※20200715改訂
今年未だ一度もキャンプツーリングに出掛けていない。キャンプツーリングの勘も鈍っているので改めて「私的キャンプツーリングの心得」を纏めてみた。異論、反論等もあるかもしれないがあくまで「自分の為」なので悪しからず。
テント(自立型)設営編
・地面に石や枝などが多いとそれを除去するのに手間が掛る。平坦性と併せて水はけも確認、地面に水が流れた跡があるところは、雨の時に水路になり易く、凹みがあると水たまりが出来やすい。テントやタープ設営時、ペグやガイライン設置場所や延長線上に岩や切株等障害物等が無いか確認。
・蟻やスズメバチ等の巣穴が有るところは避ける。虻、ブヨ、毛虫、アブラムシ、ダニ、蛭、ムカデ、フナ虫、G等の有無を確認。蜂は偵察に来る事があるが、刺激せずに作業を中断してテントから離れてやり過ごす。樹液の出ている木、実や花がある木の周囲も虫や鳥が寄り付くので避ける。枝が張っている木、葉っぱが大きい木は雨水が貯まってから一気に落ちてくる事がある。
・藪や林、池沼の直近は避け、比較的開けていて風通しが良く、適当に木陰等があり、トイレ、炊事場の動線から外れ且つ、近からず遠からずの場所を選ぶ。街路灯などの照明が有る時も、近くは避けかある程度距離をとる。仮に空いていても東屋や炊事場は占拠しない。周囲のキャンパー(ファミリー、ソロ、アベック、団体、イヌ連れ、主(ヌシ)、外国人、バイク、クルマ等)の状況把握。
・バイクで走り回って設営場所のロケハンはしない。必要ならバイクから降りて徒歩で行う。場所が決まったら直にエンジンを切りアイドリング状態は避ける。
・方角と山や森から日差し(特に翌朝の状況)、風向きチェック。
・ノラ猫、野犬等が居ないか確認。野犬でなくても犬を放し飼いにしているところもあるから注意。
・隣とは設営前に挨拶する。十人十色、全てが友好的とは限らない、相手の反応で以降の対応を変える。
・テントポールを繋いて伸ばす時、ポールスリーブに差し込む時は後方に注意。
・ポールスリーブが3カ所以上ある場合は各ポールの長さとスリーブが適合しているか確認。
・ポールエンドをインナーテントのポールグロメット(ポール受け)に装着する時は、外れて目や顔に当たらない様注意。
・ポールフック〈クリップ)を掛ける時は上から下へ。また各フックのテンションが均一になるようにする。
・ペグハンマー使用は最小限、無音タイプを使う。ペグは予備を持つ。
・バイクは倒れてもテントに影響しない所に駐輪する。サイドスタンドのめり込みに注意。
撤収編
・テント内のポケット等に忘れ物が無いか確認する。
・ポールは真ん中から折り、ショックコードの負荷を軽減する。
・グロメットからポールを外す時は先端が顔や目に当たらないように気を付ける。グロメットを足で踏んで押さえ固定して抜く。
・濡れたフライシートは無理に乾燥を待たない。メッシュ洗濯ネットに軽く畳んで仕舞い外付けして出発までの時間短縮を図る。
・フライシートやインナーを雑巾等では拭かない。砂やゴミでヤスリを掛けて表皮を毛羽立て防水性のを落とす懸念がある。
・湿ったフライ、インナーは無理に収納袋に詰め込まない。グランドシートを含めて同じ折り線にならない様に畳むことを心がける。1/3理論で折り畳む。
・ペグは本数を確認しながら回収し、抗菌ウェットテッシュで拭く。
・忘れ物やゴミが無い様二度確認。
ストーブ・クッカー
・五徳にクッカーを乗せた状態では食材や水を入れない、必ず安定したテーブル等の上で作業する。
・熱いクッカーやストーブはショックコードの通っているテーブルには置かない。
・火傷を防ぐ為に革手袋を使って火から降ろす。軍手は熱湯を被った時には透過してしまい火傷防止の役に立たない。
・刃物類は刃を剥きだしの状態で放置しない。
・油の過熱等でクッカーから火が上がっても周囲に燃える物が無ければいずれ消えるから慌てて消そうとしない。
・OD缶、CB缶に関わらず過熱状態をチェックする。
・過熱気味のストーブは燃焼調整ハンドルを全閉にしても直に火が消えない場合がある。
・ガスストーブのパッキンやOリングの状態をチェックして劣化していれば交換修理を行う。
