Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

勝者と敗者と

2008-01-27 22:52:57 | sport
 スポーツには、必ず勝ち負けがあり、その厳しさに立ち向かう選手の人間性が垣間見える瞬間が、とても好きだ。一つのルールにのっとって、多くの選手がたった一人、一番になる為に全力を尽くして戦う。その姿を見るのが大好き。引き分けの無い世界で、勝者の表情と同様に、敗者の表情に注目して、今日も見入ってしまった。


           「大阪国際女子マラソン」

 注目は福士加代子選手。自分が、予想していたようにトラックの一流選手の初挑戦は、無謀な挑戦に終わった。ゴールする姿は多くの人の涙を誘った。しかし、そこまで危険を冒して走りきらせる必要があったか、選手生命を考える時、次のトラック選手としての試合を考える時、疑問を持たない訳でもない。敗因はいくつもあるだろう。しかし、そんな事より、走り続けようとする姿、現実を受け入れる姿が、印象的だった。常に明るく、笑顔でいることは、ことばで言うよりはるかに難しい。マラソン選手としてはまだまだ強くならねばならないだろう。しかし、自分のありのままを受け入れる事ができる心の強さを、感じた彼女の後姿だった。

 
              「大相撲千秋楽」

 力のこもった横綱同士のぶつかり合いは、見応え充分だった。カメラが捕らえた表情に、こっちまで力が入ってしまう。負けた朝青龍の表情、言葉は、相変わらずはきはきさっぱりしていた。色々言われる横綱だが、はっきり言葉で表現する姿は、いつも感心してしまう。話したくないときは、だんまりを通す横綱も沢山いた。どんなときも一言発する姿は、横綱として尊敬に値する。勝った喜びを静かに、落ち着いて、表わす姿も尊敬できる。横綱らしい姿が、なんとも嬉しい。これが日本人だったらなんて、せこい事はいわずに、日本人らしく横綱らしく振舞う姿に、国技の誇りを持って、拍手を送りたい。


コメント
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