ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

23年1/22(日)純情のアフィリア町田ターミナルプラザ2部(16~)、アベマTVグレート・ムタラストマッチ

2023年01月22日 | アイドル
純情のアフィリアの2月発売の新曲のリリースイベント2部(16~)を見た。
対バンライブで何度か見たが、単独イベントを見るのはかつての石丸電気以来10年以上ぶり(当然メンバーが違う)。

来るたびに思うが町田ターミナルプラザの夕方のイベントには、
なんともいえない哀愁がある。繁華街の端で普通の住宅街とも近いため、喧噪以上に里心が高まる感覚。
アフィリア=特典会の単価がお高いイメージだったがw、枚数に応じて選択肢が用意されていてホッとした。

店には一度も行ったことはないけれども、以前からSNSなどで一方的に親近感のあるメンバーなので、
対バンライブよりさらに近い距離でステージを見て、「おお本物だ」的な感慨があったw 
新曲含め全4曲。円形移動のフォーメーションが多いのが印象に残った。ギターサウンドのとっつきやすさも。

この会場の構造は、どうしても音がこもってしまうのだが、今回はそこらは気にならなかった。
ただ、MC時に音がブツブツ切れてしまいメンバーが気の毒だった。
初の接触は、夏目ベールさんとのお話会(コロナ禍以前のグループアイドルの「個握」に相当)に参加。
町田と相模原の関係について話したw
会場にある商業ビル・ミーナにはダイソーも入っている。
ダイソーで買った和柄のマスクをしていたので、それが話のきっかけになって助かった。
アフィリアメンは皆とっつきやすそうでようござんした。

そして帰路へ。家に着いて思い出したアベマTVのムタのラスト興行の生中継を見ると、ちょうど白使の入場。
タイミングがよかった。今はまだみずがめ座の新月のタイミングなので、
ベール占いにのっとって何か願い事をしよう。若い頃は、今の年齢の自分が、当時とまったく同じように
アイドルとプロレスを見て楽しそうにしているなんて1オングストロームも考えたことはなかった。

四天王プロレスは「見ると確かにものすごいが、積極的には惹かれな」かった。
強くて激しかったものの、うさん臭さや妖しさ・怪しさ・いかがわしさがなかったのが理由。
ゆうべのムタの試合にはそういうのが全部詰まっていた。
ムタ以外のメンツが皆素晴らしかったのも大きい。
キャラづけというと、見る側はその「設定」の些末な箇所にばかり目が行き
齟齬にツッコんでるオレカコイイ合戦になってしまいがちだが肝はそこではない。
設定がアバウトだろうが当初と変わっていようが、トータルで「らしい」かどうかだと思う。

終盤、白使が自分の額で流れる血を手ですくって口に含むシーンがあり、
毒霧として吹くのかなと思ったがそれはせずに終わった(口の周囲が血だらけで絵にはなった)。
赤い毒霧と緑の毒霧が空中で衝突する絵をイメージしたが、とっさに
「やらないほうがいい」と判断したのかも知れない。
スティングのタックルで白使が文字通り吹っ飛ばされるのは、
「あんなの食らったらそりゃダメージ残るわ〜」という説得力を与えているし、
白使は張りのある筋肉で体を鎧っているので危なっかしさがない。

アメリカのプロレスが日本のプヲタに「公にバカにしてもいい対象」と見られることが昔はよくあったが、
要はどこを重視し強調するかの違いでしかないと思う。
アメプロド真ん中のレスラーであろうが、普通に強いだろう。


23年1/22(日)乃木坂46 31stオンラインミート&グリート 池田、弓木

2023年01月22日 | アイドル
22年1/22(日)は、乃木坂46の31枚目のシングルのオンラインミート&グリートに参加。
1部池田瑛紗さん×3枚、3部弓木奈於さん×3枚(初接触)。
まったくタイプの違う二人であり、ミーグリの時間での味わいもまったく異なるが、
両者の魅力をそれぞれ堪能した!
どちらも待ち時間に何を話そうか模索するスタイルで臨んだ。
一番手っ取り早いのは本人のブログ。池田さんは5期生リレーブログの本人の最新回からネタを拾った。
3枚あると余裕が出るので、できる限りゆったり・はっきり発声するのを心がけ、
あわてずに向こうの発言を「受け」てのやり取りができた。

