Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

リアルな迫力、感動!ー天草『木村大作トークショー』

2010-02-18 00:00:00 | 映画
 バンクーバーオリンピックが始まって、毎日感動しっぱなし。
やっぱり生身の本物のパフォーマンスは、失敗しても感動する。
  成功した時は思わず拍手をしてしまう。

 映画では、CG有り3D有りの、夢の迫力の世界 「アバター」 に、思わず拍手してしまったが、やはり本物の映像 『剣岳 点の記』 には、それとは違った感動、力強さを感じてしまう。ブルーリボン賞の最優秀作品賞を受賞したのも納得!

 是非このCG全盛の時代にこそ、映画屋のそして俳優の気合のこもった迫力ある生身の映像・演技を見て、感じて欲しい。木村大作氏というと、自分は、深作監督と撮った「復活の日」の南極の美しいカメラ映像がすぐ目に浮かんでしまう。

 その、木村大作氏が天草第一映劇を2月20日(土)に訪れます!

 映画祭第9回「風の賞」『剣岳 点の記』受賞記念の授賞式とトークショー

 第一回受賞のの高倉健さんといらした時以来、二度目のトークショー!!

 監督として今度はどんなお話が聞けるのか、自分も飛んで行きたい所。
お近くの方は、是非生の木村大作監督のお話を聞く最高のチャンス!お聞き逃しなく!!作品もアンコール上映決定!!!トークショーを聞いてから見る、きっと新たな感動が沸くと思います。

 詳しいスケジュールは以下のとおり。お時間のある方、お出かけ可能な方、是非御来場下さい!

       2010年 2月 20日 土曜日

    会場:本渡第一映劇(熊本県天草市栄町)
         0969-23-1417

    午後6時30分~授賞式~トークショー
     (木村大作氏を交えて)

        午後7時30分~上映会
       「剣岳 点の記」

  

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進歩し続ける笑顔ーゴールディ・ホーン

2010-02-11 00:00:00 | 映画
 偶然見たアクターズ・スタジオ・インタビューのゴールディ・ホーンの言葉に、ひきつけられてしまった。ほとんど彼女の作品を見ていない(失礼!)自分、唯一頭に浮かぶのは「永遠に美しく・・・」笑顔がキュート!「ケラケラ」っという笑い声を聞くとこっちまで笑ってしまう。

 天然系アイドル出身だった彼女が、実力をつけて行く姿を、作品とともに見ながら、自分との共通点が多いのに驚いてしまった。
 
まずは、宗教感。どんな宗教も受け入れる姿、そして、宗教は生きる手助けであって、そのものに捕らわれない生き方は、自分の理想と同じだった。

 記録するのを忘れてはっきり全てを覚えていないのだが、生徒たちに、言った言葉もまさに自分自身に言い聞かせようとしていたものだった。
 『・・・うぬぼれないで、人は変わっていくものだから・・・どんな行動も見直して欲しい・・・・』

 <天国に着いたら言ってほしい言葉>の質問の答えに、『よくやった(おつかれさま?!)』(のような言葉だったと思う?!)と言ったときにも、まさに同じような答えで、自分とこんなに似た感覚の人を見つけた事、そして、それが、こんなに魅力的な人だったことに、本当に嬉しくなってしまった。

 自分同様、人と会うのが好きで、『常に進歩する人、勉強する人が好き、かわろうとしない人はNo』という言葉は、自分が尊敬する姿で、いつも自分に問いかけ、目指している事の一つだった。

 自分も、ほんの少しずつでいいから、自分なりに、前へ、進んで行きたい。『人には一人一人個性が有り、限界もある。それを受け入れ、そして、努力する事が大切』と言うような言葉が、大分疲れてきて、燃焼パワーが落ちてきた自分の心を、ぽっと暖かくしてくれた。

 又、素敵な人に改めて出会えた!『ゴールディ・ホーン』
  著書も読んでみたい!!
 
http://www.nhk.or.jp/bscinema/actors_studio/
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生きていく力、愛ー『スラムドッグミリオネア』&『MILK』

2009-09-27 00:00:00 | 映画
ずっと見たかった映画2本が、一度に見られると知って、いつもなら寝貯めすぬ日曜、早めに起きて、娘と二人で目黒シネマへでかけました。

 まず一本は
『スラムドッグ$ミリオネア』SLUMDOG MILLIONAIRE  アカデミー賞の受賞の様子を見て以来、興味を持ちながも見るタイミングを逃して来ただけに、ついに見られるとワクワクの自分に、いきなり飛び込んできた、荒々しいシーンの連続。拷問やスラム街で逃げ回るシーンに眉をしかめてしまう。それでも回想シーンの『根性のサインゲットシーン』では、思わず笑いが。気がつくと、幼い兄弟の明るさ、逞しさに、すっかり引き込まれていた。

 《子どもは皆、成長する力を持って生まれてくる》まさに、生きる力と知恵を持った、二人の少年、サリーム&ジャマール兄弟の逞しさに、圧倒され、危なっかしくて、ハラハラドキドキさせながらも、目の前の壁・敵をやり過ごしていく二人に、いつの間にか爽快感も!一方、警察で警部に取調べを受けながら、クイズ番組出演を振り返る、青年ジャマールは暗い視線を投げながらも、強い信念で、ひたすら無実を訴える。

 有名なクイズ番組の質問が、ジャマールの生きてきた節目節目と絡み合い、皆が驚く回答率・賞金は膨れ上がって行く。クイズ番組のスタッフ・出演者の思惑が、ジャマールの運命の人・ラティカへの純粋な思いを引き立たせる。ジャマール自身も気が付いていなかった、ラティカへの思いを、兄サリームだけが早くから気づいていた。たった一人の身内・弟を利用しつつも、最後は誰よりも幸せを祈っている兄の電話が鳴った時・・・みんなの思いは、ただ一つ。走れラティカ!!早く~!!ハンカチを両手で握り締めていた。(涙)

 クイズ番組を題材にしたストーリー・離れ離れになった恋人たちの運命の再会・弟の幸せの為命を掛ける兄・それらが生気に満ちた国・インドを舞台に繰り広げられる、散らばったパズルが、一人の少年の幸せを祈る人たちの思いと重なり合った時・・・・(涙)上手く行き過ぎる!けど許す!!上手くいかなかったら許さない!!!(泣笑)完全に、監督の罠にはまった感じで、気持ちよく泣かせていただきました。

         『人間は強い、真実は清々しい。』
 
 もう一つもショーン・ペンがアカデミー主演男優賞に輝いた
             『MILK』

 いつも我注目の男優、『アイ・アム・サム』でも、素敵なパパを演じて見せてくれたショーン・ペン。でも、いきなりの男性同士のキスにドキッ。人間として、どんな人もまず認めると言うのがモットーなのだが、隣でクスクスの娘といい、やはり、身構えて見てしまう。愛することに理由はないと、改めて、考えてみる。そして、ミルクの、優しさにどんどん引き込まれ、悩みながらも前へ進もうとする姿に、いつの間にか、拍手・応援していた。
 自分の為が、自分達の為になり、気がつくとみんなの為に動き出す、それこそが『愛』。多くの人達を仲間に引き込んでゆくミルク。一人のゲイが、みんなの人に成る時、思っても見なかった、犠牲を払わなくてはならなくなる。辛い思いを、分かってくれる人は何人いるだろう。たった一人、信じられる大切な人が、理解してくれるなら、人はどんな時も、前を見て歩いていけることを、ミルクは身をもって証明してくれる。

 静かで、笑顔が似合う一人の男性、ゲイが、多くの人達を動かし、沢山の人たちに希望を与えるようになる事の代償、その大きさは計り知れなかった。銃社会はやっぱり許せない。もちろん刃物でも、人をあやめる事は出来るのだが、それでもやっぱり、イヤだ。あっという間に、二人の有能な心広き人物が、この世から消えてしまった。

 本人自身や当時を知る人たちが沢山参加したという。見ていてこれだけ辛かったのだから、その日を思い出し、どんなに胸が締め付けられたことだろう。勇気ある人間を知る事が出来たことに感謝。ゲイを知ることで、自分の自覚していなかった意識・考えも、知る事が出来た。願わくば、彼がもっと長生きしてくれたらと思うばかり。どんな事をしても、誰も他人の自由を奪う事はできない。人は、自由があるからこそ、責任がある。希望を持っているからこそ、仲間と未来へ進んでいける。《ハーヴェイ・ミルク》安らかに。

 『誠こそが、自分を助け守り強くさせる。大切に思うものがあれば、勇気はおのずと生まれてくる。誰か(それを神様と言うのかもしれないが)が必死に生きる姿を見守り、幸せへと導いてくれる』

 久し振りの二本立て。高校時代は、普通にもう一回ずつ見ていたが、今や、腰が悲鳴を上げそうで劇場を出ると、『満席です』と言う声が聞こえてきた。

 目黒シネマ、今度は「レスラー」を見に行きたい。
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