Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

板垣、動揺せるー『風林火山』鑑賞記17

2007-05-04 01:31:53 | S.Chiba
             第17回 「姫の涙」

 今回出番は少ないが、千葉ちゃん板垣の渋い存在感は充分

 しかし今回は、どっしり落ち着いていられない、板垣晴信(市川亀治郎)から、由布姫(柴本幸)つれてくるように言われ、「まさか御側室に?!」と心中は穏やかではない。異議を申し上げても、晴信の決意は、どうやら固そう?!

 甘利(竜雷太)と二人、重臣同士で眉をひそめて話すシーンは、渋くて重厚感たっぷり。諏訪に高遠頼継(上杉祥三)らを倒しに出陣の命を受ける板垣だが、心中は留守中の動向がどうにも気になる?!そこへ、小山田(田辺誠一)が諏訪の正当な後継者として、まだ乳飲み子の寅王丸を旗印にし、連れて出兵するが望ましいと、提案。自ら諭した、戦いぬかねばならぬ戦乱の常だが、板垣の表情がまた曇る

 千葉ちゃん板垣の微妙な表情に、心の中でさぞや葛藤をし難儀しているのでは?微妙な千葉ちゃん板垣の表情に見入ってしまいました。
 
 勘助(内野聖陽)由布姫(柴本幸)の戦いも激しいが、今回の見どころは、禰々(桜井幸子)の嘆き悲しみ、口走る皮肉もまた、悲しみを倍増し涙を誘う。晴信自ら、父の思いがわかったと、母・大井夫人(風吹ジュン)に告白するシーンは、その台詞と共に胸に迫ってきた。

 そしてもう一つの見所は、平蔵(佐藤隆太)と・ヒサ(水川あさみ)の再開のシーン。矢崎十吾郎(岡森諦)に自害すると言うヒサを、もう離さない!ずっとおまもりすると誓う平蔵の姿。勘助は平蔵と同様の思いながら、全く反対の容で思いを伝え行動していく事になる。二人の姿が太陽と月のように思えた瞬間だった。

 次回、遂に由布姫が、晴信らの元へやってくる。複雑な人間模様が見られそう、果たして板垣は、どんな顔をするのだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする