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台風21号が暴れてはいるけど、やっとクーラー無しで耐えた抜いたクソ暑い夏も峠を越し、キャンプツーリングも後半戦に突入、心臓が悪いから冬は無理なので余すところは9月、10月、11月前半位まで、命短し遊べやオヤジ・・・か?!
取敢えず今月15日からキャンツーを予定しているのは別途記事にしたけど、クッカーの選択に迷い中。
一つは最近580円で手に入れた鹿番長の飯盒、これウン十年ぶりに使ってみたら昔の印象より格段に使い勝手が良くてすっかりお気に入り。先日の東北一周キャンプツーリングもこれを持って行った。トランギアのメスティンと比べて肉厚なので安心感があるのと熱の廻りが柔らかいのも良いね。
もうひとつはMSRのAlpine Stowaway Pot 1.1L、尚、確認した訳ではないが、Stowawayって密航者って意味も有るけどそっちじゃなくて多分ハンドルが仕舞い込める(折り畳める)っていう形容詞用法だと思う。
で、比較検討、
1.容量
調理用のメジャーカップで計測。飯盒本体は実用的な中子の下までで1500ml、摺り切りで1940ml、中子は380ml、蓋は500ml、本体が結構容量があり、標準サイズの雪平鍋と同等、中子はマグカップと同等、蓋はロッキーカップ(650ml)との中間。
MSRは1.1Lと名称の最後に表記されているけど実測では実用域で1000ml、摺り切りでは1280ml、直径や厚さを含めてバランスが良く使い易いサイズではある。袋ラーメンの麺を割らずに投入出来ようが出来まいかは大した問題じゃない。
2.重量
実測、アルミ製の飯盒は蓋、中子込みで450g、ステンレス製のMSRは蓋込みで440gとほぼ同等、やはりステンレスは重たい。
最近は否定されてあまり話題にもならなくなったが一時期アルミ製のクッカーはアルツハイマー発症の要因になるとかなんとかいう話があったけど、家庭で使っている調理器具ってアルミが多いからたまにしか使わないキャンプ用クッカーなんてどうでもいいじゃないかと思っていた。それよりも熱効率と使い勝手を考えたらアルミ一択なんだけど。
とは言え、ステンレスの丈夫さも捨てがたい。直火でも安心して使えるし、砂で汚れを落とすなんていうのもアルミじゃ削れちゃいそうだけどステンレスなら気にしなくて良い。Bush Craft やHoboスタイルのキャンプビデオでもステンレスクッカーを使っているのを良く見る。ステンレスは焦げ付きが厄介だけどそれは料理の種類にもより、スープ、シチュー系の水を使った煮込み料理にすれば焦げ付きのリスクは減る。
3.収納
収納と言ったって、ツールバッグにクッカーを収納するんじゃなくてクッカーの中に何を収納できるかって話。飯盒はイワタニJr.バーナー(但しケースを外して収納)、数日分程度に小分けにした主調味料(塩、白、黒胡椒、七味、ナツメグ、クレージーソルト)、ソース小瓶、オリーブオイル、醤油小瓶。
MSRはJr.バーナー、主調味料、ソース小瓶、オイルか醤油はどれか一つが入らなかった。
4.ツールバッグ内収納
背が高いか、径が大きいかの違い、MSRの方が容量からしても絶対的にはやや小さいが、内部に収納できずオーバーフローした調味料分と相殺されてほぼ同等。
5.さて、七入行きは
飯盒なら炊飯は勿論、煮る、茹でる、蒸す、中子や蓋である程度は炒めたり、焼くのも可能。MSRで炊飯はやりたくないけどそれは一緒に持っていくロッキーカップで対応可能。
煮る、茹でる、炒めるは可能、焦げ付きはあるけど蓋の裏側で焼くのも出来ないことは無い。いずれにしても調理の手順を考えながらのワンクッカー料理は楽しい。
だからどちらでも良いのだが、七入では焚火(直火)がメインで安価(@300)で白樺の薪が入手可能、ただし太目なので一手間かけて小割にしてやる方が使い勝手は良いがそれもまたキャンプの楽しみ、暇潰しにもなる。
折角の焚火料理ならポトフにでもしようか、或いはパスタ系、ジャガイモを使った料理も悪く無い。まあ翌日他のキャンプ場に移動してもう一泊の予定なのでそちらの献立も考えておく必要はあるのだが。
で、昨夜の段階では飯盒は今後も使うチャンスが多いがMSRは焚火メインで使うとハンドルが長くて熱くないし、上から吊り下げられる様にもしてあり飯盒⇒MSRに入れ替えたけどまだ日にちがあるから多分もう何度かは入替え作業があるかもしれない。