BOMBのグラビアの企画で、池田さんは同じ5期生の小川さんとのペア撮影があり、
その際に小川さんの似顔絵をクーピーペンシルで描画。
「こちらのクーピー魂も触発されましたよ~すごい!」という内容の話をしたw
汚れにくく使いやすい画材としてのクーピーは確かに優秀である。

間をおいたのち、トークに送られてくるメッセージや画像に不思議な魅力をおぼえて
初の接触に臨んだ弓木さんとの時間。
「不思議な魅力」を言語化して伝えよう、と考えた。
弓木さんのモフモフした生地の服と、照明か影のせいかムーディーな雰囲気の室内がマッチし妖しい雰囲気w
しかし本人のキャラはそっち寄りではないのがよき。
はじめましての挨拶ののち、「弓木さんの、狙っていないがにじみ出るあざとさがいいですね~」と
切り出したところ、「ん~そうかな~??」みたいなフワフワしたリアクションがきて何度かラリーし終了w

彼女の場合は、失礼のない範囲でこちらから踏み込むほうがさらに楽しくなりそうだと思ったので、
もう一度ある今シリーズ内での接触チャンスに臨みたい。
どちらの部も、(どのメンバーもそうなんだけど)こちらの名前を呼びかけてくれるのが素直に嬉しかった。

23年1/21(土)AKB大西桃香オンラインお話し会2部(11:15~)

2023年01月21日 | アイドル
AKB大西桃香さんのオンラインお話し会2部×2枚に参加。去年の夏から5回目。
後味がいいし、リアルタイムで楽しいのを自覚できる。今回も例に漏れず。
先日、25歳の彼女が番組で着ていたセーラー服に感銘を受けたのでそれに言及。ひたすら称賛した!

彼女とのお話し会は、「明るく元気に接してもらえるとシンプルに嬉しい」という部分を満たしてくれる。
しかもそこに悪い意味でのプロ感がないのがよい。
絵に描いたような「いいこと」はなくても、楽しそうに接してくれるとこちらも気分が明るくなるもの。
セーラー服はあと10年は大丈夫だと伝えたw

22年12/9(金)櫻坂46ファンイベントBuddies感謝祭2日目(18:30~)

2022年12月09日 | アイドル
22年12/9(金)、日本武道館で櫻坂46 2周年記念イベント、Buddies感謝祭2日目を見た。
楽しかった!!クイズ、トーク、ライブ、全編2時間45分くらい。
メンバーから心底楽しんでいるのが伝わった。これでいいし、こういうのを求めていたのだ。

中高年ドルヲタとして居心地がいいのはやはり日本武道館。
新日本プロレスやYMOやジョーリンターナー期のレインボーをそれ以前に見たが、
ここで見た最初のアイドルは本田美奈子(85年12/7=37年前…)。
今日の櫻坂は、将来「あのときは楽しかった…」になるだろうし、なんならもう懐かしさがあるw

会場の中央部に多角形の大きなステージが設置され、場内のどの方向からも見やすい。
リングより巨大なステージの位置はプロレス興行時のレイアウトに似ていた。
正直、もっと「閉じた」イベントだと思っていた。
しかし全コーナーが充実しており、櫻坂になんらかの興味がある人なら皆楽しめた気がする。
欅坂時代からテレ東日曜深夜の冠番組のナレーションを長く務める青二声優・庄司さんが顔出し司会で
登場し、テレビ歌唱曲衣装別の4チームによるクイズコーナーは、
こういうやつの常・「最後の問題がやたらボーナス得点」ではなかったのが意外w
クイズになっていた、アルバム「As you Know? 」のジャケット撮影の休憩時に
井上と武元がソーラン節を踊っていた話。私の甥が小学校の頃運動会でやっていたので、
「今の子のスタンダードなんだな~」とw

