受けました。駅に着いて、バスから降りると私のリュックの後ろポケットのチャックが開いているのを李さんが見つけました。
見てみると、日本から持っていった携帯が盗まれていたのです。目覚ましや予定表に便利に使っていましたので、不便ですが「仕方が無い」と、諦めました。
李さんは自分の責任のように泣いて謝ってくれました。 純真な彼女の心を傷つけ返って申し訳の無い事でした。  これからは重々気を付けます!!

と言うわけで、3日間の旅行は無事?終わりました。
来年の春休みには1週間くらいの「北京旅行」を計画しています。