・ガスストーブは全閉位置でガス漏れが無い様にガス缶に装着する。スノーピークの地の様に燃焼調整ハンドルをガスが出る位置で収納するタイプについては(欠陥だと思っているが)注意。
・ガスストーブ、ガソリンストーブ、アルコールストーブは引火に注意。静電気にも気を付ける。
・アルコールストーブは炎が見えにくい。継ぎ足すときは確実に消火しているのを確認する。
・複数の着火器具を用意する。電子ライターは高地に弱い。
食料
・食材は極力使い切の量にし、食べ残しも出さない。
・非常食を確保しておく。水と無調理で食べられるものやハイカロリーなチョコレートやチーズ類等。
・食材から腐臭がしたら躊躇なく捨てる、水も腐臭や味が変なら生水の飲用は避ける。
・食料はテント内に入れず、パニアに収納する。ゴミ箱があれば寝る前に処分し、捨てられなければ二重の袋に入れパニアに収納、テントには入れない。
焚火
・斧や鉈を扱う手は素手、木材を扱う手は革手袋を使用。木材は棘以外にもムカデ等の虫が潜んでいる場合もある、また眼鏡等で目も保護する。
・振り下ろした斧で自分の足などを傷付けないポジションを取る。
・斧や鉈が地面に当って刃こぼれしない様にする。
・足で踏んで折れる枝は無理に斧や鉈を使わない。
・バトニングでナイフが抜けなくなったら薪やペグを楔がわりにして割れ目に打ち込む。
・水分の多い薪は乾燥してから燃やす。あまり爆ぜが酷い木や異臭がする木材は燃やさない。海岸などでは流木と流プラスチック樹脂材の混同に注意。
・化繊系の衣類での焚火は極力避ける。
・消火用の水は用意しておく。
・火の粉が飛んでも自分や他人のテントやバイクに影響ない場所で焚火する。強風や風が巻いて風向きが定まらず危険な場合には焚火は諦める。
・焚火台は洗わない。
その他
・明るい内にトイレ、炊事場等の照明のスイッチの場所を確認しておく。
・灯火類は必ず予備を持つ。受電式と電池式を併用し、予備電池も用意しておく。テント内の照明はシルエットが外から丸見えにならない様に注意。
・トイレではドアや天井、手洗い場の虫にも注意、余り酷い時は利用を避ける。
・落書や駐車場にブラックマークの多いキャンプ場は避ける。心霊スポットは避ける。アクセス、アプローチが過酷なキャンプ場はバイクでは転倒のリスクが増え、また大雨などではがけ崩れ等で帰れなくなる可能性もあるので避ける。
・キャンプ地全体の雰囲気を感じ、できるだけ陰を避け陽の地を選ぶ。
・非友好的な管理人の居るキャンプ場は口コミ等で事前確認して近付かない。
・明るい内にキャンプ場に到着、時間的に余裕を持ち、どうしても気に入らなければ他に移動出来る様にする。
・キャンプ場入りする前には満タンに近い状態にしておく。
・ウェストバッグの蓋と貴重品は出発前に二度確認。
・パッキングが気になったら走り出す前に再確認。
・どんな晴天でも夜露、朝露はほぼ降りるから、ウェア、シュラフ、ヘルメット、グローブ等を外に放置しない。盗難にも注意。荷物は就寝前には出来るだけテントやパニアに収納して外に放置しない。テント内も出来るだけ見えないようにする。テントを離れる時、貴重品は持参する。
・不審な人間がうろついている間はテントから離れず、行動を注視して気を付ける。
・ヘルメットやブーツは使う前に中に虫が入っていないか確認する。
・サイトでの暖気運転は基本行わない。どうしても必要なら出口まで押して移動してから行う。
・出発時は慎重運転。朝は身体が固く、エンジンはストールしやすく、タイヤは冷えていてグリップが悪い、地面や草は朝露で濡れ滑り易い。
トイレの虫はキャンプあるあるですねぇ
使用中に見付けるとヒェ~~こっち来ないでぇお願いーってなります(笑)
心霊スポットは気にしたこと無かったです。っが、なぁーんか嫌な雰囲気とか?そんなのは感じて移動したことはあります(笑)
トイレでは無防備状態?!なのでヤバいですよね~
ダイマグラキャンプ場のトイレでは夜蛾が百花乱舞状態、鱗粉でかすむ程、あれはビビりましたわ。小なら外でやりましたが、大だったのでバンダナでマスクしてしゃがんでましたけど・・・
感覚的に陰と陽のキャンプ場がある気がします。陰のところはなるべく避けます。まあ無理ならがまんしますけど。テントの中は結界というはなしもありますね。