続いて、TAKAHIRO先生による自作振付解説。このイベントの白眉だった。なにしろ先生が熱い。
主に「Nobody's fault」のライブ映像を題材に、たたみかけるように言葉が出てくる。
作り手によるこういうのは、「正解」の強制だと考える人もいるが新作ではないので良いと思う。
「Nobody's fault」での独特の手のサイン(尖塔の型)に込めた意味。
欅坂から地続きでありつつ歌詞の一人称が変わるなどの変化を経て、スカート衣装を活かす振付。
表現技法としてのまばたきetc.... 見る側が時に「おお」などと言いながら見ているものが、
実は精緻に作りこまれていると知れてよき。
そして特に素晴らしく感じたのは、映像の中のメンバーが変わるごとに、
先生が「〇〇はここが良い!!」と言っていたこと。過剰なほど熱いモチベーターに、
具体的にほめられたらそりゃ嬉しいに違いない。
若い女性グループを指導する男性の手法としてはベストだと感じた。ディスカッションする際も
メンバーがノッてきて、自分でも予期しなかったアイデアや解釈が出るかもしれない。
解説を聞きながら感涙にむせぶ田村さんの姿と、照明フェチな森田さんが、
「ステージは毎回初めての気持ちで(=慣れてしまわないように)」と語っていたのが印象に残る。
この「ステージに慣れないように」は、エンタメの演者がしばしば言う、
「一生に一度しか来られない、この公演が最後になる観客もいるのだ
(だからベストのものを提供しなくてはいけない)」にも通じると思った。

自分のように、好きなものについて考えるのが好きな者には大いに参考になるトークコーナーだった。
当初に意図した解釈も、演者や時代や環境の変化で変わることがある。
だからこそ「ライブ」であり、皆で作り上げるものなのだ、という先生の言葉が印象的だった。

続いて、事前に募集していたQ&Aコーナー。
確か最初の人は「ライブごとに表現を変えたりすることはあるか」といったこと
(トークコーナーの締めとも通じるテーマ。天ちゃんは「決めておくと反応がちぐはぐになるので、
その場で感じたようにしている」)。
次は中学の校長先生(!)。
「図書室に櫻坂セレクションとして置きたいので、みんなのおすすめ本を教えて」。
田村さんは湊かなえ「告白」。
これを挙げながら、「以前はミステリーが主だったが、今はほっこりするのがメイン」と言っていた。
この気持ちの変化はわかるw
そして次は、「Q&Aではないけれど、と前置きしたうえで、欅坂ファンとして知り合い、
今日入籍してこのイベントを見にきたカップル」。
Q&Aコーナーは、Buddiesネーム&今日はどの位置にいるかを細かく読むのでスポットが当たり、
メンバーの視線が集中するw このときのメンバーの「キャー」な反応がたいへんほほえましく、
こちらはニヤニヤしながら見守ったw 
ある意味とんでもなく重たい十字架になるがw、このお二人には末永く幸せであってほしい。
こういう、身近な「いい感じ」こそが素晴らしいのだと強く思う昨今。
最後だったろうか、次の質問は「小1でファンになり、今は小6」の女の子。
藤吉さんのファンだというその子の歳月は、自分のような
「大人になって相当経ってからこのグループが出てきてファンになった者の、あまり目立った変化のない歳月」
とは全然違う。落ち込みはしないが衝撃を受けたw 
「アイドルという一種の公共的な存在とその責任」みたいなものを強く感じた。

この後はライブツアーを戦い抜いたペナントというか旗というか、
櫻坂のロゴ入りの掲示用のものをプレゼントする、チケットの半券をくじにしての抽選会。
このときもメンバーの「キャー」な感じがよかった。
メンバーは後半のライブに備えて着替えるために一度退出。
時間を埋めるため、来場者から事前に集めたメッセージからチョイスしたものを、
庄司さんがラジオのDJよろしく読み上げるコーナー。
いかにもアイドル系のイケイケな内容になるのかと思いきや、ラジオ深夜便で読まれるおたよりのような味わい。
「伴侶の死など人生の苦しみから欅・櫻との出会いで救われた」
「息子・娘がファンだったので自分も好きになり、今日は一緒に来ている」といったものが多く、
おそらく特にドルヲタでもなくそれなりの年齢になった人々への、
救済としてのアイドル文化の普及・定着を確信した。オタク文化とされるようなものを、
自分もその中にいるくせにエキセントリックなイメージで見てしまうのだがそれは一面に過ぎないのだ。

