東長崎の駅前にある小劇場”てあとるらぼう”での熱い一時から、あっという間に一週間が経ってしまった。
縁とは不思議なもの?!思う思わないに関わらず、繋がったり解れたり・・・・訳あってずっと離れていた小劇場の芝居鑑賞だったが、気がついたら磨心頑旗揚げ公演を見ることに・・・
演目は「モンスタールーム~大人たちの放課後~」 人は誰か一人でも自分をわかってくれる人がいればいい・・・
作演出を、井上誠吾氏(千葉ちゃん主宰の空手道場・誠真会館の館主で、そちらのブログからネットでお知り合いになりました。)、企画を、元JACの大葉健二氏、関根大学氏で、この3人が、演劇ユニット『磨心頑(頑張って心を磨く!)』を主宰し旗揚と相成りました。
『 今の大人、今の教育、今の社会を、
痛烈に批判し、且つ、痛快に笑い飛ばし、
人々の希望と絶望、そして還るべき場所、
それらを清濁あわ
悲喜こもごもとした娯楽作品として叩きつけたい!! 』
思いを込めた作品は、今の時代、誰でもが思い当たる題材。教育現場を踏み荒らす保護者たちモンスターペアレンツから、人格に問題がある教師たち、教え子の自殺をマスコミで叩かれ自信喪失の若い教師、息子の自殺で家族も失った医師、それらを、親からの受けた心の傷を抱えネットの中で社会の矛盾を嘆き憂さを晴らす青年がマスコミを巻き込んで小学校を舞台に監禁事件をおこす。現代の問題を、矛盾を、人間の情愛と恐ろしさを描く、内容の濃い作品。 (以下敬称を略)
幕前「本日は第3小学校の授業参観日です。」と、学年担任若田教諭(鈴木一成)登場。観客3人から「気になる事」「好きな言葉」「好きな食べ物」等を聞き、それらの言葉を織り込んだ校歌を即興で歌い退場。
楽しく愉快な”校歌”に、自然に観客も和んで芝居の中へ引き込まれる即興演劇集団フリーク主催者・鈴木一成の技に、拍手!
暗闇に、スポットライトが二つ。生徒を自殺で失い。「死にたい」と呟く夏木先生(真瀬樹里)と、「誰にでも勇気がある。勇気があれば、人は強くなれる。」と、励ます林医師(春田純一)。
再び暗転。林医師が外の騒音に気づき窓を開けると、取材ヘリコプターの爆音。テレビをつけると大田記者(大穂恭平)とアナウンサーの緊迫した声が、元卒業生の立山希望<のぞむ>(和田圭一)が保護者、教員を人質にして、拳銃・ナイフ、そして、ガソリンとライターを手に、立てこもっていると告げる。「希望君!夏木先生!」不安に襲われる林医師。暗転。
教室には、人質の保護者と夏木教諭、若田学年担任と国本校長(町田正則)が入ってくると、拳銃を手にした希望が、地上の記者に向かって、教室の様子を中継するように言う。夏木先生に、ネットで話し合ったとおり、《生徒の自殺の原因は夏木先生だとマスコミに悪口を流した犯人を暴き出す裁判を始めよう。自分は裁判官で、死刑執行人。自分が処刑する。裁判を始めよう!逆らうとシャットダウン!と、ガソリンタンクの上に火をつけたロウソクを立て、拳銃を突きつけ、脅す希望。記者に、全て放送するように言い、教室のカーテンを開け放す。要求を怯えながら受け入れた夏木は、今まで受けてきた理不尽な保護者の要求を話し始める。
病的な癖上目遣いの表情『”僕”に指図するな~!』と繰り返す、希望のイッテしまったキレタ興奮状態が大きな声、絞り出すような声で、劇場内に張り詰めた空気をかもし出す。出演者の誰よりも逞しい大きな体格の和田圭市だが、教室の端で丸まって見つめる姿は、恐ろしさよりも、孤独感が漂いもの悲しさが伝わってくる。
ただ怯えていた夏木が、決心したように裁判を始め、理不尽な要求、無理解、批判、プライベート干渉と、自分がこれまで受けて来た保護者からの圧力を一気に吐き出ように訴えると、保護者はそれぞれ抗議の言葉を口にする。夏木を養護する若田教諭。混乱する裁判を潤滑に進めようと、一流企業部長の正岡が裁判官を名乗り出る。統括する事になった希望が拳銃を構え見張るなか、イベント会社経営者小堀(大葉健二)が弁護人に、若田が検察官になる。一流企業本部長・正岡(岡本美登)の提案で差し入れ取る事になり、校舎の下で見守る古田刑事(喜多川2tom)に伝えると意味ありげに頷く刑事。
突然、希望が声を上げる。没収した筈の携帯電話で、外部と連絡を取っているものがいるとネットを通し、希望に連絡入ったのだ。『偽装は無しだよ!』の約束を破った村岡の携帯を取り上げ、殴りけりつける希望。
唯一の迫力あるアクションシーン、一瞬だが、和田&岡本の流石の身のこなしに心の中で拍手!!もっとアクションシーンが見たい!と、ひそかに願っていたが・・・
