延伸する予定の行き止まりのところで。
中学生と思しき男女が、
お互いの自転車に乗ったまま雨に濡れて話し込んでいる。
走り去る車窓から、その光景を流し見た。
女の子の後ろ髪からは、しずくが落ちそうだった。
男の子の笑顔が女の子にだけ向けられている。
朝早くから待ち合わせたのだろうか、
もうしばらくそこで話していたのだろうか。
これから、どこかに行くのだろうか。
それとも二人、別々の道を行くんだろうか。
微笑ましくて幸せそうで初々しくて、
その光景が強く心に残る。
もう、いい大人になっても。
もういい大人であっても、あんな若い二人のような、
そんな気持ちを共有したいなんて。
馬鹿げてるだろうか間もなく娘が、その子らの年になるというのに。
中学生と思しき男女が、
お互いの自転車に乗ったまま雨に濡れて話し込んでいる。
走り去る車窓から、その光景を流し見た。
女の子の後ろ髪からは、しずくが落ちそうだった。
男の子の笑顔が女の子にだけ向けられている。
朝早くから待ち合わせたのだろうか、
もうしばらくそこで話していたのだろうか。
これから、どこかに行くのだろうか。
それとも二人、別々の道を行くんだろうか。
微笑ましくて幸せそうで初々しくて、
その光景が強く心に残る。
もう、いい大人になっても。
もういい大人であっても、あんな若い二人のような、
そんな気持ちを共有したいなんて。
馬鹿げてるだろうか間もなく娘が、その子らの年になるというのに。