そしてイベントのラストは、多角形ステージでのライブコーナー。
今回はスリリングな高所でのパフォーマンスがなく終始安定していたので、要らんスリルがなくてよき。
セットリスト

buddies感謝祭+2日目+セトリ - Bing

Bing のインテリジェント検索機能により、探しているものをより簡単にすばやく見つけられるようになり、リワードも得られます。

Bing

 


木曜のイベント初日は、終演後にメンバーからのお見送りがあったとのこと。
今回は、ドーム公演で新キャプテンに就任した松田さんの口から
「会場のルールでできなくなってしまったので、代わりにもう1曲」となり、
セットリストには含まれていないがラストに「櫻坂の詩」を追加して終了。
振付師自らの解説の直後だから、今回の「Nobody's fault」、それ以外の曲も目を皿のようにして見たw 
どこをとってもメンバーは終始楽しそうだった。円に近い全方位対応のステージは、
フォーメーション移動、前後位置の逆転、センター位置のスライドなどを確かめるのにちょうどよかった。

23年2/15に新曲がリリースされるとの発表もあった。
齋藤冬優花さんの誕生日やないか!
来た全員が全員同じように楽しめたわけではないかも知れないが、最大多数の最大幸福的、
終始いきいきして楽しそうなメンバーの姿を見られたのが最高の収穫。
ツインテールの天ちゃん、最初から最後までテンションが高く笑顔が多かった。
こういうイベントならではのリラックスした雰囲気だった。

TAKAHIRO先生コーナー。

先生とメンバーを見ていると、
解釈したり、アイデアを練ったり、それらを実際の表現に落とし込んだり、
生命を吹き込む作業には、苦しみを上回る愉悦があるのだろうと思う。




22年11/9(水)櫻坂46東京ドーム2日目(18~)

2022年11月09日 | アイドル
(現地でのツイート)
昨日より高い位置だが場所はよき… バックネット裏か。
不協和音最高!

櫻坂2022東京ドーム2日目。
いずれ入る3期生は欅坂46を経ていないので楽曲の正統性を考えると、欅曲は最後のタイミングかも知れない。
「10月のプールに〜」や「砂塵」の名誉回復、イントロで場内がどよめいた「不協和音」の浄化、
欅坂46の苦悩へのリベンジを感じた。

開演前のドーム内で揺れを感じ、確認したら案の定そうだった。
世の「地震に気づかなかった自慢」に負けないぞ!
パフォーマンス中の櫻坂メンバーを乗せてドーム内を横に動く移動式ステージ。
マジックハンドのアームみたいな装置で高くした状態だと、落ちたら死ぬ高度だったので見ていて怖かった。
初日の位置からは虫のように見えた撮影用?のドローンが、2日目の位置だとカラスのようなサイズ感だった
ドームを出て水道橋駅方面に渡る横断歩道で、菅井様写真集の広告の真上の、
NOAH勢のザ・リーヴの広告が心に深く刻まれた。
菅井様はカトル・ラバーバ・ウィナータイプなので、ゼロシステムを搭載した楽曲「不協和音」映えする。
彼女はグループ内では年長者ゆえ姉のように慕われることが多かったけれども
彼女自身は長女・長子ではない。こういうの面白い。
他には長女・長子の天ちゃんが、グループ内だと年少キャラの振る舞いを意識したことなど。
上村さんは日常生活で転倒してヒジを骨折し、ツアーを何箇所か休んでいた。
足腰のダメージではないので、最小限の欠場だけで済んだ。

