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自伝エッセイ本『千葉真一改め和千永倫道』発売

2008-04-23 23:40:09 | S.Chiba
『和千永倫道』と言う名前を聞いたのは、昨年11月天草本渡第一劇場の「千葉祭」。
観客から「何故監督をされないのですか?」と言う質問がでた。彼は、90年JAC20周年記念作品「リメインズ」をとても気に入って次回監督作を心待ちにしていたと言う。その言葉に感激して、新作の構想を話してくれた千葉ちゃん!最後に、はじめてお話しますといって、スタッフ名、『和千永倫道』名前を、披露してくれた。

 「リメインズ」をご覧になればお分かりいただけると思うが、自分が作品を作る時には、お金と時間が沢山かかってしまう。自ら監督として作品を作る為には、プロデューサーも兼任して、自らメガホンを取って、作品を作る事しかないと言う決意の下、今準備している作品があると、熱く新作の構想を語った千葉ちゃん。自分の作品を作り上げたい!その思いがずっとっずと、千葉ちゃんの胸で育ってきた。熊本出身の母親の旧姓『和千永』の姓を使って、作品を作りたいと話す千葉ちゃんに、大きな拍手が起きていた。

 そして、『風林火山 晴信燃ゆ』出演中の日生劇場で、4月17日、先行発売中の「千葉真一改め和千永倫道」と言う名の自伝本を見つけた。トークショーでの話し、ラジオで聞いた話、徹子の部屋で聞いた話等、そしてはじめて知る話も、買った晩に一気に読んでしまった。本の中に登場する、千葉ちゃんを支えてくれた多くの人達。それらを語る千葉ちゃんの語り口がとても素敵。中でも、千葉真一が誕生する直前、千葉ちゃんを支えてくれた、前田君の話と、野際さんの話がとても好きだ。誰が欠けても今の千葉ちゃんはいない!でもその中でも、裏で千葉ちゃんを支え続けてくれた二人のエピソードは何度も繰り返し読んでしまう。

 嬉しかったのは、やっぱり『キイハンター』の話し。アクションスター千葉真一を作った作品として、二つのエピソードが紹介されている。どちらも、ラジオやテレビのトークで聞いていた話。必ず見てしまう腕の傷跡。何度も見てしまう危機一髪のスタントシーン。

 そして、アメリカでのしんどかった時期の話し、支えてくれる家族の話し、病気の話し、これからの思いなど、今の千葉ちゃんの思いがいっぱい詰まった最終章。

 読み終わっても又読み返している。風間君で出会い、JACを作り、スタントに挑み、映画作りに燃え、舞台・ミュージカルにも挑戦し、夢を捨てず進み続ける千葉ちゃん。その姿を追いかけて来た自分。諦めないで突き進む姿に、へばりそうな自分も、歩みはのろくとも、前進して行こうと、パワーをもらってきた。その全てが詰まった自伝本。決して、長くは無い、いたって短めの簡潔な文の中に、詰まった沢山の人達、夢、思い。この本を書いてくれたことに感謝しながら、今日も読み返している。

 
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