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煌めき続ける名作、宝物達に感謝して・・・山田太一氏に感謝の花束を

2023-12-03 17:01:26 | Chiba TV 『夢に見た日々』

11月、長く居座っていた夏から、秋が一気に駆け抜けて、あっという間に、冬到来の12月に入ってしまいました。

 

いろいろあってブログ書けずにいた11月でしたが、10月の父と最後の秋田秘湯温泉旅行の記憶をたどっていこうと、書き始めたところに飛び込んできたニュースに、思わず手が止まってしまいました。

 

脚本家、山田太一氏の訃報。沢山の思い入れのある作品たちの作者で、千葉ちゃん主演の大好きなドラマも書かれていました。

 

ニュースで流れたいくつもの名作よりも、自分の中ではいくつかの作品の題名が思い浮かんできます。

 

ドラマではないのですが・・・・

 

「飛ぶ夢をしばらく見ない」

 

細川俊之さんと石田えりさんの映画。小説も読んだが、映画のラストシーン、新宿の落ち葉の舞い散る歩道のシーンが忘れられない。ファンタジーなのだが、もの悲しさがどことなく流れていて、出会った時は、山田太一作品とは思えなかった。不思議な世界で忘れられない作品です。

 

そして、千葉ちゃん出演作品、

 

「深夜にようこそ」

 

アクションを封印した千葉ちゃん意欲作として放送されたドラマ。深夜のコンビニに、新人従業員としてやってきた中年男が、仲間の従業員や、深夜訪れるお客さんを巻き込んで、ひと騒動を起こす。彼の正体は?目的は?主人公の、新人の中年男性従業員が、千葉ちゃん。人間ドラマで魅せる新しい千葉ちゃんの魅力に、毎回ニヤニヤ見てしまった。

 

 

もう一本の千葉ちゃん出演作品。

 

「夢に見た日々」

 

前の2作品は、夢と現実の間で悪戦苦闘する中年男性が主人公だったが、この作品はさらに、夢に破れ現実の自分を受け入れきれない中年男性(というより高齢男性?!)が主人公。それを、ロマンスグレーの千葉ちゃんが、ある時はかっこ良く、またある時は、だらしなく、頼りなく、演じる。あまりのダメさに、脚本に、クレーム入れたとか。容赦なく真っ向勝負の桃井かおりさんに、千葉ちゃんが見せるさまざまな表情は、見どころ満載。自分の中では、千葉ちゃんの(アクション無し)ドラマNo.1とずっと思っている。(ちなみにNo.2は、「足で見る山」&「秋のシナリオ」)ラストの回、二人でお茶を飲むシーン、セリフ表情が忘れられない。ナイーブ千葉ちゃんの見せ場がたっぷり。作品集あとがきに、千葉ちゃんへの感謝の言葉が、綴られているが、この作品を、書いて下さったことに、ただただ、感謝している。

 

沢山の名作があげられる中で、この三作品は、私にとって宝石。いつまでもキラキラ胸の奥で輝きを失うことのない宝物。

 

振り返ると、「思い出つくり」という作品から、ご縁があったことに、今気づいた。遠い昔、青春の思い出。

 

山田太一氏のご冥福をお祈りして、感謝の気持ちを込め、花束を送らせていただきたいと、心から思います。

 

次は、10月の旅行記を。温泉は、やっぱり最高です。

 

 

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