現在の櫻坂を「アントニオ猪木の黒のショートタイツ」イメージとすると、
欅坂は「日プロ時代のタイツ」だろうから、それで出たら見た者は不思議な感覚に陥る。
実際は、欅坂のほうが「黒のショートタイツ」だと思う。
櫻坂の「条件反射で泣けて来る」から、最初期タンポポの非表題曲やアルバム曲のあの感じを嗅ぎとった。

(新たに加筆)
自分が書いたものは全然レポートになっていないが、それほど「不協和音」が強烈だったということ。
データ面はこちら↓を参照。
【ライブレポート】櫻坂46菅井友香、念願の東京ドームで晴れやかに卒業!“がんばりき”アーチを駆け抜け新たな道へ(写真45枚)

【ライブレポート】櫻坂46菅井友香、念願の東京ドームで晴れやかに卒業!“がんばりき”アーチを駆け抜け新たな道へ(写真45枚)

櫻坂46の全国ツアー「2nd TOUR 2022 "As you know?"」の最終公演が昨日11月9日に東京・東京ドームにて行われ、この公演をもってキャプテンの菅井友香がグループを...

音楽ナタリー

 






22年11/8(火)櫻坂46東京ドーム初日(18~)

2022年11月08日 | アイドル
22年11/8(火)櫻坂46東京ドーム公演初日より帰宅。
思ったよりスムーズに入れたのがまずは何より。明日も行くので今日は少しだけ書くと、
武藤敬司の言う「思い出とケンカしても勝てない」のメソッドを用いた演出の箇所が一番沸いた。
同じ趣旨の投稿をしていたラジオでメールを採用してもらえたのでこちらにも書くと、
要は「バファローズといえば、自分にとっては やっぱり近鉄」なノスタルジー視点の話。

初日はスタンド1階席、3塁側から観覧。
ドローンは小さく見えた。こんな広い中での野球選手のバックホームやホームランのすごさを感じた。
本編~アンコール(欅坂や派生ユニット曲)~菅井様からメンバー1人ずつへの語りかけ~
書き下ろし曲「その日まで」歌唱で終了。この日だけ見ても成立。



22年6/5(日)predia解散ライブ立川ステージガーデン(17~)

2022年06月05日 | アイドル
prediaの解散ライブ(立川ステージガーデン、17~)へ。
全編3時間弱。
「最後だから!!」の力みのない、終始あたたかい雰囲気で満ちたライブ。
まず、メインVo.コンビ以外のメンバーも歌がうまくなっていて驚いた!

Wikiペディアにあるpredia史を見て、
ぱすぽ☆の初台ドアーズワンマンに来ていた彼女たちから
チラシをもらったり、Shibuya AXでチラシをもらったり、
あっとおどろく放送局で番組をやっていたのはもうそんな前なのかと驚いたりした。

初めて行った会場・立川ガーデンステージは、横浜アリーナを
そっくりそのまま小さくしたような形。
立川駅からモノレール沿いに行けばいいのでわかりやすい。
来るまでの道はオサレな雰囲気に満ちていた…

ステージと直角になるが見やすいA席最前列から、
ハロプロファミリー席的な気持ちで観覧。
総ざらい・集大成的な要素は少ないと思えたし、
有名曲でもセットリストに入っていないものがあって、
あれ?解散だよな?と時々錯覚したくらい、
「現時点での、今そこにあるベスト」のように思えた。

舞台上にセットは組まれていたものの、基本的には
強いパフォーマンスで魅せるストロングスタイル。
メインの2人の安心感はもちろん、さっきも言ったが4人のボーカルが
明らかに進歩していて(久々ゆえに気づいたんだと思う)素晴らしかった。

やんないのかな、やってくれたらなと思っていた、
prediaの中で突出して好きな曲「 you slipped away 」、
その後の「Dream Of Love」のたたみかけで昇天した。
you slipped~は、多人数での華々しさが記憶にあるので
現陣営の6人だと少し寂しかったが、とにかくやってくれたのでよき。

