福島で最も危険な4号機燃料プールについて、再び大きな規模の地震が起きて、もしプールにひびが入れば、燃料を冷却することが全くできなくなり燃料プールから放出したガスによって、膨大な数の犠牲者が出てしまう!
事故発生時、アメリカ政府は在留米国人に対して、80キロ圏内から退去するよう勧告したが、実は4号機を最も恐れてのことでした。
また政府の情報隠蔽は、もはや脅威の域にある!
原発は、今や最もお金が掛かるエネルギーだ!
東京で採取した土壌は、米国では放射性廃棄物レベルである!
・現在も、1年前に福島第一原発のメルトダウン核燃料から核分裂した原子は、放射線を出し続けています。
30kmから場所により60km圏の放射線汚染は甚大であり、住民は絶対に帰還すべきではない!
・東京都内で先日、土壌のサンプルを5つ採取しましたが、非常に放射能が高く米国では、これらは放射性廃棄物とみなされている程の高線量でした!
政府は、いったい幾つの事実を隠蔽しているのか?
・日本政府は、原発事故発生時より、情報を隠蔽し、遅らせて出しているし実際の除染のコストは、福島県だけで42兆円になることも隠しています。
県を超えて、汚染は広がっていますし、先ほど述べたサンプルは、福島原発から250km離れた東京都内で採取したものです!
・東日本は全域で、健康被害の問題を行政が警告すべき時期に来ていますが、知らん顔しています!
関東一円の国民が、放射性セシウム、ストロンチウムや各種放射線に被曝している事実は、放射能検知器を私たちは持っていますので分かりますが、一般の国民に政府は公表すべきです!
グリーンピースは世界の原子力産業界は、何も福島原発事故から学んでいないといっています。
・私もグリーンピースの報告書を読みましたが、日本は福島第一原発の大事故から何の教訓も学んでいないと思います!
米国は、既存の原発を、なんの改修もしないで2016年までの稼働の許可をしました。福島第一原発の深刻な教訓を、アメリカも世界中も学んでいないのです!
なぜ、福島第一原発の大事故を受けて、世界の原発新設はスローダウンしないのかが不思議です?
・原発新設の動きは、世界でスローダウンしており、2基だけが昨年新規稼働しました。
それ以前は、ここ数年間で10基以上が新規稼働していました。
・大きな憂慮は、開発途上国では、原子力規制機関と原発推進機関との関係が、日本よりもっと密でありますので、もっと多くの原発事故が、世界中で起る事が考えられます。
福島第一原発事故の直後、米テレビでメルトダウンが起きていると指摘した原子力技術者、アーニー・ガンダーセン氏が来日して現状について記者会見した。
事故原因の可能性として、福島第一原発のマークⅠ型原子炉の設計上の問題すなわち放射能の封じ込めが貧弱であることを挙げ、さらに東電と規制当局の密接すぎる関係を指摘し、みな同じことしかいわない「やまびこ効果」で安全神話が広がった、と述べた。
また、住民避難や廃炉、除染の問題について、「日本政府は東電を守ることを最優先し、国民を守ることは第二になっている」と批判。
原発建設の3条件として、①冷却水の確保、②地震、③人口密度をあげ、日本は①は十分だが、②と③からみて、原発は難しいと述べた。
日本の国土面積は世界の0.3%なのに、世界の地震発生数の10%が集中し、世界のどこと比べても30倍の地震が起こる原発を設置するには不適当な国だと説明した。
また
「100年に一度、ではなく1000年に一度のレベルで起こる地震に耐える原発は構造工学上、建設する事は難しい」と述べて、「ほかの代替エネルギーを探す方が望ましい」と指摘したのである。
一方、使用済み核燃料の処分方法について、「私の学生のころから解決策は5年もあればできるといわれたが、その5年は一度も来なかった」と述べ、ガラス固化法は解決にならないと指摘したのである!