後半は、Part2へ・・・・
縁とは不思議なもの?!思う思わないに関わらず、繋がったり解れたり・・・・訳あってずっと離れていた小劇場の芝居鑑賞だったが、気がついたら磨心頑旗揚げ公演を見ることに・・・
演目は「モンスタールーム~大人たちの放課後~」 人は誰か一人でも自分をわかってくれる人がいればいい・・・
作演出を、井上誠吾氏(千葉ちゃん主宰の空手道場・誠真会館の館主で、そちらのブログからネットでお知り合いになりました。)、企画を、元JACの大葉健二氏、関根大学氏で、この3人が、演劇ユニット『磨心頑(頑張って心を磨く!)』を主宰し旗揚と相成りました。
『 今の大人、今の教育、今の社会を、
痛烈に批判し、且つ、痛快に笑い飛ばし、
人々の希望と絶望、そして還るべき場所、
それらを清濁あわ
悲喜こもごもとした娯楽作品として叩きつけたい!! 』
思いを込めた作品は、今の時代、誰でもが思い当たる題材。教育現場を踏み荒らす保護者たちモンスターペアレンツから、人格に問題がある教師たち、教え子の自殺をマスコミで叩かれ自信喪失の若い教師、息子の自殺で家族も失った医師、それらを、親からの受けた心の傷を抱えネットの中で社会の矛盾を嘆き憂さを晴らす青年がマスコミを巻き込んで小学校を舞台に監禁事件をおこす。現代の問題を、矛盾を、人間の情愛と恐ろしさを描く、内容の濃い作品。 (以下敬称を略)
幕前「本日は第3小学校の授業参観日です。」と、学年担任若田教諭(鈴木一成)登場。観客3人から「気になる事」「好きな言葉」「好きな食べ物」等を聞き、それらの言葉を織り込んだ校歌を即興で歌い退場。
楽しく愉快な”校歌”に、自然に観客も和んで芝居の中へ引き込まれる即興演劇集団フリーク主催者・鈴木一成の技に、拍手!
暗闇に、スポットライトが二つ。生徒を自殺で失い。「死にたい」と呟く夏木先生(真瀬樹里)と、「誰にでも勇気がある。勇気があれば、人は強くなれる。」と、励ます林医師(春田純一)。
再び暗転。林医師が外の騒音に気づき窓を開けると、取材ヘリコプターの爆音。テレビをつけると大田記者(大穂恭平)とアナウンサーの緊迫した声が、元卒業生の立山希望<のぞむ>(和田圭一)が保護者、教員を人質にして、拳銃・ナイフ、そして、ガソリンとライターを手に、立てこもっていると告げる。「希望君!夏木先生!」不安に襲われる林医師。暗転。
教室には、人質の保護者と夏木教諭、若田学年担任と国本校長(町田正則)が入ってくると、拳銃を手にした希望が、地上の記者に向かって、教室の様子を中継するように言う。夏木先生に、ネットで話し合ったとおり、《生徒の自殺の原因は夏木先生だとマスコミに悪口を流した犯人を暴き出す裁判を始めよう。自分は裁判官で、死刑執行人。自分が処刑する。裁判を始めよう!逆らうとシャットダウン!と、ガソリンタンクの上に火をつけたロウソクを立て、拳銃を突きつけ、脅す希望。記者に、全て放送するように言い、教室のカーテンを開け放す。要求を怯えながら受け入れた夏木は、今まで受けてきた理不尽な保護者の要求を話し始める。
病的な癖上目遣いの表情『”僕”に指図するな~!』と繰り返す、希望のイッテしまったキレタ興奮状態が大きな声、絞り出すような声で、劇場内に張り詰めた空気をかもし出す。出演者の誰よりも逞しい大きな体格の和田圭市だが、教室の端で丸まって見つめる姿は、恐ろしさよりも、孤独感が漂いもの悲しさが伝わってくる。
ただ怯えていた夏木が、決心したように裁判を始め、理不尽な要求、無理解、批判、プライベート干渉と、自分がこれまで受けて来た保護者からの圧力を一気に吐き出ように訴えると、保護者はそれぞれ抗議の言葉を口にする。夏木を養護する若田教諭。混乱する裁判を潤滑に進めようと、一流企業部長の正岡が裁判官を名乗り出る。統括する事になった希望が拳銃を構え見張るなか、イベント会社経営者小堀(大葉健二)が弁護人に、若田が検察官になる。一流企業本部長・正岡(岡本美登)の提案で差し入れ取る事になり、校舎の下で見守る古田刑事(喜多川2tom)に伝えると意味ありげに頷く刑事。
突然、希望が声を上げる。没収した筈の携帯電話で、外部と連絡を取っているものがいるとネットを通し、希望に連絡入ったのだ。『偽装は無しだよ!』の約束を破った村岡の携帯を取り上げ、殴りけりつける希望。
唯一の迫力あるアクションシーン、一瞬だが、和田&岡本の流石の身のこなしに心の中で拍手!!もっとアクションシーンが見たい!と、ひそかに願っていたが・・・
後半は、Part2へ・・・・