解散ライブでprediaの楽曲を長時間まとめて摂取して思ったのは、
洋楽的な装いに振り切らずオサレ要素に逃げず、
かといって演歌ほどにはベタすぎず、
「ムード」や「アダルト」という言葉が似合いつつもそこまでエロスではなく、
さじ加減がとても心地よいということ。
まぎれもなく実力派なのに、楽曲や世界観のおかげか、「原理主義」的な感じが薄く
とっつきやすいこと。これまでにもずっと思っていたけれど、最後にきて新たに実感した。

解散ライブで最も印象に残ったのは、最後にメンバーひとりひとりが語った言葉。
いずれも心底から発せられた真摯さがあった。
特に桜子さんが、
「サイズ、量的な意味では かなわなかったが、夢とは必ずしも
大きな枠を埋めることではない、だとすれば私の夢は かなえられた」
といったニュアンスで語っていて(そっくりこう言ったわけではない。
勘違いがあったら失礼)、アイドルちゃんはここを肝に銘じてほしいと思った。

とにかく全員素敵なことを言っていたが(←乱暴)、
それぞれの立場で葛藤、苦悩、克服、受容があったのが伝わってきた。
おそらくメンバーも、prediaのこの環境あればこそだったのだろう。素晴らしきプラチナム……

最後に歌ったのが「カーテンコール」なのはよかった。
この曲を出されたら終わるしかないし、終われる。
ズルズルと未練のダブルアンコールにならない。
集大成・総決算・決戦というよりも、
「prediaの日常のひとつが終わり、prediaも今回で終わる」という感じだった。
本当におつかれさまでした。


20年12/8(火)櫻坂デビュー前夜カウントダウンライブビューイングMovix橋本(19:30~)

2020年12月08日 | アイドル
櫻坂46デビューカウントダウンライブビューイング(19:30〜、Movix橋本)より帰宅。
まとまった時間のパフォーマンスを初めて目にした櫻坂からは、
ZERO-ONE旗揚げ戦のリングに揃った群雄が混沌のドサクサでうまいことしようとする流れに抗って三沢が言った、
「お前らの思う通りにはしねえよ、絶対」を感じた。
破壊、革新、不安定さよりも、腰を据えてじっくりやっていきたい感じ。
メンバーの複数が末永くよろしく的なニュアンスのことを言っていて、
単なるリップサービス以上のものを感じた。
どうしようもないことに左右されてしまうのはもう嫌だ、みたいな共通認識があるのだと思う。

一新されたOvertureは、欅坂より「最初からカッコよくしよう」と作った感があった。
プロ野球の勝ちパターンのリリーフ投手の登場シーンでぜひ使っていただきたい!
櫻坂の歌詞には「どうせ感」をみてちょっと心が曇ったが、
「でもそればっかりじゃねえからな」という部分もあり、そこに救いをみた。
「ブルームーンキス」での森田のセリフや森田×理佐の絡みシーンは、客がいるライブだったら、
みんな盛りのついた猫のように爆沸きするのだろうw 
今のところ櫻坂の曲は音像が硬質で澄んでいて欅坂を継承した印象ではあるものの、
破壊衝動の要素は丸くなったと思う。
櫻坂は、「笑わないアイドル」という呼ばれ方はしないだろう。
今回見たライブでは、メンバー皆、純度の高い喜びにあふれていた。この感じで、長く活動してほしい。

メンバーの一人語りシーン。
客入りライブだと退屈する奴が出たはずで、内向きに没入しやすいライブビューイングならではだった。
ライブやコンサートを会場で味わうのと、ライブビューイングや映画を見るのとでは、
使う脳の箇所が違うのだと思う。自分は後者寄りの脳の使い方のほうが楽だ。
予備知識なしで見たら、ペーちゃんが欅坂オリメンとしてのキャリアを持っているとは思えないフレッシュさだったw

今回、映画館でライブ中継映像を見ながら、自分は「映画」よりも「映画館」が好きなんだな、
家だととても見ていられない作品でも、映画館でなら集中しまくれるなぁ、などとも思った。
櫻坂デビューカウントダウンライブを見た限りでは、理佐がグループにおける母のようだった。

20年10/13(火)欅坂46 無観客配信「THE LAST LIVE」2日目(18:30~)