ガラス固化法
福島第一原発の、1号機のマーク1原子炉は40年前の改善後も欠陥だったといいます。
ガンダーセン氏が、福島第一の1号機の建屋爆発の前に格納容器のベントは間違いなく動作していたが、8時間以上、実質、破裂状態が続いておりこれが爆発原因となった可能性があるとの見解を公表した。
つまり、圧力容器のフタが持ちあがったまま、格納容器の内外、建屋内に汚染ガスが長時間にわたり放出され続けた結果、一瞬にして建屋を破壊する爆発が起こったのではないかと説明している。
福島第一原発大事故により、今後20年間で100万人が発癌する!
『福島原発事故の影響で、今後20年間で、日本では約100万人がガンに罹患し、総額390兆円が人間の生命コストになる・・・。スリーマイル・アイランドの検証から、現地では、3~5年後に肺癌が20%増加したが、このケースより控えめに言っている。
まず、甲状腺がん、そして、肺癌、臓器の癌、白血病、脳腫瘍などを発症するだろう。』との悲観的な発言をした。
昨年末、今後の見通しについて、三つの話題、すなわち福島第一原発の状況、住民の被曝、放射性ガレキについて話しているが、三案件とも国民にとっては、いずれも重要案件です。
米科学者が東京、福島での高放射性粒子計測結果を報告。発癌率上昇!
高放射性粒子拡散
科学者マルコ・カルトフェン氏がホットパーティクルを確認したデータを全米公衆衛生協会の会員の医師たちに報告した。それによると、東京の車のエアフィルターにはかなりの量が見つかり、福島県の車に至っては、信じられないくらいの放射性物質があり、日本人は、原発事故の過程で、おびただしい数の放射性粒子を肺や消化器に取り込んでいると予想されると報告している。
また、子供たちの靴ひもからは80ベクレルものセシウム検出された。これらは、十年後、二十年後に癌に変異するような重篤な健康被害が、日本で起こるであろう事を明示しているとも報告しています。
この被曝基準は何なのか!牛の方が貴重なのか!
黒い雨で家畜が被曝!80km圏外へ全員退避すべき!
元原子力委員会委員でもあったガンダーソン氏は、以前、福島原発3号機が単なる水素爆発ではなく燃料プールで水素爆発が起こり燃料棒が変形し、臨界による核反応爆発を起こした可能性があると指摘していたが、それを裏付けるような展開に政府、東電を厳しく非難しているが、あれは小型水爆が爆発したことは、世界の核学者たちが指摘しています!
1)福島第一原発事故の現状について
・最初の6週間が放射能流出が多く、現在はその時と比較してかなり減少してはいる。3月には夜間に、放射性蒸気をカメラで目視出来たが、現在は温かく目視出来ない。しかし、放出が無くなったわけではない!
・9月には原子炉建屋を覆うカバーが出来るので、放射能放出が原発付近が主になり、また、広範に拡散することはなくなるだろうと考えられる。
・問題は、汚染地下水と原発汚染水であり、今の所それを除去する手立てがないこと、格納容器の底に溶け落ちた核燃料を取り出す技術がないことである。問題解決には、時間は10~20年はかかるでしょう。
2)日本の放射能汚染について
・黒い雨で家畜が被曝! 放射能汚染された肉牛が発見されたが、セシウムの半減期は30年である。
<放射能汚染の稲わらの半減期とは?>
現在: 500,000Bq/Kg 検出。
30年後:250,000Bq/Kg
60年後:125,000Bq/Kg ⇒ 60年経ってもこんなに放射能がある!
・米国原子力規制委員会は、米国市民に福島第一原発から50マイル(80km)圏外への退避を勧告!放射能の拡散が起こっている現状から、非常に正しい勧告だ!日本人も同様に80km圏外へ全員退避すべきである!
3)日本で「黒い雨」と呼ばれ始めているものについて
・関東、柏市の国立がんセンターが放射能検査をしたところ、事故当時通常の30倍の放射能を確認。放射線の専門家の計測報告です!
・日本政府は、情報を制限するのではなく、放射性物質を制限することが重要なのです!
これらの試練を甘受して日本国民は、一致団結して問題解決の為に尽力すればも最悪の事態を逃れることが出来るでしょう!