ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

22年6/5(日)predia解散ライブ立川ステージガーデン(17~)

2022年06月05日 | アイドル
prediaの解散ライブ(立川ステージガーデン、17~)へ。
全編3時間弱。
「最後だから!!」の力みのない、終始あたたかい雰囲気で満ちたライブ。
まず、メインVo.コンビ以外のメンバーも歌がうまくなっていて驚いた!

Wikiペディアにあるpredia史を見て、
ぱすぽ☆の初台ドアーズワンマンに来ていた彼女たちから
チラシをもらったり、Shibuya AXでチラシをもらったり、
あっとおどろく放送局で番組をやっていたのはもうそんな前なのかと驚いたりした。

初めて行った会場・立川ガーデンステージは、横浜アリーナを
そっくりそのまま小さくしたような形。
立川駅からモノレール沿いに行けばいいのでわかりやすい。
来るまでの道はオサレな雰囲気に満ちていた…

ステージと直角になるが見やすいA席最前列から、
ハロプロファミリー席的な気持ちで観覧。
総ざらい・集大成的な要素は少ないと思えたし、
有名曲でもセットリストに入っていないものがあって、
あれ?解散だよな?と時々錯覚したくらい、
「現時点での、今そこにあるベスト」のように思えた。

舞台上にセットは組まれていたものの、基本的には
強いパフォーマンスで魅せるストロングスタイル。
メインの2人の安心感はもちろん、さっきも言ったが4人のボーカルが
明らかに進歩していて(久々ゆえに気づいたんだと思う)素晴らしかった。

やんないのかな、やってくれたらなと思っていた、
prediaの中で突出して好きな曲「 you slipped away 」、
その後の「Dream Of Love」のたたみかけで昇天した。
you slipped~は、多人数での華々しさが記憶にあるので
現陣営の6人だと少し寂しかったが、とにかくやってくれたのでよき。

解散ライブでprediaの楽曲を長時間まとめて摂取して思ったのは、
洋楽的な装いに振り切らずオサレ要素に逃げず、
かといって演歌ほどにはベタすぎず、
「ムード」や「アダルト」という言葉が似合いつつもそこまでエロスではなく、
さじ加減がとても心地よいということ。
まぎれもなく実力派なのに、楽曲や世界観のおかげか、「原理主義」的な感じが薄く
とっつきやすいこと。これまでにもずっと思っていたけれど、最後にきて新たに実感した。

解散ライブで最も印象に残ったのは、最後にメンバーひとりひとりが語った言葉。
いずれも心底から発せられた真摯さがあった。
特に桜子さんが、
「サイズ、量的な意味では かなわなかったが、夢とは必ずしも
大きな枠を埋めることではない、だとすれば私の夢は かなえられた」
といったニュアンスで語っていて(そっくりこう言ったわけではない。
勘違いがあったら失礼)、アイドルちゃんはここを肝に銘じてほしいと思った。

とにかく全員素敵なことを言っていたが(←乱暴)、
それぞれの立場で葛藤、苦悩、克服、受容があったのが伝わってきた。
おそらくメンバーも、prediaのこの環境あればこそだったのだろう。素晴らしきプラチナム……

最後に歌ったのが「カーテンコール」なのはよかった。
この曲を出されたら終わるしかないし、終われる。
ズルズルと未練のダブルアンコールにならない。
集大成・総決算・決戦というよりも、
「prediaの日常のひとつが終わり、prediaも今回で終わる」という感じだった。
本当におつかれさまでした。