2020年10月13日 | アイドル
欅坂46のラストライブ2日間の尾関が凛々しい……

欅坂46 THE LAST LIVE2日目、リアルラスト回、終了。アンコールなし全15曲。
開演前までは昨日同様に回顧映像など。
「みんながみんな両日見るわけじゃないから」という配慮もあるのか、始まり方はおおよそゆうべと同じ。
「私たちが、欅坂46だ。」の文字からのOvertureにタカまった。

本編スタートはだいたい18:35から。
グループにかかわったあらゆる人の名前を散りばめたであろうエンドタイトル
(卒メンの名前が全員載っていなかったのはアレかも知れない)終了は20:15過ぎ頃。

危なっかしい計画
手を繋いで帰ろうか?
二人セゾン
太陽は見上げる人を選ばない
制服と太陽
世界には愛しかない
コンセントレーション
Deadline
10月のプールに飛び込んだ
砂塵
風に吹かれても
アンビバレント
ガラスを割れ!
誰がその鐘を鳴らすのか?
サイレントマジョリティー

初日の1曲目がサイマジョだったので、回帰して終わった形か。

2日間通してオープニングに登場した洋館の門扉は、本編がすべて終わったあとの新章への伏線になっていた。
両日見ての感想は、
「どちらか1日しか見られないのであれば初日」。
ただ、順序を入れ替えたら成立しづらいので、陰の要素がより少ない2日目の必然性はものすごくあった。
書き忘れていたけど、欅坂46のラストライブの洋館の門扉。
櫻坂お披露目のとき、そこには桜が咲き乱れていた。

初日は曲間に1期メンの過去振り返りソロスポットコーナーがあり、そこで取り上げられなかった人は
2日目に持ち越されていた。
今日は小池→原田→尾関→旧2期生→守屋→菅井の順。
マンガの最終回の最後のほうで、過去の名シーンの切り張りがあるあの感じ。
もう一度エンドタイトルを見る機会がもしあれば、自分の認識が違っているかもしれないので、
卒メンクレジットの件は保留しておこう。

MCなしで突っ走った初日に対し、より「集大成」度が高い今日は節目で菅井様がスピーチ。
彼女はポンコツのように言われもするが人に対し穏やかで、自分の言葉を持っているので人の心に届くのだ。
最後の場なのに無観客・有料配信とは、このご時世で仕方ない措置だと皆想定しているはずだが、
あんまりよろしくない作為に、あえての不作為が圧倒されてしまうことが多いアイドルのライブで、
世界観が重要なタイプの演者にはフィットした方法だと思った。

ほぼゼロから始めたほうが多い人たちの表現をここまで引き上げてしまう力こそが、
紛れもなく大メジャーの証・底力とも思った。
ビデオを見てアイドルのダンスをコピーするのまではできても、
本人たちの凛とした感じを出すのは難しいはず。そこに指導の魔術があるかないか、なのだと思う。

サイレントマジョリティーに始まり、サイレントマジョリティーで終わった2日間
長いエンドタイトル中ずっと頭を下げていたメンバーの腰が心配になったりしたw
欅坂46としての全ステージが終わると、しばしの闇から鼓動が聞こえ、開いたドアから白い影が入ってきた。
やるかな、いやまだだろうと思っていた櫻坂46のお披露目。
仮面ライダーBLACKがRXになったようなものなので基本は同じだが、
マジンガーZ→グレートマジンガー的な高揚があった。
櫻坂46ファーストシングル「Nobody's fault」。
森田センター、白だから清純なほうにいくのかと思ったら、中原中也の詩集のタイトルみたいな口調の歌詞、
「フライングゲット」みたいなメロディで、欅坂よりガラが悪くなっとるw

櫻坂は欅坂のイメージからさほど逸脱してはいないが、やや泥臭く歌謡寄りブルージーな印象。
1曲だけで決めつけるのは早いけど。アイドル曲で「唾を吐く」という歌詞は一度も使われないのが普通だが、
欅坂〜櫻坂で複数回目。秋元のなんらかのフェティシズムか。

