先日の記事で紹介したテールボックスが到着した。因みにboiteはboxの仏語、製品は中華製だけどね。
結論を先に書けば、仕上がりはそれなりだが、ベースプレートまで含めて8,450円、数年使えれば良いと割り切れば買いだと思う。一応ロックシステムがスペアパーツとして用意されているのも良心的とも言える(壊れやすいのかもしれないけど)。
Krauser K5(同47L)との比較をしてみた。K5はパニアだけでなくトップケースとしても使える。この手のケースでは「あるある」だが、実収納容量は80%程度、デッドスペースになり易いので、出来るだけ四角い方が収納については好ましい。因みにBB47ADVのサイズはカタログ上545*390*260mmH。K5は17年間、約20万キロ使用。
口コミの中でプラスチック臭が強くて気になるというのがあった。確かに箱を開けると臭いはするが気にならないレベル、ただ個人差もあるし、収納した荷物に臭いが移るかどうかは今後の確認事項。
鍵は予備を含めて2個、作りは自転車のワイヤーロック程度。
背もたれクッション感じ。摺れたり、紫外線等で表皮が劣化して破れてくると、みっともなくなるから無い方が良いとも思う、裏からビス止めなので外すと穴が残る。その穴をステッカーチューンというのも、これまた本末転倒の気がする。
ベースプレートへの嵌合部分はこんな感じで、後側のロックの金属部分はプレスの抜きっぱなし、板厚は2mm弱。パニアはKrauserとBMWの純正しか使った事がないので、GIVIやSHADの物がどの程度か分からないが中華製という感じ。
ヒンジ部分も予想した通り弱そうで、シャフトもKrauser K5の様には貫通していない。
参考:K5
ストッパーはゴム製、早晩切れるだろうが仕方ない。
内側の荷物踊り防止用のゴムはこんな感じ。耐久性は期待していない。
残念だったのは本体と蓋との間の周囲にパッキンが入っていなかった事。従い防水性については疑問がある。かみ合わせの深さはざっくり7mm程度。
例えばこの様なゴム(アルミサッシの網戸の縁ゴム)をかみ合わせ部分に追加する事も考えてはいるが、手持ちの6.8mm径のもので試したところでは、嵌り具合は丁度良いのだが、深さが7mmだと蓋がほぼ閉まらない。
かといって径の細いものだと幅的にスカスカで接着、両面テープ等なんらかの方法で縁ゴムを固定してやることを考える必要があると思う。6.8mmを半分に裂いて半月形に出来れば或いは良いかもしれないが、実際には正確に半分に2m裂くのは不可能に近い。
手持ちの防水インナーバッグ等を使って、水が浸水しても濡れない様にしておくのが一番効率的だと今は思っている。
参考:K5
ベースプレートはGIVIやSHADと似た形状、互換性は不明。ただこのトップケース、昔GIVIに同じような形状のものがあった様な記憶があるのだが、パクったかな(苦笑)
ボルトナット類や金具の欠品は無かった。ナットは緩み止めのナイロンナットだった。小袋のビスは化粧板取り付け用。
CT125への取り付けは出来るだけ荷台後方にしたい。理由はシートとテールボックスの間に約270mmDのキャンプ用ツールバッグを積みたいから。ここからは納車後の現物合わせで確認しないと何とも言えないが、荷台が475mmだから残り200mmで、このベースプレートを付けるのはかなり厳しいかもしれない。背中のスペースも考えたら、アトテツさんが作ったような240mm位の延長キャリアが必要かもしれない。
口コミでロックできなかったというのも有ったので、確認してみたが問題なさそうだったが、操作性については蓋側のロックとベースプレート側のロックの2つの操作が必要で、やや使い辛さを感じた。
取り付けパーツや四角いワッシャーはまんまジビですなぁ
ジビの場合ですが、この脱着式はベースとBOXの間に少しガタがあって、少しずつ大きくなってきますので、使ってみてになりますが間にゴムなど噛ましたほうが良いかもしれません。
(通勤使用でベースの爪が折れました)
私も北海道ツーではBOXをリア側にずらそうかなと考えておりますが、いろいろ考えてる時が楽しいですね!(笑)
確かにガタが出そうな構造ですね~、注意しておきます。
出来るだけ後ろに積みたいんですが、取り付け可能位置、ベースの強度や箱のバランス、灯火類の視認性等々があるので
現物合わせでいくつもりです。