先日から日本で留守を守ってくれている次女が珍しく弱音を吐いてきました。
「時間があれば帰って来て欲しいんだけど、無理ならいいよ!」
私は授業を休むのは厭だし、本当に大変なことがあったのなら又何とか言ってくるだろうと思っていました。
だが、しかし・・・・・・その言葉を聞いた父上は気が気ではありません。
「Yがそんなことを言ってくるなんて珍しいじゃないか、帰ってやりなさい!」
「いいえ、大丈夫よ! Yは何とかやれる娘だから・・・。」
私が何と言おうと、もう父上の気持ちは定まっていました。
「帰るなら早い方が良いよ! 来週にする? すぐに飛行機の切符を手配しに行くから!」
「そんなに心配ならあなたが帰ってやればいいんじゃない!?」
最後の抵抗も・・・・・・「父親の私が帰っても何の役にも立たないよ。 やはり母親じゃなくちゃ!」
「そうですか~ぁ?」
と言うことで、幸いにも絶対に休みたくない文法の時間に影響のない、金と月を入れて四日間の帰国が決定
しました。
福岡空港に出迎えてくれた娘の顔は元気そのものです!
でも、その時に悟りました。
一人で考えている時は、「母に会って話を聞いてもらいたい!」「母だったら何と言うだろう!?」と思ってい
ても、会った途端にすべてがどうでもよくなって来ることってあるものですよね。
「お嬢様、私は何をすればよいのでしょうか?」と、一応聞いて見ましたが、「ん?」で、終わりです。
ならば・・・・・・「差し歯が取れたので、歯科に行きたいのよね」
「来月の中旬に中国人の結婚式に招待されているので美容院にも行きたいし・・・」
「温泉にも行きたい・・・かな!?」
「美味しい物も食べて帰りたいな!」
と言うことで、即、車は「スシロー」に横付けされました。
「寿司はスシローが一番だね!」何て・・・こんな物(スシローさん、失礼)で感激できる自分が愛おしい!
翌日は、夫があまりパスタが好きでないので普段あまり食べることのないパスタを希望。
オーダーは「ピッツア&パスタセット」
1;シーザーサラダは生野菜に飢えていた私は写真を撮るのも忘れて即完食。
2;ピッツアマルゲリータ、これも危うい所で気付いて写真に納めました。
3;パスタは私が「国産豚とたっぷりネギのゆずポン酢」
娘が「チキンとモツァレラチーズのクリームソース」
4;ドルチェはパンナコッタ(赤い木の実とベリーのソース)。食べ終わって気付いたので雰囲気だけ。
翌日の夕食も、今度は長女の家族とスシローへ。
凄い凄い、皆よく食べる事! 元気よく食べる姿を見て安心!
でも、本当に安いですね。 中国だとお寿司は逆に凄く高いのです。
「どうしたのですか? 冬休みはまだでしょう?」と、尋ねられる方に、
「父がどうしても帰ってやれって言ったそうで・・・・」と、次女は私に代わって答えていました。
「まぁ、良いか! 何事もなかったんだし・・・」
と、途端に金言、格言大好きな私の胸に、「情けは人の為ならず」と言う言葉が浮かびました。
娘の為の帰国でしたが、歯の治療も出来たし、美容院にも行けたし、姉の所で結婚式用の洋服も調達できた
し、中国での私のすべての気がかりが解消してました。
Yちゃん、有難う!