欅坂46終焉で区切りをつける人も、櫻坂で新たに歩み始める人にも、幸多からんことを!
終始記憶を噛みしめるような表情だった佐藤詩織さん、これまでありがとうございました。

欅坂46ラストは、無観客の広い空間を存分に活かし、ライティングや映像投影技術もふんだんに使い、
誰もいないからこそ広がるイメージが良かった。
何もない=すべてがあり得るみたいなこと。大観衆の熱気は足りなかったかも知れないが、要らぬストレスもない。
「アンビバレント」の千手観音〜次々倒れるムーブとその部分の歌メロ大好きマンなので、
それがもう上書き更新されないのは寂しいw


20年10/12(月)欅坂46 無観客配信「THE LAST LIVE」1日目(18:30~)

2020年10月12日 | アイドル
欅坂46 無観客配信「THE LAST LIVE」1日目終了。
18:30を数分過ぎて始まり、全17曲。
MCなしでソリッドだったので、2時間いかない公演時間にも物足りなさは一切なし。
初日が「静」、2日目が「動」と聞いていたのでそういうイメージで臨んだが、
いい意味で看板に偽りありだった。

サイレントマジョリティー
大人は信じてくれない
エキセントリック
語るなら未来を…
月曜日の朝、スカートを切られた
Student Dance
カレイドスコープ
渋谷川
I'm Out
Nobody
東京タワーはどこから見える?
避雷針
不協和音
キミガイナイ
君をもう探さない
もう森へ帰ろうか?
黒い羊

フィギュアスケートっぽい構造のアリーナが会場(代々木第一体育館)。
観客はいないので床面をベタッと広く使っていた。
実物で組んだ日常性あるセットと、ライティングや映像を使った非日常空間を切り替えながら進行。
ここらへんは、7月からの配信ライブのノウハウが活かされていた気がする。
完全に頭から抜けていたが、
当初は、代々木第一体育館で観客数を少なく制限して開催するはずだったんだから、
客を入れずに同じ会場でやっているだけなんだな。フィギュアの会場の構造なのは、
実際そうなんだから当然である。

基本は生ボーカルだったと思う。TVで歌声を聞く機会の少ないメンバーの声が聞けた。
曲間に一期メン(土生、理佐、上村、齋藤、佐藤、ぺー、小林)の
これまで&人物像が出た動画が一人ずつインサート。
ゼットンに倒されゾフィーと対話するウルトラマンな趣があった。残りの一期は明日か。

構成の妙もあってダレることがなく、あっという間に終わってしまった。
アイドルは素の人間味が垣間見えてこその仕事とは思いつつ、
欅坂46から「作品世界の構成要素に徹する姿勢から生じる美」を自分は感じていて、
それが気迫、凄みとして伝わってくるのだと思う。
配信ライブで温存されていたサイマジョを最初に披露したところで
「もったいぶらない」というメッセージを受け取った。
それを如実に感じたのは、明日、待ってましたな場面で出すと予想していた「不協和音」を、
今日、イニングで言えば6、7回で投入したとき。
3度の「僕は嫌だ」はすべて素晴らしかった。160キロの直球のようだった。
1日目は、かつて平手が担った役目を代わった小林が、
焦燥や苛立ちや孤独や赦しを秘めて表現した「黒い羊」で終了。
床面は、降ってきた無数の赤い花びらで満たされていた。明日は、この続きなのかそうではないのか。

勝手な思い入れやイメージを受け入れる余地の大きさに惹かれてきた欅坂46は、明日で終わる。楽しみにしている。

演者と観客による生の一体感は素晴らしいのだが、演劇的要素と沸き至上主義は時に相性が悪いことがある。
欅坂46のラストが無観客&有料配信なのは、結果オーライの極致だったと思う。

欅坂のライブでは歌詞のテロップも出る。
それを見ていると、いくら秋元とはいえさすがに「散文やセリフを歌に乗せている」のではなく、
ちゃんと「歌詞」だと思える。
耳で聞くものとして親しんでいるものを、改めて文字で認識しなおすと印象が全然違うので面白い。